備忘簿

日常の呟きを記録する。

ヤマブキソウ「存在自体が金」

2006年04月30日 06時54分21秒 | 野草
千葉県佐倉市の武家屋敷の裏庭には往時の植生がよく保存されているが、その中にこのヤマブキソウがあった。千葉県RDBにおいて「カテゴリー:B重要保護生物」に指定されているほど、千葉県内では咲いている場所が数カ所しかないそうで、その1ヶ所がここなのだ。花は今盛りと咲いており、折からの朝日に輝き、正に山吹色だ。ケシ科クサノオウ属にはこのヤマブキソウとクサノオウがあるが、一方のクサノオウはやや普通に見られ雑草という感じだが、ヤマブキソウは図鑑には石灰岩地に多いとあるようにその生育条件が難しいのかも知れない。
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シロバナタンポポ「古い土地にはよく似合う」

2006年04月29日 06時48分42秒 | 野草
千葉県佐倉市の武家屋敷に咲いていたもの。別に特別に保護しているわけでもなく、裏庭の入り口の石畳の間に雑草のように生えていた。この近くに佐倉城址公園があり、今では国立歴史民族博物館が併設されているところだが、そこで十数年前に見たことがあったのだが、いつの間にか消えてしまった。それが、このような武家屋敷の裏庭にひっそりと残っているのは大変うれしいことであり、また、似つかわしいと思う。今ひとつは、千葉県の北総のとある古い寺の境内に咲いていたのも見たことがあるが、それは今でも残っているようだ。
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オドリコソウ「ヒメより姫らしい」

2006年04月28日 07時07分59秒 | 野草
オドリコソウとは、この白い花を花笠をかぶった踊り子に見立てた名だという。うっすらと化粧したような淡紅色の花もあり、踊る少女の赤い頬を思わせる。よく見ると誠にそれらしい感じがしてくるから面白い。若芽は食用、根は煎じて飲めば腰痛に効くという。才色兼備ということか。千葉県佐倉市には武家屋敷が保存されており、その裏庭は往時の植生がよく残されていて、その中にこのオドリコソウも咲いていた。ヒメオドリコソウはやんちゃな女の子を想像させるが、オドリコソウはしっとりとした少女を連想させて奥ゆかしさを覚える。
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サワオグルマ「休耕田小車」

2006年04月27日 06時53分48秒 | 野草
沢小車と書く。休耕田に咲いていることが多いらしい。田圃は元々日当たりがよいし、休耕田では排水もしないし、他の植物もあまり生えないしサワオグルマにとっては休耕田は絶好の場所なのだ。私の地元の千葉市内にこの花が咲くというのは最近まで全く知らなかった。うかつと言えばうかつだった。1976年の調査では群落など認められて居らず、10年後の調査では大きな群落が認められている。まあ、その間に休耕田が増えたと言うことなのだろう。芦がまばらに生え、ジクジクと湿った所に咲いている様は、中々風情がある。茎頭に小振りの花をまとまって咲かせる。
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キジ「国鳥」

2006年04月26日 06時58分36秒 | 野鳥
千葉市郊外の農村地帯を歩いていると盛んにキジが鳴いている。今の季節は繁殖の時期なのでテリトリーを宣言しているのだろうか。休耕田が多いのでそこに巣があるのだろう。ほんの少し歩いただけで3羽もの♂のキジに出会った。その内の1羽が民家の庭に現れてそこでも盛んに鳴いていた。この日は長いレンズを持ち合わせていなかったが、35mm換算150mmでも何とか撮れる距離だった。レンズを向けると動き出したので、それを追いながら数枚シャッターを切った。この画像はその内の一番感じの出たもの。
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ツマキチョウ「ツマって端っこのこと」

