備忘簿

日常の呟きを記録する。

スカシユリ「透かし百合」

2008年07月31日 06時47分05秒 | 野草
千葉県太東崎には小さな海浜植物群落があり、今スカシユリが盛んに咲いている。海風に耐えるように茎は太く、葉は厚く密に付いている。そして、花被片の間、特に下半部に空隙があるのが特徴。
この透かしにはそれなりの理由があると私は思うのだが。そして、百合にはうつむき加減に咲くものが多い中にあって、スカシユリは真上を向いて花を開くのだ。
この透かしと真上を向いて咲くというのが重要だと思う。まず真上を向いているのは海岸の烈風がどちらから吹いてきてもやり過ごせるように、そして、隙間があるのでその風を吹き流すことができる。そんなところではないだろうか。
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サクラオグルマ「佐倉小車」

2008年07月30日 06時11分50秒 | 野草
キク科の多年草。千葉県佐倉市で発見されたので、この名が付いたという。佐倉市にある城址公園に移植されているのだが、段々花が少なくなっている。以前は畳1枚程の植え込みがあったのだが、今年はそれがほとんど無くなり奥のほかの草の間に細々と残っているだけだった。単純にそれだけ植え付けても自然状態のようには育たないと言うことなのか。
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ウシガエル「食用蛙」

2008年07月29日 06時38分42秒 | 爬虫類等
スイレンの池には、どこもそうなのだが、ウシガエルがぼうぼうと鳴いている。しかし、人が近づくとすぐバシャッと水の中へ沈んでしまう。それはそれは反応が早く敏感なものだ。
ところがこの画像のウシガエルは私を確認しているにもかかわらず、逃げもせず浮いていた。こういうウシガエルは、本当は薄のろで子孫を残す資格はない訳だが、天敵があまりいないのでまだ生きていると言うことになる。
子供の頃は敗戦後すぐで、肉類が全くないので、年上の子供達はこのウシガエルを獲っては肉屋に売って小遣いにしていた。捕獲方法は碇針に赤い布を付けてそっと顔の前に垂らすと、がばっと食いついた。もっと有効なのは、この画像のように薄のろのウシガエルを遠くから空気銃で仕留めていた。これらは売られて食用になったわけだ。だから子供の頃からウシガエルなどとはまったく言ったことがなく食用蛙と言っていたのだが。
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ギンナン「銀杏」

2008年07月28日 06時12分47秒 | 樹木
とある公園のイチョウの木の下を歩いているとまだ青いギンナンの実がぽつぽつと落ちていた。見上げてみると大きな木の下枝にたわわにギンナンがなっていた。
イチョウは雌雄異株なので、この木は雌の樹に違いない。ギンナンのうちに雄の樹になる種なのか雌の樹になる種なのかは判別が簡単にでき、普通、ギンナンには筋が2稜あるのだが、その筋が3稜あるものが雌の種だという。
東京にいたときに雄の種と雌の種を蒔いてみたところ、どちらも芽が出てあっという間に大きくなるので、とてもとても小さな庭では収まりきれないと思い、切り取ってしまったことがあった。
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ドジョウ「泥鰌」

2008年07月27日 06時05分51秒 | Weblog
ハナショウブが終わってもなお水の残っているショウブ田にドジョウがいた。しかし、このドジョウはどこを伝ってこのショウブ田に来たのだろうか。まったく不思議だ。そして、いずれはこのショウブ田の水は涸れてしまうのだがどうするのだろうか。まあ、来たのだから帰ることもできるのだろう。

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ショウジョウトンボ「猩猩蜻蛉」

2008年07月26日 06時28分59秒 | 昆虫
真っ赤な色のトンボ。いわゆる赤とんぼよりも赤いのでショウジョウと付いたのかも知れない。では、ショウジョウとは何かと言えば、中国の想像上の動物とされており、広辞苑によれば「体は狗や猿のごとく、声は小児のごとく、毛は長く朱紅色で、面貌人に類し、よく人語を解し、酒を好む」とある。現実の動物にたとえればオランウータンに他ならない。
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コシアキトンボ雄「腰明蜻蛉」

2008年07月25日 06時27分29秒 | 昆虫
私がこのトンボを初めて意識して見たのは蜻蛉を撮ることを始めてまもなくだった。その頃購入した図鑑ではコシアキは「腰明」となっており、「腰空」ではなかった。それ故、今までずっと腰明蜻蛉と認識してきたのでこれからも腰明でと思っている。
広辞苑を見ると腰明は「小袖などの腰部を染めずに白く残したもの」とある。
そして、私の持っている図鑑によれば、別名を電気トンボ、ローソクトンボというとあり、これなども腰明と近い意味合いだと思う。
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オオシオカラトンボ「大塩辛蜻蛉」

2008年07月24日 06時13分40秒 | 昆虫
シオカラトンボをやや大きくしたようなトンボ。雌雄で色の違うのもシオカラトンボと同じ。ただ、見たところシオカラトンボの腹部はすっと細くなるのだが、このオオシオカラトンボはふっくらとして細くならないようだ。
わたしは、子供の頃にはオオシオカラトンボとシオカラトンボとを区別しなかったように思う。オオシオカラトンボを区別するようになったのはそんなに古いことではないかもしれない。結構好きなトンボだ。
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チダケサシ「乳茸刺」

2008年07月23日 06時17分35秒 | 野草
ユキノシタ科の多年草。この時期に茎頂に淡紅色の円錐花序を出し淡紅色を帯びた白い小花を多数付けている。この画像の中にはあまり赤くないものも見える。
チダケサシ等という名前がどこから来たのかと思って、広辞苑を見る「乳茸というキノコを採取する際にこのチダケサシの茎に刺し通して持ち帰ったから」とある。
チチダケなど見たこともないので、どんなキノコなのだろうかと図鑑などを見ると、柄の細いエリンギのようなキノコで、あまりおいしくはないとあった。
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ヨツスジハナカミキリ「交尾中」

2008年07月22日 06時25分43秒 | 昆虫
いわゆる髪切虫のたぐいなのだが初めて見たのであまり詳しいことは解らない。子供この頃カミキリムシを捕まえてはその口で紙を切らせて遊んだことを思い出した。ただ、広辞苑を引くと紙切ではなく髪切と出ていた。髪の毛も切れるのだろうかやったことがないので解らない。
このヨツスジカミキリというカミキリムシは交尾中と思われ、たぶん雌雄が重なっている状態。図鑑によればこの黄色と黒の筋模様は蜂の仲間に擬態しているのだそうだ。これで捕食者たちをだますという寸法のようだ。
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