風の音パンフルート製作工房

浅い軽やかな音・心に沁みる奥深い音を自然の素材から自在に引き出します。パンフルート販売・修理・見学受付け中。

panflute下あご動かせて音をコントロール

2011-12-13 | 音の出しかた研究

     

                   メダケの竹林                  メダケのパンフルート

パンフルート製作販売・音あわせ吹きかた研究教室の「パンフルート工房」香原(こうはら)です。

パンフルートで息を吹き出して作るビームを上下させるには下あごを前後させて方向を操ります。

顎を突き出すとビームは上向きになり、引っ込めると上唇が被いかぶさるようになりビームは下向きになります。

なぜビームを上下させる奏法の話を延々と続けるかというと音の高低を自由にコントロールできるからです。

音の高低をコントロールする方法は3つあります。

1、楽器の構え角度を変えることで高低を変化させる。(基本動作で学びました)

2、ビームを上下させることで高低をコントロール。(半音ぐらいの範囲で上下します)

3、唇の緊張を解いたり強めたりする。(上級のテクニックです)

パンフルートは管の底にミツロウをつめたり掻きだしたりして調律をおこないますが、一度あわせたら不変というもの

ではありません。日本のような四季の気候の変化が大きいところではパンフルートの音は1年中変化し続けています。

特に夏と冬との両極では音程の差は大きくミツロウでの調律を行なったほうが確実に対応できますが、その途中での

対応は上記の方法で一時的に合わせることができます。

グループ合奏のときなどで音程を上下させる必要に迫られたときこれらの方法を試してみてください。

パンフルート購入・修理・吹きかたの問い合せは082-894-0854またはxiaxi@go8.enjoy.ne.jpまでどうぞ。

広島パンフルート愛好会へもどうぞ。nakamura@an-pan.org.vcf