砕氷船オーロラ号は14ノットほどの速度で進むが、船客に食べ物をねだるのかずっと付いてくるオオセグロカモメは、船の暖かい排気が上昇気流になるのかあまり羽ばたきもせずに飛んでいる。ただ、高さを変えるときとか大きく方向を転換するときなどは羽ばたいていた。
流氷のない海へ出るガリンコ号に乗船するのはあきらめて、紋別港の周りを散策したが、アスファルトはむき出しだし、そこここに地面が出ており、これが北海道なのかと疑いたくなる光景なのだ。気温が零度を超しており、暖かい日差しに溶け出している雪で道路は水浸しだ。これでは流氷などあるわけがない。埠頭の岸壁にずらっとオオセグロカモメやシロカモメが並び日光浴をしていた。中にはうつらうつらしているものもいる。画像のシロカモメは大あくびで眠そうな目をしていた。
北海道紋別港から砕氷船ガリンコ号で流氷を見る予定のツアーだったが、海には全く流氷が見られない。水平線までクリアーな海だった。ガリンコ号はオプションだったので、ほとんどの人は乗らず、換わりにオホーツクタワー等を見学した人が多かった。今年は流氷が北へ去るのがものすごく速かったわけで、異常も異常、大異常なのだ。私は紋別港の周りを1時間ほど散策して、オオセグロカモメなどを撮って時間を過ごした。画像はこの時期に海にいるはずもないカワアイサが2羽飛んでいたので撮ってみたもの。かなり距離があったのでまあこんなものだ。
千葉県谷津干潟には何本かの杭が立っているのだが、いつもカワウがその上に止まっている。ただかなり岸から遠いので結構撮るのは難しい。今回はデジスコを用意して行ったので、余裕で撮ることが出来た。しかし、デジカメの望遠端で撮っているのでやはり甘い画像となった。接眼レンズの倍率がもう少し高い方がよいようで、デジスコについてはもう少し場数を踏んで慣れる必要があるようだ。
千葉県谷津干潟はラムサール条約登録干潟なのだ。年間色々な鳥たちが訪れるが、この日はオナガガモが3000羽来ていると谷津干潟のHPにあった。ものすごい数のオナガガモが干潟いっぱいに広がって他の鳥たちはほとんど見えない状態だった。本埜村のコハクチョウ渡来地もそうだったが、オナガガモが大変多いのが今年の特徴だ。そして、気が強いのか中心部をオナガガモが独占してしまうと言うことがどこでも見られる。
千葉市泉自然公園の「下池」にはマガモが越冬しているが、ここではガチョウが飼われており、ガチョウに餌を与えるのでそのおこぼれをこれら渡り鳥たちも頂戴しているらしい。カラスやスズメなども食事時になるとたくさん訪れている。
この画像のマガモは、その給餌される土手に上がって、午後の一時をゆったりと休息している。それを近くから撮らせてもらったもの。もっとアップした画像もあるが、この位のアップ画像が宜しいのではと思う。
この画像のマガモは、その給餌される土手に上がって、午後の一時をゆったりと休息している。それを近くから撮らせてもらったもの。もっとアップした画像もあるが、この位のアップ画像が宜しいのではと思う。
千葉市泉自然公園の「下池」に居たバン。この池がこんなに浅いわけはなく、どうやら木の根が池の中にあるらしくそれに立っているのだ。このバンはかなり長い時間こうしているらしく、公園を一回りして来てみると、まだ立っていた。その間小一時間ほど。この立っていることに何か意義があるのだろうか。休んでいると言えばそうなのだろうが、休み方も色々あるだろうに。この池には他にもバンがおりそれぞれが泳いだりしているのだが、このバンに限っては全くこの場を動かなかった。それがどうしたということになり、面白くもない話題だが、疑問解明へ進めば学問になるのだろうが。私にはそんな気は全くない。
千葉市和泉自然公園の「下池」には、この時期にまだオシドリが居たのだ。この2羽はつがいかも知れない。前にも書いたが、この時期は雌が単独で木の洞などに巣を営み、卵を産み始めている頃ではないかと思うのだが。しかし、物の本によればオシドリは種内托卵をするそうなのだ。いわゆる他のオシドリの巣に卵を産んで他のオシドリに育てさせることがあるというのだ。このオシドリの♀もそれなのかも知れないなどと思ったりしたものだ。
千葉県成田市大竹干拓の田圃の中の電柱の上にちょこんととまっていた。車をゆっくりと近づけて、車窓から撮ったものなのだ。胸の模様はまだ縦縞なので幼鳥と思われる。近づきすぎて飛び立ったが、その飛んでいる姿はさすがハヤブサで精悍そのものだった。印旛沼の周辺ではトビを初めハヤブサ、ノスリ、チュウヒ、チョウゲンボウなどのタカ類を見ることが出来る。そして、10年以上前になるが、甚兵衛橋の袂の電柱の上にオオワシの幼鳥がとまっていたのを撮ることが出来たこともある。どうしてこんな所にオオワシが居たのか分からないが、迷って来たのかも知れない。まあ、結構色々と見られるところだ。