2006年04月25日 06時59分25秒 | 昆虫
ツマ(端)と言う言葉は、他で使うかなと考えてみたが「褄をとる」の褄くらいしか思いつかなかった。前翅の先端がとがっており、♂ではそこが黄色で、♀ではそこが黒い。千葉市のとある谷津を歩いていてちょろちょろっと飛んで出てきたので遠目にはスジグロシロチョウかなと思ったが、止まったところをよく見るとツマキチョウの♂だった。春早く出る蝶なのだ。後日談になるが数日後これも千葉市のとある公園で♀を見た。やはり♀の方がツマが黄色でない分地味だった。余談になるが広辞苑によれば褄黄蝶とあり、褄も端の意味だとあった。
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タコノアシ「ユデダコの抜け殻」

2006年04月24日 06時49分21秒 | 野草
千葉市のとある谷津の最奥のため池に数株のタコノアシがあるらしい。あるらしいと言うのは、先日初めてこの谷津に来て最奥まで歩いて昨年の枯れた花茎を見たからだ。ぜひ今年の夏は花の咲いている状態のタコノアシを見てみたいものだ。
タコノアシは環境省RDB 絶滅危惧II類(VU)、千葉県評価 保護留意(E)に指定されており、希少植物なのだ。環境の変化に大変弱いらしくすぐに消えてしまう。確実に見られるのは成東・東金食虫植物群落だが、そこでも非常に劣勢だ。帰り道に休耕田を歩いたが、そこにも枯れた花茎があったので最奥まで行かなくとも見られるのかも知れない。ベンケイソウ科かユキノシタ科かタコノアシ科か学説は別れているそうだが千葉県植物誌では独立のタコノアシ科タコノアシ属となっているそうだ。
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ナナホシテントウ「可愛いし益虫だし」

2006年04月23日 06時35分12秒 | 昆虫
ナナホシテントウは誰が見ても可愛いと思うだろう。これは洋の東西を区別しないらしい。肉食性の昆虫で、成虫・幼虫ともに植物に付くアブラムシを食べるから益虫だという。成虫で越冬するので、春早くから暖かい日には活動している。テントウムシの中では結構大きい方で、体長は8mmほど。我が家の庭にあるバラには毎年よくアブラムシがついて、その駆除に家内が一生懸命になるがナナホシテントウが来て食べてくれれば一番良いのだが、結局は薬剤で駆除することになる。北アメリカ大陸にはナナホシテントウは居なかったのだが、アブラムシ駆除のために移入されたらしい。我が家の庭にも移入したいものだが。
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オオイヌノフグリ「花びら5枚」

2006年04月22日 06時57分34秒 | 野草
オオイヌノフグリは春早くから咲き出していつまでも咲いている感じがする。そんなに春早くから咲き出して、昆虫も居ないのにどうやって繁殖するのだろうと思っていたら、自家受粉してしまうらしい。昆虫に頼っていないから午後3時頃になると花を閉じ始めてしまう。もちろん昆虫による受粉もすると言うことだから、両刀使いと言ったところか。ところでこの画像のオオイヌノフグリの花弁は5枚ある。普通は4枚なのだから1枚多いことになる。こういった奇形というと大げさだが、少し常態でないものが他の花でも見つかるものだ。3月26日に投稿した距が2~3本あるコマキノスミレなどだ。また、我が家の椿の花で雄しべの1本が花びらのようになったものがあった。
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ヤマエンゴサク「地元で見られた」

2006年04月21日 07時08分54秒 | 野草
千葉市のとある谷津の裾野に咲いていた。息子が見付けたもので、私は教えられて行って見たが、そこにはノジスミレの群落もあり、このヤマエンゴサクも群落として咲いていた。ヤマエンゴサクを初めて見たのは八王子市の裏高尾町で、その美しさにすっかり魅了された。それが、地元の千葉市で見られたので大変うれしい。ただ、心なしか色が薄いように感ずる。ここでは、ムラサキケマンもジロボウエンゴサクも見られたので、主なものはここにあるという感じだ。
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