ゴマノハグサ科クワガタソウ属の2年草。ユーラシア、アフリカ原産の花で、明治の中頃には気づかれた、と図鑑にはあった。北印旛沼の土手ぎわのひだまりに大群落で咲いていた。こんなに早い時期から咲いても、もし虫媒花ならば虫等この時期にいないのにどうするのかと思いきや、その対策はちゃんとしており、さっさと自家受粉してしまうのだそうだ。臨機応変というか、まあ、そうでもなければこんなに繁茂する訳はない。千葉県印旛村で撮影。
キンポウゲ科オウレン属の多年草。「小さく芹のような葉で黄色い蓮のような根を持つ」という意味の名前。千葉県栄町にある「房総のむらの」の松林の中にたくさん咲いていた。これはもちろん植栽されたもので、何と染料とするために植えたらしい。黄蓮と言うくらいだから黄色い染料となるのかも知れない。
雌雄異株で画像には雌雄そろって写っている。画像の左側で白くパッと花火が開いたように咲いているのが雄株。右側で花に薄い紫色をした雌しべがついているのが雌株。千葉県栄町で撮影。
雌雄異株で画像には雌雄そろって写っている。画像の左側で白くパッと花火が開いたように咲いているのが雄株。右側で花に薄い紫色をした雌しべがついているのが雌株。千葉県栄町で撮影。
マキ科の常緑高木。自然に生えているナギを見たことはないのだが庭木として植えられているものはたまに見ることがある。見るたびにその葉のつややかなそして何ともしなやかでまるで革のような感じが私は好きだ。そして、木の葉らしくない細い平行脈を有し、ちぎろうとしても強靱で中々ちぎれない。
材質は緻密で、広辞苑によれば「熊野地方で神木とされ、竹の葉に似る葉は古くは鏡の裏やお守り袋に入れて災難よけにした」そうだ。佐倉市の川村記念美術館内で撮影。
材質は緻密で、広辞苑によれば「熊野地方で神木とされ、竹の葉に似る葉は古くは鏡の裏やお守り袋に入れて災難よけにした」そうだ。佐倉市の川村記念美術館内で撮影。
バラ科桜属の落葉小高木。佐倉市の川村記念美術館を散策していると、桜の木に花が数輪付いている。花は小さな八重咲きで、この時期何やらうれしい気分になった。
ジュウガツザクラと言う桜の一種で10月頃から初冬まで咲いて、また4月頃には再び花を付けるそうだ。一重のものは四季桜と呼ばれるそうな。佐倉市の川村記念美術館内で撮影。
ジュウガツザクラと言う桜の一種で10月頃から初冬まで咲いて、また4月頃には再び花を付けるそうだ。一重のものは四季桜と呼ばれるそうな。佐倉市の川村記念美術館内で撮影。
キンポウゲ科の多年草。葉が三裂しており、その先が鋭くとがっているのでその頂点を結ぶと三角形になる。今年は暖かいのか花の咲くのが少し早いようだ。佐倉市の川村記念美術館の自然散策路にはかなり多い数が、と言っても十数株だが、少しずつ咲き出している。もちろん植えられたものだろうが、自生しているように見える。佐倉市の川村記念美術館内で撮影。
キンポウゲ科の多年草。幸福と長寿の福と寿をとって福寿草とは何ともおめでたい名前の花だ。このため、正月用の花として鉢植えの福寿草をよく見るところだ。また、その花の開き方が太陽を追って開いているようで、これはあの大きなパラボラアンテナのように見える。
事実、その花の中央は周囲の気温よりも5、6度も高いという。この寒い時期にもかかわらず、その暖かさを求めてかハエの一種が来て止まっているのを見ることが多い。
この画像を撮っているときもそう言った昆虫が来ていたのだが、残念ながらうまくその昆虫が止まっているところは撮れなかった。佐倉市の川村記念美術館の自然散策路で撮影。
事実、その花の中央は周囲の気温よりも5、6度も高いという。この寒い時期にもかかわらず、その暖かさを求めてかハエの一種が来て止まっているのを見ることが多い。
