備忘簿

日常の呟きを記録する。

シシウド「猪独活」

2007年07月31日 06時37分46秒 | 野草
ミヤマシシウドというのかも知れないが、分からないので一応シシウドとしておく。色々なところでシシウドを見ているが、低い草花からひときわ抜きん出て大らかに咲いている様は中々見応えがあり、私の好きな花だ。
霧が深かったがその中でシシウドだけは遠目にも分かり、その存在感は大きいものがある。
和名の猪独活は図鑑によれば「全体が固く猪が喰うに適したウド」と言うことのようだ。なお、独活(どっかつ)は根の乾燥したものを言い、生薬として鎮痛、鎮静、血管拡張作用が知られているそうだ。
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キバナノレンリソウ「黄花の連理草」

2007年07月30日 07時01分38秒 | 野草
織田信長がポルトガルの宣教師に命じ、伊吹山に薬草園を開いた際に持ち込まれたと言われる。だから、日本全国を通じてこの山にしか咲かない。要するに、原産地ヨーロッパから持ち込まれた帰化植物だと思われる。帰化植物でその出処進退がよく分かっているというのも又面白いことだ。
いわゆるレンリソウは、私の自宅の近くの公園にも自生しているので、見ているが、それによく似ているのだが、キバナノレンリソウは葉の付き方などがやや大まかな感じがする。
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イブキトラノオ「伊吹虎尾」

2007年07月29日 06時29分03秒 | 野草
タデ科の多年草。広辞苑によれば「北半球の産地草原に広く分布している。地下茎は収斂剤・含嗽剤などに使われる」とある。私ものこ花は信州の山や高原へ行くといつも見ているので、その名が冠されている伊吹山でこの花を見てみたものだと思っていた。
この18日に念願の伊吹山へ行くことができて、深い霧の中だったが、イブキトラノオを撮ることが出来て大変感激したものだ。
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ヤブカンゾウ「藪萱草」

2007年07月28日 06時33分47秒 | 野草
24日にノカンゾウを投稿したので、片手落ちにならないために、ヤブカンゾウも投稿しておく。ノもヤブもほとんど同じなのだが、ヤブカンゾウは花が八重咲きになるので、ノカンゾウのやや寂しげな雰囲気と異なり、結構派手やかだ。
ただ、この花は中国原産で古い時代に移入されたものらしい。その葉も花も食用になり、またその根は生薬として用いられるそうだ。そして、種子ができないようで、全て栄養繁殖で繁茂しているようだ。
若葉が山菜として食用になることは知っていたのだが、その花まで食用になるとは知らなかった。中国料理ではスープの材料とするようだ。又乾燥しておいて保存食にもすると言う。
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ハンミョウ「生きている宝石」

2007年07月27日 06時35分37秒 | 昆虫
この昆虫が陽の光を浴びて飛んでいるのを初めて見たとき「何だ、何だ?」と思わず声を出してしまったものだ。彩りの鮮やかな宝石が飛んでいるように見えたからだ。まあ、回りに誰もいなかったので良かったのだが。
他にも色々美しい甲虫はいるけれど、わたくし的にはタマムシとこのハンミョウがやはり双璧だろうと思う。
この林道にはこの他にニワハンミョウという地味なハンミョウもいるのだが、今年は長雨にたたられたのか、数が少なく、少しがっかりしたものだ。
ハンミョウは一名「道教え」と言われるのは、人が近づくと、ぱっと飛び立ち数メートル先に降り立つ。又近づくと、又飛び立って数メートル先に降り立つ。これがあたかも道案内をしているように思えるからだという。
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ケイワタバコ「毛岩煙草」

