映画：リチャード・ジュエル Richard Jewell 史上初？！？、主人公は ブ男。 なのだが、少なくともイーストウッド映画において「グラン・トリノ」以来の最高傑作だと！（汗）

 

 

 

アトランタ・オリンピック1996開催中のコンサート会場。

ケニーロジャースなどの大物が次々登場するステージは大にぎわい。

 

ところが音響施設のタワーの下に爆発物が！！！

警備員だった主人公、リチャード・ジュエル は直ちに捜査官に報告、周りに人々を避難させる。

がその直後、爆発が起こり、死者２名 ケガ人１００人以上…

 

第一発見者の リチャード・ジュエル がマスメディアに取り上げられ一躍有名人に。

自伝の出版の話までが持ち込まれる。

ところが…

 

 

FBI は、第一発見者こそが爆弾犯だという仮説で、リチャード・ジュエル を密かに調べ始める。

しかもその仮説をリークした人物が発生、マスコミは大騒ぎに…

ヒーローから一転し、極悪人扱い（汗）

 リチャード・ジュエル そしてその母が住むアパートは彼らに包囲され、私生活が消滅….

 

 

 

 

今作で特筆したいのは、キャストがパーフェクトなこと！

 

主人公 リチャード・ジュエル を演じるのは、コメディアンのポール・ウォルター・ハウザー（そっくり！）

「アイ、トーニャ」での 大バカ者キャラ が素晴らしかった彼がなんと主役に！

史上初？、主人公は ブ男（笑）

 

そしてその母を演じているのが、キャシーベイツ。

「ミザリー」でアカデミー賞とゴールデングロープ賞のダブル主演女優賞を獲得した彼女。

ストレスにさいなまれつつ息子を心配する姿が心をうつ名演！

 

次に 主人公をささえる弁護士役に、サム・ロックウェル。

彼はいつも達者なので、安定度バツグン！

 

 

対して追求側。

こちらも充実のキャスト！

 

FBI 捜査官 に、イケメン中のイケメン、ジョン・ハム（笑）

スーツのビシッと着こなし、ブ男 と対峙するサマの対照さ加減が、素晴らしい。

真逆で恐縮だが、最近の００７映画では今は全く感じられない（涙）、敵と対する姿が美しい？！

 

続くは「女豹」なマスコミ記者を演ずる、オリヴィア・ワイルド。

彼女も素晴らしく、「性」さえ売り物にしてスクープを狙うサマが怪し杉（汗）

 

 と、ルックス・権威が真逆な状態の中の、演技合戦！

 

 

これ以上ふれたくないが、これだけは言いたい。

少なくともイーストウッド映画において、「グラン・トリノ」以来の最高傑作だと！

 

1/17（金）公開。