日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
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日本万国博覧会(EXPO’70)を一冊にまとめた労作?「EXPO’70 驚愕!大阪万国博覧会のすべて」中和田ミナミ他/著。これを読む機会がありましたので、ご紹介いたします(ああ久しぶりの万博ネタ!!)
 
愛・地球博は、21世紀初の記念すべき万国博覧会として、そして「21世紀型」の万国博覧会として愛知県で3/25~9/25まで実施されました。
この対になるのが、参加77か国、入場者6千4百万人。「人類の進歩と調和」をテーマに、1970年3月~9月まで大阪・千里丘陵で開催された、日本人の2人に1人が観に行ったという史上最大の万博=日本万国博覧会(EXPO’70)といえましょう。

高度成長経済のもと、この国家挙げてのイベントとして国威高揚の場として、日本のみならず、ソ連、アメリカetc...が思い切った投資を行ない巨大なパビリオンと豪華な館内展示を用意しました。 迎え撃つ?日本側も国を代表し世界的にも注目される建築家・丹下健三、前川國男、坂倉準三そして、芸術家郡では、岡本太郎、横尾忠則、そして手塚治虫まで動員したこのスーパーイベントが写真を中心に紹介されているとともに、当時の関係者の苦労話など、充実した内容です。

残念なのは、写真点数が多いようでいて、効果的なものが少なかったことです。
もっと出来のいい写真を入手することができなかったのでしょうか。
せっかくこれだけ大きく引き延ばすですから、例えば、「夜のスイス館と、池に映り込むその姿そしてイサムノグチさんの噴水との対比」とか、「カナダ館の内部ゾーンから目に飛び込む光景」とか、「ソ連館の異様に巨大さ」とか、子供心に焼き付いている光景のような、そういう写真が見たかったというのはぜいたくでしょうか。もちろん貴重な写真もたくさんありますけれども。

印象的だったのは、現在の太陽の塔の写真でした。
35年たって、すっかり完全に深い森となった周囲の中、ポツンとそびえる太陽の塔は、愛・地球博のテーマ、「自然の叡智」を思い起こさせました。一度行ってみたいと思わされました。



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