日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
このプラットフォーム上で思いついた企画を実行、仮説・検証を行う場。基本ロジック=整理・ソートすることで面白さが増大・拡大
 





オープニングから拷問シーンで、のっけから重い重い。
そこに投入されるは、まだ20代の女性CIA分析官(写真)
オサマ・ビンラディンを追いつめるべく闘う彼女の苦闘。

監督キャスリン・ビグローは演出は、事実を描いているだけに固め。
たんたんと最後の結末に向かって突き進んでいくサマが見物。
彼女の執念が、この作戦を成功に導いたことを、いろんな局面で証明していく。

その彼女を演じるはジェシカ・チャステイン。
惜しくもDVDスルーになってしまったが「ペイド・バック The Debt 」でのやはり地味な捜査官役が強く印象に。
このため、今作での彼女もしっくりくる。


ただし、作戦を成就した際も「高揚感」はない。
彼女自体も、同じく手を汚した存在になってしまったという苦悩が表現されているところが21世紀的だと思う。
vs テロの闘いに勝者はいないのだ。

21世紀はじめの10年、の集大成的な意味で、やはり必見か。
アカデミー監督賞ノミニーがない点で、逆に 作品賞本命かも。

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