この画像を撮っているときもそう言った昆虫が来ていたのだが、残念ながらうまくその昆虫が止まっているところは撮れなかった。佐倉市の川村記念美術館の自然散策路で撮影。
やっと花の咲く季節になり始めた。これから色々な花が華やかに咲き始める。そのまず皮切りがこのセツブンソウだ。キンポウゲ科の多年草。
春に先駆けて咲くこの花を含めて小さな花々をスプリングエフェメラルと言うそうだ。何年も前になるが、息子に教えられて初めて知ったのだが、良い言葉ではある。
Spring ephemeralと書く訳だが、そのニュアンスとしては知っていたのだが、改めてこれを書くに当たって英語辞書をひもといてみると、ephemeralは「つかの間の」とか「短命の」という意味で、これにspring春がつくと、春のはかないもの、春の短い命、等と言うことになる。春咲いて夏には地上から消えてしまう植物たちを言うようだ。地下にはちゃんと来年のために球根などがある訳だが。
この画像は、佐倉市にある川村記念美術館の自然散策路に咲いていたもの。もちろん植えられたものだろうが、今では自生しているように見える。佐倉市内で撮影。
春に先駆けて咲くこの花を含めて小さな花々をスプリングエフェメラルと言うそうだ。何年も前になるが、息子に教えられて初めて知ったのだが、良い言葉ではある。
Spring ephemeralと書く訳だが、そのニュアンスとしては知っていたのだが、改めてこれを書くに当たって英語辞書をひもといてみると、ephemeralは「つかの間の」とか「短命の」という意味で、これにspring春がつくと、春のはかないもの、春の短い命、等と言うことになる。春咲いて夏には地上から消えてしまう植物たちを言うようだ。地下にはちゃんと来年のために球根などがある訳だが。
この画像は、佐倉市にある川村記念美術館の自然散策路に咲いていたもの。もちろん植えられたものだろうが、今では自生しているように見える。佐倉市内で撮影。
漢字では真鴨と書く訳だから、カモの中のカモというか、いわゆるカモと言えばマガモと言うことなのだろう。雄の頭から頸にかけては光沢のある緑色で、陽の光の当たり具合では濃い藍色に見えたりして大変美しい。雄の別名をアオクビというのもうなづけるところだ。
古くから狩猟の対象となり、その肉は大変美味で鴨が葱を背負ってくるというわけだ。また、本種を家禽化したものがアヒルであり、アヒルとマガモの交雑種が合鴨と言うことになる。まあ、鴨南蛮そばに使われる肉はこの合鴨だろうが、鴨南蛮そばは私の大好物だ。成田市内で撮影。
古くから狩猟の対象となり、その肉は大変美味で鴨が葱を背負ってくるというわけだ。また、本種を家禽化したものがアヒルであり、アヒルとマガモの交雑種が合鴨と言うことになる。まあ、鴨南蛮そばに使われる肉はこの合鴨だろうが、鴨南蛮そばは私の大好物だ。成田市内で撮影。
千葉県は暖かいのかも知れないが、冬期になるとバンを見る機会が増えるようだ。二羽のバンが岸辺を泳いでいたが、その一羽がとことこと岸辺に上がってきた。やや傾斜している岸辺に立って、頸を伸ばし背伸びをして周囲をうかがい、何もないと判断したのかその辺りを歩き回って、再び池の中に戻った。オオバンも陸上に上がっているのを見ることもあるが、バンは結構陸上にいることが多いように思う。ここは周囲に人が結構居るのでそうではないが、採餌するのは陸上ですることが多いのだろう。成田市内で撮影。
雄は結構目立つ体色をしており遠目でもよく目立つ。何しろその嘴が広く水面で採餌するに特化している形状だ。その採餌する様子は中々面白い。雄雌一緒に水面を半径2m程の円を描きながらぐるぐると回り、これによって集まってくる餌をとるということをしょっちゅう行っている。それともう一つ面白いのは、雌が先頭のことが多いが10羽程が隙間無いほどくっついて一直線に並んでまっすぐ移動しながら採餌する姿だ。これは中々面白い。成田市内で撮影。