備忘簿

日常の呟きを記録する。

ハマヒルガオ<浜昼顔>

2014年06月29日 06時39分09秒 | 野草
ヒルガオ科ヒルガオ属のつる性の多年草。海岸の砂地に生える。花が咲いてもちろんアサガオのような種が出来るが、ほとんど発芽しないようだ。海岸へ行くと大群落を作っているが、それは、ほとんど栄養繁殖のたまものだ。砂の中に白色の地下茎を伸ばしどんどん増えて行く。
花はヒルガオにそっくりの漏斗状であるが、強い風が吹いて砂がどんどん飛んで流れていても、花の中に砂が全く貯まっていないのには驚く。これは思うに、風がふけば柳に風のように逆らうことなくその顔を風下に向けてしまうからにちがいない。よくできている。5月14日、九十九里町で撮影。
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ハマナシ<浜梨>

2014年06月28日 07時18分00秒 | 樹木
バラ科バラ属の落葉低木。小さな赤カブのようなその実は、梨の味がして可食である。それ故、浜の梨という和名が付いたという。ハマナスは東北地方でシをスと訛ったもの。
学術的にハマナシの太平洋側の南限は茨城県鹿嶋市大小志崎の鹿島浦砂丘と言うことになっている。しかし、実際の南限は、我が千葉県九十九里町細屋敷納屋地先芝地である。1972年に九十九里町の細屋敷納屋地先の芝地に群生しているのが発見された。
敷地の大きさはわずか100坪ほどだが、そこには、立派にハマナシが群落を作って咲いている。5月14日、九十九里町で撮影。
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カルガモ<軽鴨>

2014年06月27日 06時45分07秒 | 野鳥
カモ科マガモ属の留鳥。周年見られるのは言うまでもないが、特に夏期においてはこのカモしか居ないので江戸時代には別名でナツガモとも言われていたそうだ。まあ、こちらの方が似つかわしいかも知れない。
万葉集の天武天皇の皇女である紀皇女の歌に「軽の池のうらみ行き廻る鴨すらに玉藻のうへに独宿なくに」とあり、軽の池のカモから軽鴨と言われるようになったと言う。なお、軽の池とは奈良県橿原市大軽周辺にあったらしい。5月14日、山武市内で撮影。
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ヒバリ<雲雀>

2014年06月26日 06時47分11秒 | 野鳥
スズメ目ヒバリ科ヒバリ属の留鳥。春、空高くさえずるヒバリは春告げ鳥なのだろう。その鳴いている様を見ていると、自分も空の中に吸い込まれて、すぐそばで見ているような錯覚に陥る。地に降りてからも、5m近くは歩いて巣にいたる。地に降りてしまえば保護色で、地に溶け込んでしまい、見つけるのが容易ではない。5月14日、山武市内で撮影。
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トキソウ<鴇草>

2014年06月25日 06時48分14秒 | 野草
ラン科トキソウ属の多年草。言うまでもなく、花がトキの羽の色に似ていると言う和名。一つ一つの花はそれなりに美しいが、これが群落全面に咲いて、遠くから見ると群落全体が薄桃色に染まったように見えて、中々すばらしい眺めだった。5月14日、成東・東金食虫植物群落で撮影。
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コモウセンゴケ<小毛氈苔>

2014年06月24日 06時48分38秒 | 野草
モウセンゴケ科モウセンゴケ属の多年草。モウセンゴケよりは小さく赤い葉が平に敷き詰めた毛氈のように見えるという和名。実際に上から見ると、びっしりと地に春付いたように生えているので、毛氈というか絨毯というか、そんなものを敷き詰めたように見える。5月14日、成東・東金食虫植物群落で撮影。
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カナビキソウ<鉄引草>

2014年06月23日 06時35分49秒 | 野草
ビャクダン科カナビキソウ属の多年生半寄生植物。葉緑素を備えているので、自分でも養分を作るが、他の植物に寄生する。そのせいか、全体にやや白っぽい。花は大変小さく、花弁は無く萼片が4~5裂し、内面は白い。名前の由来は不明だと言うことだが、カナビキソウと言われれば全体の感じが何となくそう見える。5月14日、成東・東金食虫植物群落で撮影。
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イシモチソウ<石持草>

2014年06月22日 07時31分08秒 | 野草
モウセンゴケ科モウセンゴケ属の多年草。小さな石をもその葉の腺毛で捕らえるという和名。画像のものには小さな黒い昆虫がたくさん捕らえられている。木道にごく近い所に生えていたので、どうやら誰かが人為的に昆虫を捕らえさせたもののようだ。まあしかし、現実的にも、ほぼこれと同じような状況になると言うことだろう。5月14日、成東・東金食虫植物群落で撮影。
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ヤマボウシ<山法師>

2014年06月21日 06時46分41秒 | 樹木
ミズキ科ヤマボウシ属の落葉高木。ボッチのような球形の花序を坊主の頭に、白い総苞片を頭巾に見立てた和名。この球形花序は小さな花が集まったもので、この熟した実は甘く食用となる。食してみたがねっとりとして甘くやや美味。庭木や街路樹として植えられていることが多い。5月9日、船橋市内で撮影。
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ヤブデマリ<薮手毬>

2014年06月20日 06時50分13秒 | 樹木
スイカズラ科タニウツギ属の落葉小高木。山野の湿った雑木林や谷筋などに生えている。オオカメノキと同じガマズミ属なので、葉や花などがよく似ている。しかし、このヤブデマリの方が花が密について手毬のように丸くなり、周辺花も大きく華やかである。このため、江戸時代から栽培されているそうだ。5月9日、船橋市内で撮影。
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