光年・千年

纏わりつくが、纏まらないおはなし、日記ふう。

シャガの花を高尾山で見たころ

2010-04-21 19:01:00 | 植物・花(春)
  シャガの花は、あるところにはあって、これは場所の指定で、あるかないかということではな
い。で、もう目と鼻の先にこの花が咲く、そうゆう場所があって、これも見つけるまでには時間
がかかった。でも、シャガもあるときは、一網打尽でもないけれど、刈られるときがあって、も
ったいないという思いと、さぞかし花も無念だろうと思い込みをしたりする。で、あっさりと、
そうゆうことも必要なのでといわれると、こちらとしては、そうですか、という気になる。そう
ゆうことはさて置いて、
  そのシャガの花は小さいが一部咲いている。もう少し、シャガの花は出てくると思うが、こと
しは季節というか、雪の影響がどうでるか、わからない。でも、シャガの花は、毎年出る。そう
ゆうものだから、ことしも程ほどに出るだろうと思ったりもする。シャガの見事な、集団というか、
群生するところというのは、知らない。

  花とか、気になるのは、よっぽど花が好きという人以外は、なかなか花花というわけにいかな
いところがあるようで、これは個人的な意見のようだ。花、それから虫、というのは、大体子供のと
きにそれに接する。もう少し大きくなると、特に虫は嫌とかいう人が多くなるのは、わからない気もし
ない。私も、好き嫌いというより見たくもないという虫を知っていて、それが出る。これは食べ物が
あると出るし、年がら年中いる。踏ん付けたりする。無残である。
  花と来て、次に虫で、後は風があって、最後は月かどうか、これはあまりに世間離れしてい
る感覚かも知れない。誰が花鳥と来て、後に風月を付けたのか。そうゆう問題ではないだろう。な
んだか、このことに付いて触れるのも、おかしなものだが。大体次元の違う話しだろう。優雅で
高貴というものが、関係しているか。

  シャガの花、というのは知らないで、それで昔は高尾山も登った。これは東京都の高尾山で、
たしか当時もケーブルもリフトのようなものもあって、こちらの乗り物というと、乗ったことはな
い。乗る必要がなかった。でも、奥多摩の御嶽のケーブルというのは、その後に大岳山を登る予定
にしていて、乗ったことがある。たくさんのお客さんがいた。それくらいしか覚えていない。
  筑波のって筑波山だが、これのケーブルも乗ったことがある。これは下りである。どうゆうこと
か、気乗りしないでいったもので、上に着いたが下るというのが、大層難儀に思えて、考えるに人
の気持ちというのは、萎えてしまうと山を下るのも大変に思えて、その後、これは低山とか、丘陵と
かというレベルで、いってみると素人の方でも安全です、というお墨付きのところでも、登るはやさ
しく、下るのがむつかしいというのを思い知らされた。下るというのは、大変なことなのである。
余計に体力がいって、これは老化とかも似ている。

  それで、まずは高尾山の琵琶滝コースというのがあったはずだが、そこはなかなか面白い植物
がありそうで、しかし、滝があるくらいで、沢の地帯で、ここは日当たりは悪く、なかなか、ある意味
大変。光が足らない。そうゆう意味で、ここの植物は未知なるままで残っていたのかも。つまり、カメ
さんも暗くては役に立たないというわけ、帰ってきて惜しいとか思うものが多かった。
  でその辺りにももうシャガの花は季節がぴったり合えば、咲いていただろう。でも私が見たの
は、高尾の頂上へゆくところでなく、途中で山腹をほぼ登ることも降りることもなく、高低差のない、
そうゆう歩くコースのようで、そこに初めて、白いが、ちょっとしゃれた黄色い色やら、青色を見た
ような気がする。これは誰が見てもきれいだ、美しいという色だと思う。花が大きいし、と思う。
高尾のそれは小さいという感じはなかった。いってみると、例えば、アヤメの花よりは小さいが、
それに似ている大きさがあると思った。それくらいだと、誰の目にも飛び込んできて、より小さい高
尾特有のスミレとかは、見つからないが、また採取も持ち帰ることも出来ませんとかいう看板もあった
が、そうゆうものでもないようなで、そのシャガの群落を見て、これは美しく、またここに来よう
と思うくらいの魅力のあるものに思えた。
  そうゆうことがその後何度あったか。で、シャガの花というと、なかなか都会では見つからな
いもので、それは事実のようであった。

  結局、シャガの花というのは、あるときまで、高尾山以外で見たことはないような気がしたが、
その後時間がたって、さて花でも見ないとと思うころ、この辺りにもそのシャガの花が小さいがあっ
て、少し驚いた。小さいというのが少し引っかかる。もう少し大きい、シャガの花が見たいとか思う
のも当然だけど、特にそれがないと困るものでもないので、結局残ったのは、この季節、シャガの花が
咲く、という記憶だが、それがよみがえって、また花も見つけることが出来た。





  うまく、日が当たって、でも、この花は、少し弱い程度の光がちょうど
  いいようだ。




  少し奥まったところで。




  少し大きく。
  小さい、花が少しだけ出て来た、というところ。




  今の時期というと、八重のヤマブキというのもあるのかも知れない。
  八重のヤマブキは少し遅れるようで、で、ここのヤマブキは、小さく
  なってしまった。惜しい。



 
  ユキヤナギは、緑色になって、それでこれも花とはお別れ。



 
  これからは、こちらを見てくれ、というように、巨大なカエデの木は、
  若葉を鮮やかに誇らしげに拡げた。




  浅いというか、黄緑のすがすがしさと、後は花の赤い色がいかにも春ら
  しい。最近は聞かない、フィトンチッド、という言葉を思い出させても
  くれる瞬間でもある。



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