スミレ科スミレ属の多年草。名の由来は、葉がウマノスズクサ科のフタバアオイの葉に似ているからだという。何しろ春早くから咲き出し、他の菫が咲き出す頃には花が終わり盛んに匍枝を出している。花は薄い紫色で、左右からぎゅっと押されたようにややひしゃげているのが特徴か。私の菫探しは先ずこのスミレを見ることから始まる。3月19日、千葉市内で撮影。
タテハチョウ科の蝶。成虫で越冬するので、春早くから出現する。その為か翅が結構痛んでいる。幼虫の食草はカナムグラと言うことなので、カナムグラのあるところには都会でもこの蝶がいると言うことになる。しかし、春早くから蝶を見られるというのはうれしいことではある。3月15日、千葉市内で撮影。
両生綱無尾目ヒキガエル科ヒキガエル属のカエル。自宅近くの小川の土手の脇の溝に数匹いたもの。これから婚姻して産卵するのだろうと思われる。泥の中から出て来たのだろうか、まだ前足から背にかけて真っ黒に土が付いていた。3月15日、千葉市内で撮影。
タマムシ科 > タマムシ亜科の甲虫。松の害虫と言うことになっている。松の枯れ木などに産卵し、幼虫は松の木部を食して育つそうだ。そう言えば、この画像を撮ったところも赤松の疎林で、そのいずれかから羽化してきたばかりと言ったところだろう。いわゆる美しい玉虫と違って地味な姿だが、大きさも3cmいじょうあり、黒光りしていて、結構美しい。3月15日、千葉市内で撮影。
キツツキ科アカゲラ属の留鳥。ほぼスズメと同じくらいの大きさで日本にいるキツツキでは最小。結構よく見られる鳥で、都市部の公園等にも棲息している。画像のものも市の公園のクヌギ林にいたもの。数羽一緒に移動していたので、多分家族だろうと思われる。雄は後頭部の両側に橙赤色の小さな斑があると言うが、野外では見えないらしく、私はまだ見たことがない。3月12日、千葉市内で撮影。
カワニナ科の巻貝の一種。画像のものは千葉市緑区の公園の溝にいたもの。言うまでもなく、これはゲンジボタルやヘイケボタルといった水生ホタル幼虫の餌として飼われているものだろう。色々なところでホタルの里などと言って、ホタルが見られる場所が増えているが、ホタルが見られることはうれしいことだが、元々居なかった生物を強制的には持ってきて自然界に放すと言うことは、地域的なカワニナの特徴・遺伝的相違を攪乱する遺伝子汚染となる事なのだそうで、余り感心できることではなさそうだ。3月8日、千葉市内で撮影。
ヤナギ科ヤナギ属の落葉低木。実際には河原など水辺に生えていると言うが、見られるものは植えられたものだろう。これも道路の脇に生えていたもので、誰かが植えたものだろう。名の由来は、何となくそう思うとおりで、この白い絹毛覆われた花芽を猫の尾に見立てたものだ。そして、面白いのは、これも又そう思うとおりに、陽が当たる方が大きく膨らむため、その方角は南と言うことになり、方向の指標となるそうだ。3月15日、千葉市内で撮影。
スミレ科スミレ属の多年草。春になると人家付近の道ばたから山地まで、ごく普通に見られる。言ってみれば、菫の代表のようなものだ。だが、春一番にこの菫を見つけて撮ると言うことは何ともうれしいことだ。5月頃まで咲き続ける。この画像も、この春一番最初に見つけて撮ったタチツボスミレだ。3月8日、千葉市内で撮影。
タデ科ギシギシ属の多年草。酸っぱい葉だから酸葉。別名の方が通りが良く、スカンポ。草地や田の畦などに普通に生えている。すっいのは蓚酸を多く含んでいるからで、若い茎や葉は食用になる。この後、総状花序が出て花を咲かせると趣ががらっと変わるのが面白い。3月8日、千葉市内で撮影。