備忘簿

日常の呟きを記録する。

カラタチ「唐橘」

2007年10月30日 06時48分44秒 | 樹木
カラタチの漢字は色々あるようで、広辞苑には枸橘、枳殻、枳とあった。古い時代に中国から渡来したようだ。生け垣などに植えられていることが多く、4から5月頃白い花を咲かせている。
子供がまだ小さい頃、アゲハチョウの幼虫を捕ってきて、このカラタチの葉を餌として育てて羽化させる自由研究をさせたことを思い出す。
北原白秋作詞「からたちの花」の一節に「からたちも秋はみのるよ。まろいまろい金のたまだよ。」とある。食用にはならない。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オオケタデ「大毛蓼」

2007年10月29日 06時24分59秒 | 野草
本体の大きさもさることながら、何とも鮮やかな紅紫色の花が印象的で、車で走っていても遠くからもそれと分かるほどだ。何しろ高さが2m近くもあり、単独で生えていることが多い。
江戸時代、多分南蛮から渡ってきたのではないかと言われている。漢方では化膿止めや傷の薬になるというので、当初は栽培されていたらしいのだが、それが野生化している。
画像のものは畑の一隅に咲いていたので、多分その持ち主が植えておられるものと思われる。わたしは、毎年この畑でオオケタデを見るのを楽しみとしている。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イヌショウマ「犬升麻」

2007年10月28日 06時26分36秒 | 野草
サラシナショウマに似て薬用にならないということでイヌが付いたそうだ。とはいえ、同じキンポウゲ科サラシナショウマ属の花。ほの暗い夕方、里山の縁でわずかな風にゆられている姿は幽玄の雰囲気も漂い、良い花だ。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シラヤマギク「白山菊」

2007年10月27日 06時35分34秒 | Weblog
このまばらな舌状花の付き方が何とも良いのである。夕方などやや暗い里山の縁に咲いているこの花を見れば、まばらな白い舌状花しか見えず、それが何か別のものを見ているように感ずる。何だろう、それは何かが蠢いているようだ。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハナタデ「花蓼」

2007年10月26日 06時36分05秒 | 野草
花穂が細長く、まばらに花をつける。イヌタデと同じ所に生えているのだが、何とも見栄えがしない。しかし、わたしはひねくれているのだろう、こういうやや寂しげな花が気になる。写真に撮ってみると、その良さが際だつ。
イヌタデはいかにも咲いているという華やかさがあり、昔日、子供の遊びに使われたというのも頷けるところだが、ハナタデにはそれがないのが又よい。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヒメアカタテハ「姫赤立羽」

2007年10月25日 06時35分51秒 | 昆虫
図鑑によれば「cosmoporitan species汎世界種といわれ、ほぼ南極を除く全世界に分布する」という。成虫で越冬し、春先から出現し、秋遅くまで見られる。図鑑には「ほぼ周年見られる」とある。
ゴボウやハハコグサなどが食草だそうで、だんだん見られなくなるのが普通だが、千葉市でも郊外へ行かなくともちょっとした草むらからちょろちょろと飛んで出てくれる。ヨモギなども食草としているそうだから、これならば居なくなることはないので安心だ。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シロバナサクラタデ「白花桜蓼」

2007年10月24日 06時45分03秒 | 野草
サクラタデの白花かと思っていたら、れっきとした別種だった。と言うことで、シロバナサクラタデはサクラタデに増して美しいと思う。純白だからだ。そして、花も心なしかやや大きいように思う。
千葉市若葉区の郊外には休耕田が見られるがその中に色々な草に混じって群生しているのが見られる。夕方などはシロバナサクラタデだけが目立って存在を大きくしている。
美しいものをさらに美しく撮りたいと思い、色々工夫はするのだが、結局は自分の直感力を信じて、自然に感じたまま普通に撮るのがもっともよい方法だとおもうようになった。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ひつじ「稲のひこばえ」

2007年10月23日 06時29分42秒 | Weblog
禾偏に魯(ろ=おろか)と書いて穭(ひつじ)という。ひつじとは稲のひこばえのことだ。刈り取った稲の株から出たひこばえが今実ってたわわな実をつけている。昔はこれをも刈り入れしたと言われているが、今は行われていない。
子供の頃、あまりそれを見たり刈りとっているのを見たことはない。ところが、昨年は今年以上に暖冬だったからか見事な穭田になっていた。年々地球の温暖化によって、9月10月の気温が高くなって行くのでみごとな穭田が見られるようになって行くようだ。いずれ何年か先には魯(おろか)とは言えなくなるかも知れない。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

バン「鷭」

2007年10月22日 06時36分10秒 | 野鳥
一応夏鳥と言うことになっているが、暖地では一年中見られる。ドバトほどの大きさで、ハスの葉の上を歩くという足は大きく指の間にやや幕があるという。
千葉市のとある公園のこの池には冬にも見られるので、一年中居ることになる。数年前に池が凍ったことがあるが、その時もおっかなびっくりという足取りで氷の上を歩いていたのを憶えている。
また、近くの坂月川では夏には見られなかったのに、冬になるとこのバンが現れるので、寒地のバンが渡ってきたのかも知れない。だから千葉県は彼らにとっては暖地と言うことになるのだろう。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ガチョウ「鵞鳥」

2007年10月21日 06時28分40秒 | Weblog
鵞鳥には中国系とヨーロッパ系とがあるという。中国系はサカツラガンが原種で約4000年前には飼われていたというし、ヨーロッパ系はハイイロガンが原種で古代エジプトで約5000年前には飼われていたのだそうだ。いずれも食肉用やダウンをとったり、特にフランスではカンゾウを肥大させてフォアグラをつくることで有名。
ただ、日本では食肉用に使われていると言うことはあまりないようで、もっぱら池沼で愛玩用に飼われていることが多い。
画像のものも千葉市のとある公園で飼われているもので中国系のガチョウのようだ。大変気が強く、大きな声で鳴きながら我々を追いかけてくることさえある。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする