庭先の黒竹(クロチク) 黒竹のパンフルート
パンフルート製作販売・音あわせ吹きかた研究教室のパンフルート工房香原(こうはら)です。
パンフルートの演奏で半音を正確に出すのは難しいものです。
パンフルートでの音程の決め方は固定されたものはなく各人の感覚でしか解決の方法はないからです。
すべて曖昧でファジーの世界です、だからこそその人の今の力量とか感情とか性格とかがすべておとに含まれて出て
くるのです。パンフルートはひ楽器の中でいちばん感情の伝わる楽器でしょうね。
9月13日記事の「管を半分塞ぐ」方法での半音の出しかたは下唇で管を半分塞いで半音下げる方法でした。
今回紹介する下あごを引いて半音下げる方法は上唇で管を半分ふさぐ応用バージョンです。
下あごを前後させておとを変化させる奏法の中であごを引くと自然と上唇が前にでるかたちになり、上唇が管を半分
ふさいで半音下げる形が自然とできあがるのです。
この場合気をつけなくてはならないのはビームが管底方向に深く吹き込まれる傾向にありますのでビームをすこし
上げる方向で半音を解決してください。
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