2007年07月26日 06時18分37秒 | 野草
図鑑によれば「イワタバコの品種で、花茎、萼、葉の裏面の脈上に毛があり、花期が少し早い」とある。山地の湿った岩壁に生え、いわゆるタバコに似た大きな葉が2枚付いている。6月末頃紅紫色の花を咲かせる。
この画像のものは7月9日に撮ったものだが、やや花が終わりに近い頃で、あまりいい画像が撮れなかった。この花を見に車を飛ばして、谷筋の林道をを歩いて撮ったもの。今年はその群落の範囲がかなり広がっており、今年は雨が多かったりして、この谷筋の林道は生育条件の良い土地柄なのだろう。
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クサアジサイ「可憐きわまる」

2007年07月25日 06時25分30秒 | 野草
アジサイと同じユキノシタ科の多年草。茎の先に白色又は薄い紫紅色のアジサイと同じような花をたくさんつける。アジサイが終わった7月頃から咲きだして、結構9月頃まで咲いている。
この花を見に君津市の林道へ毎年訪れるのだが、いつ見てもこの花は可憐だ。草の丈は50cmほどで、何か弱々しい感じがする。
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ノカンゾウ「野萱草」

2007年07月24日 06時46分14秒 | 野草
図鑑によれば「萱草は中国名で、これを昔中国では忘憂草といい、これを見ると世の憂さが晴れると大切にした」そうだ。和名のワスレグサはここから来ているという。
華やかなのだが何か愁いを含むような佇まいがあり、存在感のある花だ。これに似て八重咲きの萱草をヤブカンゾウと言うが、最近どうもこのノカンゾウよりヤブカンゾウの方が野山でよく見られるような気がする。
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スズメ「雀」

2007年07月23日 06時38分37秒 | 野鳥
スズメ目ハタオリドリ科又はスズメ科の鳥。ハタオリドリというのは確かアフリカのサバンナあたりに棲息し、木に徳利のような巣を機を織るように作るのでその名がある鳥だと思うのだが。スズメ目は、いわゆる小鳥の大部分を含み、全鳥類約9000種類の5/8を占めるという。
山で道に迷いスズメに出会ったら人里が近いとか、廃村になるとスズメも居なくなるとか、何故か人と密接に関わっているスズメ。人類のふるさとも又アフリカで、空想をたくましくすれば人類が地球上の各地へ拡散していったのと同時に、と言うかそれにくっついてスズメも又ユーラシア大陸に生息域を広げていったのではないだろうか。だから、日本列島には、当初スズメは居なかったのかも知れない。シベリアから北回りで日本に来たか、朝鮮半島経由できたのか知らないが、いずれにしても旧石器時代人とともにか、はたまた新石器時代人(縄文人)とともに日本にやってきたのかも知れない。とまあ、いくらでも空想をふくらませることができる。
なお、図鑑によれば、スズメという名は「そのスズは鳴き声を表し、メは群の縮まったもの。あるいはスズとは笹のことで、竹に群れるの意とも言う」とあった。
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モンシロチョウ「紋白蝶」

2007年07月22日 06時40分18秒 | Weblog
白地に黒い斑点があるのだから、本当は紋黒蝶というのが正しいのだろうが、モンシロチョウで通っているから面白い。そして、もともと日本列島にはモンシロチョウは居らず、アブラナ科の野菜類とともに大陸から渡ってきたのではないかと言うことをいつだったかなにかの本で読んだ記憶がある。
近頃モンシロチョウを見る機会が大変少なくなってきている。私がモンシロチョウの居るような所へ行かない、と言うことではなく、実際に自然界でモンシロチョウが結構少なくなっているように感じる。白いチョウはモンシロチョウだと思っているが、実際にはスジグロシロチョウであることの方が多くなっていると思う。モンシロチョウも希少種と言われる頃がやってくるかも知れない。
それは、キャベツや大根や菜種などの栽培がいわゆる産地での大規模栽培にかわり、どこでもあったキャベツ畑が人里には無くなってしまったからだと言われている。人の手で広まったモンシロチョウが人の手で居なくなると言うのも又自然なのかも知れない。
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