シジミチョウ科の蝶。春の早い時期に出現する。幼虫はアセビ、ガマズミ、ヤマツツジなどの花や蕾や実などを食べてサナギになり夏、秋、冬を越して翌春羽化する。年に1回の発生だそうだ。4月5日、千葉市内で撮影。
タテハチョウ科の蝶。成虫で越冬するので、春早くから出現する。それにカナムグラが食草と言うことで、どこにでも生えているので、キタテハもどこにでもいると言うことになる。里山や谷津田の脇の道を歩いていると、ぱっと飛び立って行く。目をこらして歩いていても中々見つけることはできない。結構保護色なのだろう。4月5日、千葉市内で撮影。
キク科タンポポ属の多年草。セイヨウタンポポ全盛の今いわゆる在来のタンポポを見るのは少ないと言われているが、在来のタンポポがあるところにはあるので、それほど悲観したものではないと思われる。まあ、どっこい生きている、と言ったところか。4月5日、千葉市内で撮影。
スミレ科スミレ属の多年草。ごく普通に見られるタチツボスミレの葉脈に沿って紅紫色の斑が入っている品種。付近にはこのタイプばかりという群落も見られ、この画像の場合も付近のタチツボスミレはすべて赤斑入りだった。4月5日、千葉市内で撮影。
モズ科の鳥。留鳥なのだろうが、一般的には秋から冬の鳥で春も遅くには見られなくなってしまう。たぶんそれは山へ帰ってしまうからだろうと思う。山へ帰る前に番ができるのかもしれなく、画像のように3月下旬には、雌雄のモズが枝でじゃれ合っているかのようにしているのが見られた。では夏期はどこにいるのだろうかと長年疑問に思っていたら、ある年の夏、八ヶ岳の涼しいところで、私はモズを見つけた。夏は、涼しい山の上で子育てをしているのだ。何とも良い生き方をしていると思ったものだった。3月29日、千葉市内で撮影。
キツツキ科の留鳥。約スズメ大で、キツツキの仲間では一番小さい。公園等でも樹木のあるところにはいるようだ。このときも公園の林の中で木をたたく音がしたので、探してみると数羽のコゲラが移動しながら餌を探していた。ちょうど低い位置に来たときに撮ったもの。そしてどんどん移動して行ってしまった。3月29日、千葉市内で撮影。
キジ科の留鳥。雄のこの結構複雑な文様は、一度見たら忘れられない。顔は裸出しているので赤く、首から胸にかけては暗緑色で、背は複雑で美しい。この時期藪はまだ葉が繁っていないので、隙間が多く、そのためにキジなどが見つけやすい。この日もふと動くものを見つけてよく見るとキジだった。その記事がやや開けたところへ出るのを待ってシャッターを切った。雄は雌を探してうごめいているので見つけやすいのかもしれない。3月29日、千葉市内で撮影。
ゴマノハグサ科クワガタソウ属の2年草。ユーラシア原産。1875年(明治8年)のFrancet・Savatie両氏の日本植物目録に長崎で採集されたと記録があり、その後見つからなかったので記録の誤りとされていた。1937年(昭和12年)その標本を発見し、事実であったことが証明された。そこで、両氏を記念して命名されたという。今では結構色々なところで見られるようだ。3月28日、千葉市内で撮影。
スズメ目アトリ科の留鳥。スズメよりやや小さいようだ。良く群れをなして飛んだり止まったりしているのを見る。キリキリコロコロなどと鳴いているが、その中にビーンという鳴き声が入るのですぐにわかる。昔と言ってもそんなに昔ではないが、私の若い頃にはたくさん市街地でも見られたが、最近ではあまり見られなくなった。しかし、郊外へ行けばいくらでも見られるのだが。3月28日、千葉市内で撮影。