湿度の多い空気中ではパンフルート管の組織は膨張して膨らみます。
さて、音程はどう変わっていくでしょうか?
自然の物質である竹や木でできているパンフルートにとって冬の乾燥した空気と夏の湿潤な
季節は、空気中の湿気の違いにより大きく音程が変わって来ます。
一般的に空気が乾燥すると高くなり湿潤だと音程は低くなると思われがちですが、実は逆の
現象となります。
パンフルート管の立場になってみれば乾燥すれば収縮して管内の体積は広がり増えます。
夏の湿潤だと管は湿気を吸い込みふやけて膨張いたします。
管内体積で音程が変わって来ますので、体積が広がれば低くなり狭くなれば音程は上がり
ます。
梅雨時期パンフルートの音程は高くなるが正解です。
梅雨に入ってまだパンフルートの調律をされていない方は早急に行いましょう。
風の音パンフルート制作工房 広島市安芸区上瀬野町205(国道2号線沿い)
連絡先 080-5235-7664 082-894-0854 panfrute@yahoo.co.jp 香原良彦まで