日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
このプラットフォーム上で思いついた企画を実行、仮説・検証を行う場。基本ロジック=整理・ソートすることで面白さが増大・拡大
 



ソーシャルメディア系のいくつかの新書の中から、この本を手に取った。
その理由は以下の2点。
1.作者がブロガーなので、書いてあることが腑に落ちやすい。
実はソーシャルメディア系の本の場合、これってけっこう重要だと思っている。
本格的に経験していない人が概念的・理屈っぽいことを書いていても、説得力がない。
そんな論理展開ばかりされると、「ホントにわかってるのかな」と感じ始めてしまう。
それくらい、日々の知見の蓄積が大事なような気がする。
これは本のみならず、場合によると会話でも感じうることなので、要注意!?
2.アメリカ在住なので、その視点が入っている点


刺さったところを3項目でメモしつつ、考えたことを。
まず、ソーシャルメディアの本質を知るうえで重要な2つのポイントのうちのひとつ、
「マスメディアとの比較に見るソーシャルメディア8つの特徴」を中心に。
その8つは、
1.ソーシャルメディアはマスメディアの対極に位置する
2.ソーシャルメディアの影響力はネット上にとどまらない
3.情報を発するのは、「個人」もしくは「個人の集合体」であって、大「組織」ではない
4.ソーシャルメディア・サイトは、総合的なポータルというよりは、個々に細分化されたジャンルをあるいは地域をカバーする
5.即時性が命である
6.独自の視点と論調が成功のカギを握る
7.独自経済基盤構築の可能性
8.双方の情報発信とスケーラブルな仕組みを構築できる

【1】この中で特に刺さったのは、3。
<テレビを、そこに勤める社員が一個人のパーソナル・ブランディングに
<活用することはほとんど不可能に近いが、ブログなどの個人運営サイト
<では、そこに表現されているすべてのコンテンツが、パーソナル・ブラ
<ンディングに直結していく。ファンの囲い込みがしやすいわけだ。
<ソーシャルメディアはセミプロの活躍の場なのだ。

東京にいる人間は普通の人に比べ、強いコンテンツに接触する機会が多く、そこを起点に「パーソナル・ブランディング」を形成することは比較的たやすいと考えている。
あとは、それがセミプロレベルなのか、プロにまで達するかだ。

アメリカのプロブロガー ジョン・チャウ氏はセミプロ・プロ領域について、こう語っている(P.265)
<例えそれ(書くこと)でお金がまったく入ってこなくても、
<ブログを書き続けるほどの強い興味と情熱を何かしらもって
<いる人間はプロブロガーになる潜在能力を持っている」
と。

【2】また、4.もわかりやすい。
それは、映画ソーシャルネットワークでも描かれている、Facebook誕生の経緯でよく理解できる。
あくまでも大学ローカルのSNSとしてスタートして火がつき、その地域を拡大して現在に至っている点で。
既に読後評をアップした「バイラル・ループ Viral Loop」に中にもこんなくだりがあった。
<面白いネットワ-クを演出するには、凝ったプロフィール欄を創る
<熱心なユーザーの人数が、”臨界量”を越えなければいけないのです
総合的なポータルになるかは、地域ごとに上記のような現象を繰り返していくことが必要ということだ。

【3】もうひとつ刺さったのは、ソーシャルメディアの世界でも「英語」が標準語であること。
現在、日本はソーシャルネットワークの後進国と言わざる得ないのも、ここも関係しているように思う。

自分的にも、仕事領域を意識的にそっち方向にシフトさせるなど「英語力強化」に務めている。
が、ブログ方向も「英語力強化」方向に向かわないといけないと自覚させられた。

最後に紹介されているソーシャル翻訳サービスや、AR-アプリWord Lens(12-26記事アップ)、そしてGoogle Translateに凄い可能性を感じつつ、やはり自分でできることを目標としたい。
さっそく、自分の考える ブログにおける「定義」×9(以下)について、英訳中。
別途アップする予定!


自分の考える ブログにおける「定義」×9

1.自分の考えや興味ごとが整理でき、かついつでも取り出せる
2.ポジティブさをキープするツールとなる
3.継続性~日々の更新にイミがある
4.瞬間・変化・進化を捉える有効なツール
5.変革への有効なツール
6.現在・過去、そして「未来」をつなぐことが可能
7.様々な局面で「トライ&エラー」を簡単に行えるツールである
8.毎日のP.D.C.A感覚で、自分を磨くツールとなりうる
9.そうしていくと、ブログ=「自分発信力」の日々自主トレ・ツールとなる

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