光年・千年

纏わりつくが、纏まらないおはなし、日記ふう。

もたつく春、星空、花の色

2010-03-31 19:13:14 | 植物・花(春)
  今は暖かい、という感じがあって、でも電気ヒータをつけていて、それも結構強力な状態に
ある。これで、750Wという電気量を消費しているかと思うと、頭も痛くなる。春はいよいよ
中盤、明日は4月、でもお天気は、さらに気温が上がって春らしくなる。そうゆうことだ。なんだ
か、正月から早春といい、初春だの、それから、なんだっけ、適度な春の暖かさは、冬のそれと
変わらず、春の修飾語ももう出てこない。春はどこにあるのかわからないまま、4月が来る。頭の
中で、4月だが、実際は2月くらいの感じ。一体、本当に春はどこにいったか、程ほどの春が冬に
感じられ、それで春だといわれても寒い。この感じ、寒がり症、ということか。

  でも、植物のあるものは、春を感じて、もう咲こうとする。桜、桜は何を感じて咲くのだろ
うか、梅の花の咲く時期は、この冬の寒さに比較して、早すぎると思う。2月の終りに、あの寒さ
で梅の花は咲いた。おかしい。もっと昔だと咲かないだろう。昔は3月の終りに梅が咲き、彼岸
桜も咲いて、それからしばらくして、花見の桜は咲いたと思う。ソメイヨシノ。この花、
温暖化に顕著に反応している。恐らく、その反対のものがあってしかるべきだが、大体菜の花と
かもあまりに見ないし、恐らくこの感じだと、そうゆう黄色い花々に畑が包まれるという恒例
の春の催しはないだろう。
  菜の花、ないことはない、でも非常に少なく感じる。春のもたつきでいうと、例えばようや
く、黄色い花である、レンギョウの花は咲いている。でも、その濃い黄色の鮮やかさというの
はないようで、感じなく、時機を逸したという、植物の残念さがあり、また同じく黄色い花を
咲かせる、サンシュユの花も、大して勢いはない。このままズルズルと遅い、もたつく春は続き
そうで、圧倒的な、長い冬からのようやくの開放感というもの、それを黄色い花や、その外の花々
で感じることは出来なさそうな感じが強い。

  きのう、ずっと晴れているようで、それもある時間が過ぎて、窓から向こうをのぞくと、金星
が見えた。宵の時間の金星で、宵の明星でもある。この金星は、もっと早くから見えているはず
で、ちょうど地球から見て、太陽の向こう側から、左側にはみ出して来た、ということで宵の、
夕方の、西の空に見える。その反対が、明けの明星。この先太陽の左側に見えている、金星は公転を
続けて、段々と地球に接近し、地球と太陽の間に入るように、その位置を変えてゆく。もっとも
金星が太陽から離れるという位置がある。これは金星が円軌道を描くと仮定して、金星の離心率は
小さく円で近似出来る。ちょうど、その軌道の接線方向が、地球の方向を向くときで、これは、
ちょうど、太陽と、金星と、地球が直角三角形を作る、そうゆう位置関係でもある。円に内接する
三角形でその一辺が円の中心を通る場合、その円弧側の角の角度はいつも、90度であるが、
それに似て非なるもので、まったくこの例になるかと思った。間違えそうなった。まったく、
小学校で習うそうゆうことが、ここで役に立つ。

  今は、金星の動きは、ちょうど円運動を真横から見ていると考えてよいはずで、その太陽
からの見かけの位置は、ちょうど正弦関数の振幅に当たるわけで、これまた面白くもおかしく
もないが、ちょうど太陽の真後ろにある、そうゆう金星の一日の移動角度が大きく、それゆえちょう
ど、春分を迎えた太陽と同じように、その位置をもっとも激しく変える。あっという間に、太陽
は春分点を離れてゆくように、金星も太陽から離れてゆくように見えて、それゆえ、もう結構
遅いという宵の時間、西の空に地平近くに、金星は見えていた。
  これからどんどん、金星は太陽から離れて、やがてまだ明るいという夕空に一番星として
見えてくる。暖かくなる季節であるから、これを探すのは苦ではなく、目の健康にもこの星
を探すのはいいようだ。
  この金星をきのう、建物の中から撮っていて、一眼だとその明かりで、うまく合焦した。
こうゆうことが出来るのは、例えばそれが木星であったりも、するだろう。でも、どうかな。
水星は恐らくどこにあるか、その存在さえわからない。火星も今は見えているが、恐らく暗く
て、カメさんは存在を認めないのではないか。ここに来て、少し暖かみのある空気の中で、星空
を眺めるのは楽しいようにも思えてきて、もっと踏み出せば、それこそもっとも簡単な、星空
の撮影方法である、三脚と一眼で、ホイというのもやってみたくなるが、
  それには最近、よくいわれる高感度でもノイズの出ない撮像素子を積んだ、ミニカメという
のも使ってみたいとか思うのは人情だろう。あー、夢のような話しだ。外は今日は、今は雨。暖
かさは少しあって南の風が強く、雨が降っている。



