読みながらまず感じたのは、筆者デイヴィッド・ミーアマン・スコット氏がブロガーなので、その体験からの引用が多いこと。
そういう点で、当ブログにとっては非常に読みやすい1冊だった。
気になるフレーズもかしこに。
「特ダネをつかむ人、逃す人」「リアルタイム時代の発想」「リアルタイムで重要なのはツールよりも発想である」
その点で作者がその後の、フォーチューン100社に対してリアルタイム度を調査したくだりも、ブロガー視点、発想という点で、なかなか読ませる。
ただ一方で...
個人的なブログ知見を、ダイレクトに企業活動にあてはめていく(サブタイトルは、生き残る企業の即断・即決戦略)
ので、そこらへんの違和感はどうしてもつきまとう。
感心したのは、その点を、翻訳者の 楠木氏でさえ、ラストの「解説」で3点にわたり、その問題点をズバリ!と指摘していること。
そういう翻訳者の結びってそうないよねえ。
これって、かなり画期的で2012年的かも!
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