モウセンゴケ科モウセンゴケ属の多年草。葉の触手で小石を持ち上げるほどと言う和名。事実小石が付いていることもあるようだし、小さな昆虫が捕らえられているのを見ることもある。いずれにしても白い清楚な花とそのややグロテスクな葉との対比が大変面白いと思う。5月23日、山武市内で撮影。
ユリ科アマドコロ属の多年草。鳥追いの鳴子を連想させる花の付き方。アマドコロの茎には稜があるが、ナルコユリは丸くて稜がない。ナルコユリは結構遅くまで咲いていて人の目を楽しませてくれる期間も長いようだ。5月21日、千葉市内で撮影。
アゲハチョウ科アゲハチョウ属の蝶。北海道から九州まで広い範囲に分布するが、温暖な地方や平地には少ないと図鑑にはある。だからかも知れないが、千葉県に住んでいるわたしは、余りというかほとんどこの蝶は見たことがない。まあ、それほど注意して見ているわけではないので、見逃しているのも多々あるかも知れないが。その蝶を千葉市内の公園の茂みで見かけた。ただ、後翅の尾錠突起が両方とも欠けているので違う蝶かと思ったものだ。帰宅して図鑑と見比べて、やっとカラスアゲハだろうと結論づけたものだった。5月21日、千葉市内で撮影。
サナエトンボ科アジアサナエトンボ属のトンボ。結構大きく、公園の池の排水溝からの小さな流れの近くの草地になにやらオニヤンマに似たトンボが止まっているのを見つけた。よく見るとサナエトンボであることはわかったが、何サナエなのかはわからなかった。帰宅して図鑑を見てヤマサナエトンボだとわかったもの。大きくて立派なサナエトンボだ。この池にはウチワヤンマもいるので、その他のサナエトンボも結構いるのかもしれない。5月21日、千葉市内で撮影。
エゴノキ科エゴノキ属の落葉小高木。果皮はサポニンを含み有毒だという。かっては石けんの代用としたりしたらしい。小高木といいながら最大で8mほどにはなるようだ。地上に白い花が落ちている。見上げるとたくさんの花が下向きに咲いている。5月21日、千葉市内で撮影。
バラ科バラ属の落葉低木。ノバラとしてもっとも普通に見られる。画像のものも公園へ行く道ばたに咲いていたもの。やや強く良い匂いがあり、花を見なくともノイバラだとわかるほどだ。バラの接ぎ木の台木に利用される。5月21日、千葉市内で撮影。
ユキノシタ科ウツギ属の落葉低木。山野の道ばた、斜面、崖など日当たりの良いところに生える。本当にそんな生え方をしており、よく見かける。別名卯の花。「卯の花の匂う垣根に 時鳥早も来鳴きて 忍び音もらす夏は来ぬ」そらんじているこの歌が自然と頭に浮かんでくる。それと共にホトトギスも鳴いてぴったりの状況が表わされた。と言っても、今年はホトトギスを余り聞かなかった。5月21日、千葉市内で撮影。
マメ科レンリソウ属の多年草。比翼連理の連理であり、小葉がきれいに対生している様を男女の深いちぎりを例えたもの。図鑑では川岸など湿った草地生えるとされているが、このレンリソウは普通の草地に生えていて、むしろ日当たりの良い緩斜面に群生している。5月19日、千葉市内で撮影。
ドクダミ科ドクダミ属の多年草。広辞苑によれば、毒を矯める又は止めるの意とある。10種の薬効があるというので別名を十薬という。昔、子供の頃、敗戦前後のことだが家庭での常備薬もなく、栄養が悪かったのかよく皮膚病にかかった記憶があるが、その都度母親がドクダミなどの葉を揉んで傷に貼ってくれ、何度か取り替えている内には直ったものだった。今でも、ドクダミを採ってきて、陰干しをして、その葉を煎じて、ドクダミ茶としてたまには飲んでいる。まずくはない。5月19日、千葉市内で撮影。