2008-09-21にアップした「読中評(後):オリンピックはなぜ世界最大のイベントに成長したのか インターネットとの関係」でネタだけふっておいて(笑)ほったらかしになっていたのを思い出したので。
(だいたい今日は○○年前の東京オリンピック開幕の日だったし)
オリンピックとインターネットが急接近したのは2000年のシドニー大会だった。
オフィシャルサイトへのアクセスが急増し、「動画」をネット上から放送するビジネスを考える企業がいくつか現れる。
結果的には、野心的な民間ブロジェクトはことごとく失敗、オリンピックにおけるインターネットバブルが発生してすぐはじけた。
ただしIOC的にはスポーツビジネスへの重要な運営メリット(チケット販売)やコミュニケーション・ツールを提供できることを学んだ。
メディアにはまだ達していなかったことに気づく。
今大会、日本で初めてオリンピックをインターネットで「動画配信」する試みを実践したwebサイト『gorin.jp』はそこそこタイムリーで興味深かった。
どれくらいアクセスがあったとか、どう使われていたかというデータが全く公開されていないので、あくまでも実感として経験したことも書きたい。
個人的には、どうぢてもテレビに接触できないような午後~夜~朝(要は仕事で完徹)のような状況で、かなり使えた。
いけばさっとハイライトが観れるからだ。
これは基本的動作。
おもしろいニーズとして実感したのが、「海外からのアクセス」
海外在住の友達とメールでオリンピックの話題になったときに、思いついてこのサイトを紹介したところ、「大・大絶賛!」
確かに海外のA国では、A国の選手を中心に(というか、だけ)放送が組み立てられ、日本の情報は完全にゼロ。
タイムリーに日本選手の試合が観られる『gorin.jp』は海外在住者にとって「神」かも。
開会式前に行われるサッカー日本戦の結果さえ取れない!事態でいらいらしたのを思い出した。
オリンピックというコンテンツがそれだけ凄いレンジを持っていることだとも言える。
ケーキ全体のほんの数センチだけでも、その情報を必要としている人にはすごい「ごちそう」になる。
その凄いごちそうが、世界中で同時マルチ展開されているというのは他のコンテンツと比べると圧倒的。
日本代表(笑)である『gorin.jp』、今後の方向として思うのは次のようになる。
国内のアクセス増を当然はかるとともに、こうした海外からのアクセス強化をはかることで、サイトとしての意義がいっそうはっきりしてくるのではないかと思う。
さて『gorin.jp』実際はどうなるのだろうか。
サーチしてみると、そのことが既に公開されていた。
http://www.gorin.jp/top.html
以下、引用
<次の舞台は2010年に開催されるバンクーバー冬季大会、
<そして、2012年に行われるロンドン夏季大会。
<民放テレビ132社では2年後の冬の大会も熱く放送いたします。
なかなかいい心意気ですなあ!
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