ナス科ナス属の多年草。北米原産で、昭和初期に関東地方南部で気づかれ、その後暖かい地方へ広がったと言う。トゲが多く始末に困るということでワルナスビという名がついたそうだ。花は白色または淡紫色で秋には1.5cmほどの丸く黄色い実が熟する。
ゴマノハグサ科モウズイカ属の2年草。見た感じはいかにも異郷の花といったところだ。それもそのはず、地中海沿岸原産の花だ。全体がビロードのような灰白色の毛に覆われ、茎頂に総状花序を出して黄色い花を密に咲かせる。2017年8月3日、千葉市内で撮影。
キンポウゲ科センニンソウ属のつる性の半低木。花が終わると花柱が伸びて、白い長い毛が密生するさまを仙人の髭に例えた和名。一つひとつの花は小さいが、ぱっと開いて多数群がって咲くので結構目立つ。この花が咲くと夏も終りに近いと思える。朝の散歩の道すがら草薮にこの花が咲いているのを見つけた。2017年8月21日、千葉市内で撮影。
ミソハギ科ミソハギ属の多年草。その和名は、催事に用いることによると言う。野生ではやや湿地に生えていることが多い。しかし、お墓のそばなどに植えられており、それを見ることのほうが多いだろう。我が家では、植えた覚えはないのだが、勝手に花を咲かせている。画像のものは、とある公園の湿地に自生しているものだ。2017年8月3日千葉市内で撮影。
ユキノシタ科クサアジサイ属の多年草。湿った林内に生える。も少し若い頃、千葉県君津市の山奥の林道を歩いていると、この時期たくさんのクサアジサイに出会ったのを思い出す。画像のものは植物園に植えられていたものだが、いずれにしても可憐でやや哀愁お帯びたように見える。2017年7月20日、千葉市内で撮影。
リンドウ科アサザ属の多年草。池沼に生えている。自宅近くでこのガガブタを見たのは2度めだ。今回の画像のものは植物園に植えられていたものだが。先の一例は大きな貯水池に自生していたもの。要するに水面を覆い尽くすように葉が浮かんでいて蓋のようだと言ったところか。2017年07月20日、千葉市内で撮影。
ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草。葉がスイセンに似ていて、夏に咲くことによる和名。往古に中国より渡来し観賞用に栽培されたが、それが野生化したもの。その色合いと良い、一株に咲く花の多さと良い、大変華やかな花だ。毎日の散歩の道すがら、この花を見るのが楽しみとなっている。2017年8月12日、千葉市内で撮影。
キキョウ科ホタルブクロ属の多年草。図鑑によれば、ぶら下がって咲くさまを火垂(ほたる・提灯の古語)に見立てたという説と、子供が花の中にホタルを入れて遊んだという説とがあるそうだ。私が子供の頃、ずっと田舎に住んでいたので、蛍はそこらじゅうに居たが、そんな遊びをした覚えはない。2017年7月20日、千葉市内で撮影。
アオイ科・フヨウ属の多年草。別名はクサフヨウというそうだ。大型で花の直径は最大で30cmほどになるそうだ。ただ、ここのは15cmほどだった。ここは緑化植物園であるが、私がよく散歩する自宅近くの道すがらにもこの花を咲かせているお宅があり、咲いていれば通るたびに写真を撮ってしまうほど見事なものだ。2017年7月30日、千葉市内で撮影。
ヤマゴボウ科ヤマゴボウ属の多年草。洋種と付くくらいだから北米から明治時代に渡来し、空き地や道端に生えている。太い茎は赤みを帯び、大きいものは高さ2mにもなるらしい。赤い実は潰すと紅紫色の汁を出すので、アメリカではインク・ベリーと呼ばれていると言う。2017年7月、千葉市内で撮影。