備忘簿

日常の呟きを記録する。

アケビ<木通>

2010年04月30日 06時22分59秒 | Weblog
アケビ科アケビ属の蔓性落葉低木。里山の縁を歩いていると垂れ下がっているのか立ち上がっているのか複雑に絡まっていたが、アケビの花が咲いているのを見つけた。雌雄異花で淡紅紫色の花は結構複雑で、固まって咲いているのが尾花で、1本長く垂れ下がって咲いているのが雌花と言うことらしい。秋には実が開いて中の白い果肉が見えていることだろう。この実が割れて中の果肉が見えるので「開け実」と言われ、それがアケビとなったと広辞苑にはあった。千葉市内で撮影。
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ヒトリシズカ<一人静>

2010年04月29日 06時27分17秒 | 野草
センリョウ科センリョウ属の多年草。近くの公園の茂みのそこここに数十本の群れで咲いている様は大変美しいと言うよりは力強さを感じて、名前から来る静かな佇まいの印象とはほど遠い。そこで、ひっそりと咲いているようなところを探して撮った画像。
言うには及ぶが名の由来は静御前が舞っている姿になぞらえたというもの。ただ、広辞苑には眉掃草(まゆはきぐさ)という別名が載っており、その方が大変似つかわしいと思った。千葉市内で撮影。
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ジュウニヒトエ<十二単>

2010年04月28日 06時22分50秒 | 野草
シソ科キランソウ属の多年草。この花が咲き出すと、本当に春が深くなったと感ずる。淡紫色の花が幾重にも重なって咲くのでこの名がある。全体に細かい白い毛が多く、大変暖かいという印象を受ける。これだけ毛が多ければ12枚着重ねなくとも暖かかっただろうにと、遠いいにしえに思いをはせるのもまた一興である。千葉市内で撮影。
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トウダイグサ<燈台草>

2010年04月27日 05時57分01秒 | 野草
トウダイグサ科トウダイグサ属の越年草。山地に限らず日当たりの良い道ばたなどに咲いている。よく見ると、皿に入った燈明の芯が明るく燃えているように見えるところからこの名が付いたそうだ。北杜市内で撮影。
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センボンヤリ<千本槍>

2010年04月26日 06時17分54秒 | 野草
キク科センボンヤリ属の多年草。やや小高い丘状のところに休憩施設があり、そこで休んでいると、誰かが「センボンヤリが踏まれている」と叫んだ。よく見ると足下の地面に這いつくばるような小さな花を見つけた。付近を見渡すと、数株のセンボンヤリがあった。
中には本当に踏まれていて花が横を向いているものもあり、それでも咲き続けている姿にはけなげさがにじんでいた。北杜市内で撮影。
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シュンラン「別名ホクロ」

2010年04月25日 06時40分25秒 | 野草
ラン科シュンラン属の多年草。唇弁の斑点をほくろに見立てて、別名をホクロと言うらしい。また、広辞苑によれば「その花を塩漬けにしてものに湯を注ぎ蘭茶とする」とある。桜茶ならぬ蘭茶は飲んでみたいものだが、この歳になるまで見たことも聞いたこともなかったのは残念なことだ。確か、どこかで読んだのだが、この葉は野兎のサラダといわれ、野兎の好物だという。そう言えば、先が刈り取られて様になくなっているシュンランを見ることがあるが、それがそうなのかも知れない。北杜市内で撮影。
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イカリソウ<碇草>

2010年04月24日 06時23分17秒 | 野草
メギ科イカリソウ属の多年草。先月初旬に新潟の雪国植物園へ行ったときトキワイカリソウというイカリソウの葉だけを見たが結構大きな葉で常葉だけに真っ赤に雪焼けしていた。
この画像のものは普通のイカリソウ。だが、千葉市の自宅近くで見るイカリソウに比べて花の色が濃いのが珍しかった。
船の碇に似ているのでこの名があるが、花は4弁花だからやや感じが似ていると言うことなのだろう。碇は逆に沿っているので実態は異なるのだが。イカリはイクリ(海石)と同源だそうで、イカリの代わりに石に綱を巻いて海に沈めてイカリの代わりにする類か。北杜市内で撮影。
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ゲンジスミレ<源氏菫>

2010年04月23日 06時52分19秒 | 野草
「葉の裏側が紫色を帯びているので、紫式部、源氏物語と言う発想でゲンジスミレという名が付いた」と図鑑にはあった。そして「最初に愛媛県で発見されたのでイヨスミレの別名もある」らしい。さらに「シベリア、中国、朝鮮半島に分布していて、日本では園芸品のフイリゲンジスミレの変種である」ということだ。
それでは元々ゲンジスミレは日本に自生していて、たまたまそれがフイリゲンジスミレの変種だったのか。はたまた、フイリゲンジスミレが日本に根付くに当たってゲンジスミレの形になったのか、そのあたりが図鑑には書かれていないのでよくわからないし腑に落ちないところだが、日本に自生していたというニュアンスらしい。北杜市内で撮影。
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エゾアオイスミレ<蝦夷葵菫>

2010年04月22日 06時27分20秒 | 野草
スミレ科スミレ属の多年草。アオイスミレは千葉県でも見られるのだが、エゾアオイスミレは初めて見た。ただ、花期の終わりの頃でしっかりした花がなかった。アオイスミレよりも花が大きく、あまり左右が縮んでは居ないようで、葉も先がとがっており、いわゆるフタバアオイには似ていない。北杜市内で撮影。
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イブキスミレ<伊吹菫>

2010年04月21日 06時18分08秒 | 野草
スミレ科スミレ属の多年草。伊吹山で初めて見つかったのでこの名があるという。図鑑によれば「主に火山灰地や石灰岩地帯の落葉樹林に群生するが、隔離的で限られている」そうだ。
一見したところタチツボスミレによく似ており、やや大きいかなと言うところだ。実際に見たところは落葉樹林の中などではなく、畑の中の石垣の間に群生していた。北杜市内で撮影。
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