イヌゴマ「犬胡麻」

夏から秋へと季節が変わるこの時期、一般的には花が少ないときだが、千葉県の成東・東金食虫植物群落では秋の花が咲き出している。いくつか載せてゆきたい。
イヌゴマは、シソ科イヌゴマ属の花でその実がゴマに似ているが食べられないのでその名が付いたという。一体に食用にならなかったり、美しくなかったりするものにイヌを付けて呼ぶ植物が大変多い。植物図鑑の索引を見ると、イヌと付く植物がずらっと並んでいる。犬にとっては迷惑な話だろう。
食べられないが、イヌゴマの花は紅紫色で茎頂にたくさん咲くので大変美しい。それが、小さな群落で生えているので余計目立ち、きれいである。