備忘簿

日常の呟きを記録する。

モウコノウマ「蒙古野馬」

2006年09月30日 06時49分42秒 | 獣類
千葉市動物公園にはつがいのモウコノウマが居る。モウコノウマと言う看板を見て、「蒙古の馬」だって。などと子供に言っている親御さんが多い。カタカナに漢字を振るというのもおかしなものだが、これは「蒙古野馬」で、世界で現存する唯一の野生馬なのだ。見はるかす蒙古草原に往時はたくさんの群で居たそうだが、家畜馬や羊との生存競争に破れ、いったんは蒙古では絶滅してしまった。そこで、世界各地の動物園に飼育展示されていたモウコノウマを集め、蒙古の地へ戻そうという計画が行われている。一部は実際に戻されて現地で生活しているようだ。その様子は、数年前にNHKのドキュメントで見たことがある。サラブレッドのように大きくはなく、いわゆるポニーほどの大きさだが、蒙古の土の色、黄土色に近い赤茶色でつぶらな瞳と、ロバのように長く立ち上がったたてがみが特徴だ。
この他に、わたしが見たときは横浜市野毛山動物園にモウコノロバ(蒙古野驢馬)というロバがおり、このロバは大変大きく、ポニーほどもあった。今は、よこはま動物園ズーラシアにいるのかも知れない。
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ワオキツネザル「レムール」

2006年09月29日 06時47分07秒 | 獣類
ワオキツネザルはキツネザル科のサルで、アフリカの東、インド洋に浮かぶ不思議の国マダガスカルに生息している。キツネザル(レムール)は原始的なサルで、口吻が尖っているので顔つきが狐に似ておりキツネザルと呼ばれている。数年前、申年の時にこのレムールを撮って絵にしようと関東一円の動物園を探し回ったことがある。千葉市動物公園に2種類、市川市動植物園に3種類、川崎市夢見が崎動物園に4種類、横浜市野毛山動物園に2種類、東京都恩賜上野動物園に2種類飼育されていた。重複している種類もあるので、全部で6種類のレムールを撮ることが出来た。テレビでおなじみの横っ飛びして移動するシファカは、残念ながら日本では飼育されていないようだ。レムールは「幽霊」と言うことで、いわゆる夜行性の猿なのだ。市川市動植物園でエリマキキツネザルを見ていたとき、開園直後で猿たちは展示場に出されて、蒔かれていた餌を食べたが、食べ終わると数匹のエリマキキツネザル達は、それぞれが場所を選んで、コトッと寝てしまったのには驚いた。
ちなみに6種類とは、ワオキツネザル、エリマキキツネザル、クロキツネザル、ブラウンキツネザル、アカエリマキキツネザル、ハイイロジェントルキツネザルである。
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モモタロウ「ニシローランドゴリラ」

2006年09月28日 07時14分57秒 | Weblog
シセンレッサーパンダの風太が有名になる前の千葉市動物公園の人気者はニシローランドゴリラのモモタロウだったのだ。モモタロウの母親のモモコはズーストック計画によるブリーディングローンで一時期東京都恩賜上野動物園に行っていた。そこでイギリスのハウレッツ野生動物園からやってきていた男性のビジュとの間にモモタロウを生んだのだ。残念ながらビジュはモモタロウが生まれる前に、嘔吐物による窒息で急死していた。2000年7月3日にモモタロウは誕生した。そして、2002年7月8日に千葉市動物公園へ戻ってきたのだ。だから、今のモモコとモモタロウは母子家庭と言うことになる。そして、生まれながらにモモタロウは父親を知らない。2才で帰園した当時から大変可愛いと言うことで人気者となった。風太が有名になるまではこのモモタロウが人気者だったが、満6才を過ぎ幼年期を経て少年期に入る頃である。今、母子は静かな毎日を過ごしているようだ。
さて、この項のカテゴリーはWeblogである。獣類ではない。ヒトと同じくヒト科に属する。この科に属するのはゴリラ、オランウータン、チンパンジー、ボノボ、ヒトだ。
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アミメキリン「これぞアフリカ!」

2006年09月27日 06時38分18秒 | 獣類
千葉市動物公園には、いわゆる猛獣のたぐいは飼育されていない。人間的に言えば平和な動物園である。猛獣の象徴たるアフリカライオンが居ない中、これぞアフリカと感じさせるのがこのアミメキリンなのだ。広い放飼場の中に3頭飼育展示されている。そのゆったりとした歩きや長い首を伸ばし40cmもあるという長い舌で高い木の葉などを絡め取って食している姿は優雅そのものだ。さて、動物の中で最も角の多いのがキリンだ。これはあまり知られていないが、成長した♂には5本の角があるという。本当かどうかは、動物園へ行ってキリンをよく観察して確認してほしいものだ。その他色々と長い首や細長い脚などにまつわる面白い話もあるが、ながくなるので、いつか別の機会にしよう。
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フクロテナガザル「もう一人の主役」

2006年09月26日 06時28分45秒 | 獣類
フクロテナガザルは、言うなれば千葉市動物公園のもう一人の主役と言えるのではないだろうか。漆黒の体毛に覆われ、喉に大きなフクロがあるので声を反響させ4km四方には届くという。車で動物園へ行く場合などは、かなり遠くからでもその声が聞こえるほどだ。だから、この声が聞こえないと「あれ、どうしたのだろう」などと思ったりする。本来は熱帯アジアの密林に棲んでいるので樹上生活者なのだろう。両腕が大変長く広げると2mは優に超すと言われる。その腕を利用して木の枝から枝へとブランコのように移動する。この動物園でも、その見事な技は惜しみなく披露してくれる。だから、ついつい長く留まって見てしまうことになる。
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ハシビロコウ「結構動くじゃん!」

