ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草。ヒガンバナとショウキズイセンとの自然交雑種であることは有名。だからかもしれないが、花は純白ではなく一様に黄ばんでいるのが普通のようだ。ショウキズイセンの黄色が残っているのだろう。ただ、普通の彼岸花と同じところに植えられていることが多く、それとの比較で、真っ白に見えるのが面白い。10月11日、千葉市内で撮影。
タデ科タデ属の1年草。湿ったところに群生する。休耕田などに行くとたくさん咲いているのを見る。基部は白色で上部が紅色の小さな花をたくさん付けている。中には花全体が白く紅色のないものもたまに見られる。溝蕎麦には茎に下向きの刺があるが、ミゾソバ以外にもよく似ているママコノシリヌグイとか、アキノウナギツカミ、ナガバノウナギツカミなどはその刺が命名の由来となっている。ウナギツカミ類は成東・東金食虫植物群落へ行くと見られる。千葉市内で撮影。
タデ科タデ属の1年草。ヤナギタデによく似ているが葉に辛みが全くないので利用できないので凡篤(馬鹿者)だと言う命名だという。イヌタデも辛くないから利用できないのでイヌだというのとまったく同じ命名で、タデにとってはいい迷惑と言うところか。水辺に生えており、結構丈が高く1mほどにもなる。花序がたれており、淡紅色の花をまばらに付けていた。千葉市内で撮影。
キク科アキノキリンソウ属の多年草。北米原産で観賞用に栽培されていたのが野生化したものだと図鑑にあった。ススキに取って代わって繁茂しているが、その花は観賞に堪えないほどではなく、まあ、美しいと思えることもある。特に、咲き始めの時が一番美しいようにわたしには思える。
今の時期花が少ないが、ミツバチがこの花の密を蜜源として養蜂業者には重宝されているという話もあった。千葉市内で撮影。
今の時期花が少ないが、ミツバチがこの花の密を蜜源として養蜂業者には重宝されているという話もあった。千葉市内で撮影。
タデ科タデ属の多年草。花の色がほんのりと紅紫色を呈しており、それが桜に似ているからと言う名前。画像のものは我が家に咲いているものだが、今年は花の咲くのが遅く、今まだ咲いている。夏のかんかん照りの猛暑の中では、葉が下からどんどん枯れてきてどうなるかと思ったが、今月に入って結構きれいに咲いてくれた。千葉市内で撮影。
タテハチョウ科の蝶。春早くから秋遅くまで見られるが、この時期のキタテハはアカタテハと言いたくなるほど翅表の色は赤い。そして、翅の形もかなり凹凸が著しい。飛び方は大変忙しく、捉えにくいが、幸いにも地面に止まって暖をとることが多いので撮ることも容易だ。一度逃げても同じところかやや離れたところに戻ってくるのでじっと待っていればいい。千葉市内で撮影。
シジミチョウ科の蝶。暖地性の蝶で冬でも暖かい日には現れると言う。幼虫の食草がマメ科なので、春から気温が上昇するにつれてその食草を伝って北上してくるらしい。しかし、霜が降りると全滅するというようなことを毎年繰り返しているそうだ。
資料によれば「後翅の後端には黒い斑点が2つあり、2つの斑点の間には細い尾状突起が突き出ている。この黒い斑点と尾状突起は複眼と触角に似ていて、頭部に似た模様をもつことで敵の目をあざむいていると考えられている」という。四街道市内で撮影。
資料によれば「後翅の後端には黒い斑点が2つあり、2つの斑点の間には細い尾状突起が突き出ている。この黒い斑点と尾状突起は複眼と触角に似ていて、頭部に似た模様をもつことで敵の目をあざむいていると考えられている」という。四街道市内で撮影。
セセリチョウ科の蝶。これを書くに当たって改めて図鑑を読んでみたらイネ科やカヤツリグサ科とのつながりが深いことを知った。年に5回ほどは羽化するそうだが、特に秋には多いという。これは高温多照がこの蝶の発生に適応し、イネの良好な生育条件でもあり両者が合致するためとあった。
幼虫はイネの葉を食害し、イネの葉を数葉をつづりその中で蛹化するそうで即にハマキムシ、ツトムシなどと呼ばれイネの害虫と言われているにもかかわらず、この蝶の大発生が豊作と一致する場合が多く、豊年虫という別名もあるそうだ。まあ、聞いたことはないけれど。千葉市内で撮影。
幼虫はイネの葉を食害し、イネの葉を数葉をつづりその中で蛹化するそうで即にハマキムシ、ツトムシなどと呼ばれイネの害虫と言われているにもかかわらず、この蝶の大発生が豊作と一致する場合が多く、豊年虫という別名もあるそうだ。まあ、聞いたことはないけれど。千葉市内で撮影。
タデ科タデ属の1年草。柳のように花序がたれているので柳蓼というのかと思ったら、その葉が柳に似ているからだという。あの「蓼食う虫も好き好き」という場合の蓼がこのヤナギタデだとは知らなかった。それというのも、その葉に辛みがあり、芽を刺身のつまにしたり、鮎の塩焼きに用いるタデ酢をつくるのに用いられているのだ。だから栽培もされているという。ちなみに、イヌタデなどと何故言うのかと思ったら、イヌタデのイヌも辛くないので役に立たないという意味なのだ。千葉市内で撮影。
キンポウゲかトリカブト属の多年草。鳥兜とは舞楽の楽人が常装束に用いる冠のことで、花がその冠に似ているので付いた名だそうだ。筑波は筑波山で最初に発見されたため。ヤマトリカブトなどもあるが、これは泉自然公園に生えているもので、名札があったので確かだろう。
塊根を乾燥したものを烏頭または附子と言い猛毒。過去にも何度かこれによる殺人事件があった。ただ、漢方ではこれを生薬として鎮痛剤などに用いるそうだから、毒も使いようなのだ。千葉市内で撮影。
塊根を乾燥したものを烏頭または附子と言い猛毒。過去にも何度かこれによる殺人事件があった。ただ、漢方ではこれを生薬として鎮痛剤などに用いるそうだから、毒も使いようなのだ。千葉市内で撮影。