風の音パンフルート製作工房

浅い軽やかな音・心に沁みる奥深い音を自然の素材から自在に引き出します。パンフルート販売・修理・見学受付け中。

panflute息の中心はどこへ向かう?

2011-12-16 | 音の出しかた研究

     

                     クロチク                   黒竹のパンフルート

パンフルート製作販売・音あわせ吹きかた研究教室のパンフルート工房香原(こうはら)です。

パンフルートの音は両唇で絞り込んで作ったビームを管向かい側のエッジにぶつけることで発生いたします。

みなさんはエッジのどの位置にビームの中心を持ってきておられるでしょうか。

ほとんどの方が向かい側かべを切り込んである角にぶつけておられるとおもいます。

私もつい最近までそれが常識だと思いなんの疑いもなく角にぶつけるイメージで吹いていましたが、壱越(いちこつ)

さんのブログ内で勉強させてもらった「空気柱の振動」論で今の私のビームの位置を検証した結果私は以前から角には

ぶつけず2~3ミリ下のカベにぶつけてパンフルートの音をだしていました。

それでも音は鳴ります。

エッジ角に当てる音が細く繊細だとすれば角数ミリ下のカベに当てる音は骨太の堂々とした音として出てきます。

私の演奏の音が重く感じていたのはこのせいかもしれません。

軽やかな音と重厚な音と自由に使いこなせたらよいですね、私も研究を続けます。

パンフルート購入・修理・吹きかたの問い合せは082-894-0854またはxiaxi@go8.enjoy.ne.jpまでどうぞ。

広島パンフルート愛好会へもどうぞ。nakamura@an-pan.org.vcf