メダケのパンフルート 工房付近風景
パンフルート製作販売・音あわせ吹きかた研究教室の香原です。
パンフルートを演奏するときまず最初の課題は楽器の持ちかたと角度の問題であります。
構えは右手で楽器の低音部分を支え左手を高音部分に沿え(右上がりの場合は逆)楽器を安定させます。
構えで大切なのは手と楽器が一体となって音管の移動に対処できるようになることです。
次に構えた状態で楽器を体方向に近づけ歌口を下唇に沿わせます。その時楽器は人間の縦軸に対してどのくらい傾いて
いるでしょうか確認ください。ここでは正確な測定を求めるものではありませんが、下唇を起点に楽器の底部分を移動
させ(管の側面が顎につく0度から45度と思える付近まで大きく動かして)自分の角度を確認ください。
いままで私が見てきたなかでは20度ぐらい傾けて構える人が多かったです。
構え角度は人が音をだす目的で行動をおこしたビーム(空気のかたまり)を最初に受け止めるところの面の角度であり
これから立ち上がる音の性質を決定づけるきわめて重要な要素であります。
「たかが構え角度がどうであろうと」と軽くとらえないでください。
10年以上パンフルートを吹かれてもう固定している方でもぜひ構え角度を見直して研究してみてください。
次回より先人の例、わたしの持論などを展開して行きます。
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