  同じような花で、また植物であって、色の濃いものも出てくる。それと、新芽、これは
見ていて、少しだけウキウキもする。いくつかの、木々の様子、草花の様子。





  二色か、それ以上というか、その二色が縞々で出る、というツバキは
  いったいに一本の木かという疑問がそのままであって、それをはっきり
  させようと思う、気持ちもある。




  この日の当たる、木、というのが、二色ツバキの木なのだけど、やっぱ
  りなんだかはっきりとしないかなー。




  鈍い、そうゆう空の色というのもあった。で、辺りの様子を撮っていると
  例えばこれはいつも出る、ある門であるが、何とその向こうに太陽の暈、
  ハロが写っていて、これはいいかも知れない。




  同じく、田んぼの様子を見ていて、空には、暈、ハロがあった。これは
  冬でもあって、春らしい色具合である。




  赤いアネモネ、は本当に赤く写る。



 
  一つぽつんとある。




  バラの新芽。この葉の色も、目を引く。




  もう一枚。赤いバラの咲く、赤い葉。




  一度出た、チューリップ。うまく咲いていた。




  これも一本。これだけ、春が来ている。その横に小さい蕾もあるが。
  これを見ていると一遍に春が来たという印象を受ける。



梅は終わって、ユキヤナギは続く。

2010-03-31 16:20:01 | 植物・花(春)
  朝は、0℃辺りの寒さで、その後風が出て来て、
  午前中、一気に気温が上がったようである。
  空気の入れ替えがあったようだ。
  こうなると、やはり少しだけ、暖かさも感じられる。
  おつむの程度というか、能天気さも増すような感じも
  する。そうゆうときがあっていいが、いつもそうだと
  これは困る。

  何ごともほどほど。

  梅の花は、もうほとんど終わり。終わっていると思う。
  それに似た、バラ科の木々に似た花は付いているが。
  ユキヤナギは、ゆっくりと花を開いていて、
  まだまだこの先もその白い細かい花の様子を
  見ることが出来るようで、いったいに
  満開というのがあるのか、心配にもなる。





  地面も水も、花も凍ったという朝。その朝に、梅の花に日は当たって
  もう凍り付く寒さはそこにはなかった。梅かどうか、怪しい花であるが。




  もう少し早いと、この花も薄く凍っていたかもと思ったりも出来る。




  奥の枝の花の様子。




  朝日が当たるところと、そうでないところがある、ユキヤナギ。




  花と蕾の、詳細な様子。




  いかにも美しい。




  向こう側にある花は白い雪のように、ホンワリと輝いて、まるで
  小さな白いライトである。




  トリミング、している。同じところが、重なって出てしまった。
  一番美しいというところ、というのは同じ場所になってしまうようだ。



晴れ、寒さ、宵の明星

2010-03-31 06:47:47 | 散策
  金星が見えていた。西の空、宵の時間。宵の明星でもある。




  その一。真ん中の明るい点、といってもさほどは明るくはない。




  その二。暗くて見えないかも。




  その三、中間程度。
  すべて手持ちで、順番に、ISO1600、400、800である。
  外灯の明るさが目立ち、金星もこれではちょっと覇気がない。
  太陽の向こう側にあって、でも晴れていると、もう遅くても
  すぐにわかってしまう。




  朝のお天気は、晴れ、大体きのうから晴れ続き。夜も月が輝いていて、月明かりで、
屋根の色がわかる、瓦の様子がわかるくらいで、寒かった。朝の冷え込みはきのうより、
少し緩く、でも氷点前後で、気温は推移している。風は弱め。

  アメダスの6時の気温、0.6℃。気圧は1027.9hPa、湿度は88%。南南西の風が1mとあり、
工場の煙突から出る煙も行方知れずという感じ。少し暖かさがあるからか、鳥の鳴き声も
ある。室温は大体、6.5℃。冷え冷えする。

  歩いていて、公園にゆくとそこには花壇があって、そうでないところにも、花がある。
花をよく見ると、そこに虫もいて、でも小さな花を見るのは、まずは拡大鏡がいる。それゆえ、
カメさんをその代わりに使ったりする。公園に花があり、まずは歓迎すべきところで、いつも
はがらんとしている。特に、この春は寒いから、木々の芽吹きもあまりなく、余計寒々
しい。
  でも、今はそうゆう感じなく、春休みであった。小さい子どもさんは、そこで遊ぶ。
それから、少し背丈の大きい、子供たちもやっぱり公園で遊び、それより年長の人は、もう
公園にはいないか。というと、子守のおばあさんがいる。
  そうゆうわけで、ひっそりと、あるいはそこは諦めて、花撮りをやる。どうか、子供が
「何しているの」と寄ってこないように祈る。でもその心配はなく、無事何ごともなく、ときは
過ぎる。桜の蕾が膨らんでいる。

  晴れで、夜がやって来る。この時間がやけに遅い。春分も過ぎ、昼が長いのか。そうすると、
もう起きるという時間やけに明るいことも理解できる。赤い空、橙色の空がある。今日は気温は
上がるが、風も吹くだろう。太陽は少しの雲で、その光の強さを減衰させる。