2006年09月25日 06時38分36秒 | 野鳥
千葉市動物公園で風太に次いで売り出そうとしたのがこのハシビロコウ。その売りは「動かないこと」だった。いかにも地味なキャッチコピーだ。放飼場の中にいるのだが、それがほとんど動かずじっとしていると言うことなのだ。うごかないものを動くまで見ているというのもつらいものがある。そんなわけで風太に比べては役者不足の感を否めない。風太一家を見たついでと言っては何ですが、ハシビロコウも見たのだが、それが結構動いているのだ。この画像は、動きながらその横広なクチバシを細かく打ち鳴らして、何かを盛んにアピールしていた。ニホンコウノトリもクチバシを打ち鳴らすそうだから、同じコウノトリ目に属するので習性も近いのかも知れない。
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レッサーパンダ「風太、独り寂しく」

2006年09月24日 06時40分48秒 | 獣類
さて、父親たる風太はどうしているのだろう。空調されたチイチイと2匹の子供がいる展示舎の隣に広い露天の展示場がありそこに独り寂しく放飼されている。そして、常に同じパターンで展示場内を回っているのだ。観客は風太だと気の付いている人はある種の感慨を持って眺めているのだが、風太と気の付かない観客には、ただ1匹のレッサーパンダが同じ所をぐるぐる回っているに過ぎないと見えるだろう。そして、子供を見るために隣の空調された展示舎へ移動する。
しばらく見ていると、その風太がこれも突然立ったのだ!! それも後ろ姿だ。突然と言っても、風太の場合は立つかも知れないという予兆があった。それは、壁際へ行って引き返すときにくるっと向きを変えるのだが、その時立つかも知れないと思えたからだ。そして、後ろ向きだがついに立って見せたものだ。さて、この後ろ姿に意味があるのだ。というのは、風太の向いている方角の隣に、彼の妻子が居る空調された展示舎があるからなのだ。風太もやはり人の親。一緒に居たいのだろうと人間的には思える。ぐるぐる展示場内を回って、ここへ来てまた引き返すことを一日中やっているようだ。この後ろ姿に男の悲哀を感じたのはわたしだけだろうか。そして、閉園後は一緒に過ごせるのだろうかなどと心配してしまったものだ。
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レッサーパンダ「風太の子も立った!!」

2006年09月23日 06時45分14秒 | 獣類
千葉市動物公園のレッサーパンダの風太は、立ち上がることで大変有名になったが、何しろその立ち姿が颯爽としているのだ。前屈みとか何かに寄りかかって立った等というものではなく、すっくと立っているのである。これを見て驚かない人は居ないだろう。さて、その風太に昨年チイチイという嫁が来て今年の6月2日に双子の子供が誕生した。まだ名は無い。今月やっと一般公開されたばかりなのだ。そこで、昨日私はその子供達を見に行ってきたのだが、何とその子供があっさりと立ち上がって見せたのだ!!これには驚いた。風太のDNAを受け継いだ子供達は生まれながらに立ち上がることが出来たのだ。
子供と風太の連れ合いのチイチイは、空調の効いたガラス張りの展示舎にいるのでカメラのオートフォーカスがガラスに来てしまうのでマニュアルフォーカスで撮っていたのだが、子供がいきなり立ったので、フォーカスが間に合わずピンぼけの写真となった。それでも何とか見られる程度に仕上げてみた。しかし残念ながら後ろ向きの画像だ。
まあ、子供の内は立つこともあるのかも知れない、それが大人になっても引き続き立つことが習慣となるのだろうか。
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イチモンジセセリ「一文字セセリ蝶」

2006年09月22日 06時58分26秒 | 昆虫
広辞苑によれば「挵る」で「せせる」と読み、つつく、ほじくる、という意味だ。セセリチョウとは、その幼虫が稲の葉を食い荒らすから「挵り蝶」と言われている。だが、このセセリチョウはちょこまかちょこまかと花から花へ吸蜜に飛び回る。これが大変せわしいのでセセリチョウというのかとわたしは思っていた。どうもこっちの方が当たっていそうなほどせわしく動き回る。
千葉市のとある谷津のノアザミの花に吸蜜に来たイチモンジセセリ。後翅の裏側に白く一文字の模様があるのでそう呼ばれる。
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キクイモ「塊茎食用!」

2006年09月21日 06時44分53秒 | 野草
黄色のその花は大変鮮やかで、小さなひまわりに見える。それもそのはず、キク科ヒマワリ属だという。そして、何と北米原産の多年草で、江戸時代末期に飼料として移入されたものだという。その塊茎は食用となり、第二次世界大戦中は食用として栽培された歴史もあるとか。わたしは食した記憶は全くないが。それが野生化したものもあり、結構見る機会が多い。いかにも鮮やかな黄色い花なので、藪や土手の道側に咲いて、風に揺れている様は、どうも気になる花ではある。塊茎にはデンプンはほとんど含まれず、多糖類の一種のイヌリンが多量に含まれているそうだ。
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