スミレ科スミレ属の多年草。日当たりの良い山野に生えている。今年見られても、その土地がやや深い草地などになると、翌年は全く見られなくなってしまう。結構微妙なものだ。全草に短毛があるが、花は紅紫色のいわゆる茜色で大変美しい。春早くに咲くが、それはかなり小さく、雨上がりなどは、泥をかぶって、汚れていることがあり、そっとその泥を取り去ってやりたくなる。4月2日、千葉市内で撮影。
両生綱無尾目アマガエル科アマガエル属のカエル。体長3~4cmほどで、腹側が白色で、背中側が黄緑色で、鼻筋から目、耳にかけて褐色の太い帯が通っているのが特徴。
皮膚や粘液に覆われていて、この粘液には毒が含まれているそうで、それが人の口や目に入るとひどく痛むという。目に入ると失明することもあるそうだ。可愛いので小さな子が触ることもあるだろうから注意が必要だ。
だが、私自身は小さな頃からずっとこの雨蛙を触ったりしてきたが、毒に当たったことなど全く無いので、おそらくその毒性は弱いものなのだろう。4月2日、千葉市内で撮影。
皮膚や粘液に覆われていて、この粘液には毒が含まれているそうで、それが人の口や目に入るとひどく痛むという。目に入ると失明することもあるそうだ。可愛いので小さな子が触ることもあるだろうから注意が必要だ。
だが、私自身は小さな頃からずっとこの雨蛙を触ったりしてきたが、毒に当たったことなど全く無いので、おそらくその毒性は弱いものなのだろう。4月2日、千葉市内で撮影。
スミレ科スミレ属の多年草。かすかに香るのでこの名があるが、香のある菫はこの他にもいくつかある。日本全土に見られ、日当たりの良い草地に生えている。花の中心部が白く抜けて見えるのが特徴。タチツボスミレと同じようなところに見られるが、それほど数が多いわけではないようだ。4月2日、千葉市内で撮影。
シジミチョウ科ルリシジミ属の蝶。日本各地で見られるごく普通のシジミチョウ。幼虫の食草はマメ科の植物の花や実だそうだ。ヤマトシジミより一回り大きく、ひらひらとした飛び方で、この時、翅の表の瑠璃色が大変美しい。ただ、あまり止まらないので、撮りにくい蝶ではある。4月2日、千葉市内で撮影。
バラ科キジムシロ属の多年草。丸く広がった株をキジの座るムシロに例えた和名。草地に行ってみると、黄色い花がたくさん咲いているが、それはウマノアシガタかミツバツチグリかこのキジムシロだ。特に、キジムシロはたくさん見られる。葉は5~9個の小葉を持つ奇数羽状複葉で、頂小葉が最も大きい。このことでミツバツチグリとの判別は出来る。4月2日、千葉市内で撮影。
サトイモ科ミズバショウ属の多年草。言わずと知れたミズバショウ。白い仏炎苞に包まれた黄色い肉穂花序などその独特の花模様が、初夏の尾瀬で繰り広げられる。しかし、今は色々なところに植えられて花を咲かせている。千葉市の自然公園では暖かいので3月下旬には咲き出している。ただ、あまり勢いは感じられない。私は、今年は是非尾瀬へ行ってみたいと思っている。人生で3度目となるが、年から言って4度目はないだろうから。3月28日、千葉市内で撮影。
ゴマノハグサ科クワガタソウ属の2年草。ユーラシア原産でオオイヌノフグリと同じく道端などに生えている。花は大変小さく、オオイヌノフグリの半分以下かも知れない。淡い青紫色葉腋から花柄を出して茎頭に1個の花を咲かせる。この手の花は、普段は全く注意して見ていないので、あっても気がつくことは少ないだろう。だが結構あるもので、千葉市内でも数カ所で見たことがある。
図鑑によれば、FranchetとSabatieの日本植物目録(1875年)に、長崎で採集されたと言う記述があり、1937年に奥山春希がその標本を発見して事実であることが分かり、フランチェットとサバチェルを記念してフラ・サバ草と命名されたそうだ。3月28日、千葉市内で撮影。
図鑑によれば、FranchetとSabatieの日本植物目録(1875年)に、長崎で採集されたと言う記述があり、1937年に奥山春希がその標本を発見して事実であることが分かり、フランチェットとサバチェルを記念してフラ・サバ草と命名されたそうだ。3月28日、千葉市内で撮影。
キブシ科キブシ属の落葉低木。いわゆるキブシの地域変種だそうだ。その地域とは関東地方南部、伊豆半島、伊豆諸島と言う。普通のキブシより花穂が長く大きく大変見た目がよい。その為かこれは佐倉市の「くらしの植物苑」に植えられているもので、葉に先駆けて、木全体に咲かせており、それは見事な眺めだった。3月28日、佐倉市内で撮影。
キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草。二輪の花を咲かせるのでニリンソウと名付けられたが、実際には1輪のことも3輪咲かせることもある。何事にも例外のない規則はないのだ。白い花びらに見えるのは萼片で、花びらは無いそうだ。そして、この萼片は普通は5個で、五弁花のように見えるが、11とか12弁の花も見たことがある。3月28日、千葉市内で撮影。