備忘簿

日常の呟きを記録する。

チングルマ「稚児車」

2007年08月31日 06時11分19秒 | 樹木
その時、千畳敷カールではチングルマはまだ花の状態で、いわゆる花が終わった稚児車のなの所以たる果実の状態のものはわずかに見られた。
図鑑によれば「バラ科チングルマ属の、高山帯の雪渓のふちや砂礫地に生える落葉矮性低木」とある。言うなれば木なのだ。それでも野草の図鑑などに載っているので、普通は草として扱っているようだ。
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ショウジョウバカマ「猩々袴」

2007年08月30日 06時18分37秒 | 野草
千畳敷カールでは所々に見られた。ユリ科の多年草。葉は冬でも枯れないそうだから、雪の下に埋まってじっと夏の来るのを待っているのだろう。
花茎の先に花が2、3個ついておりそれぞれがユリの花のように6弁の花びらが付いている。その様が袴のように見えるのだろうか。赤いので猩々が履くだろうと想像されたのかも知れない。
別種のシロバナショウジョウバカマというのがありそれは千葉県でも沢筋に咲くが、やはり赤い花の方が似つかわしいというか、見栄えがする。
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コバイケイソウ「小梅草」

2007年08月29日 06時19分50秒 | Weblog
千畳敷カールではちょうどコバイケイソウが満開を迎え、大群落で咲いていた。ただ、これは数年に一度しか咲かないと言うことで、今年はその咲く年に当たっていたのだろうか、それは見事な眺めだった。
図鑑によれば、正式名は「コバイケイ」といい、別名コバイケイソウというとある。ユリ科シュロソウ属の植物で、葉を見ればユリ科だと納得するが、花だけ見ているとユリとは思えない。
という字は「かおりぐさ」と訓読みするそうだ。恵でも良いようだが、正式にはらしい。
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コイワカガミ「小岩鏡」

2007年08月28日 06時22分24秒 | 野草
この千畳敷カールでは分布域が広く、まあ、言うなれば至る所で見られた。濃いピンク色の花はやや小振りだが、数個がまとまってついており、華やかな感じを呈する。それも数株まとまって生えているので、その付近がぱっと明るくなったように見える。
葉は強い光沢があり、これがイワカガミという所以だ。小さいので手鏡と言ったところか。
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クロユリ「黒百合」

2007年08月27日 06時24分13秒 | 野草
千畳敷カールではユリ科の植物も何種類か見られるそうだが、このクロユリもその1つ。そして、クロユリはユリ科なのだがバイモ属だという。バイモと言えば今年の4月3日に投稿した我が家の庭に咲いたバイモに外見も花の内側の網目模様もそっくりだ。ただ色が違うだけ。
さて、自生しているクロユリを初めて見たのは、記憶によれば北海道の小清水原生花園だった。その次は確か礼文島だったか、皆平地に咲いていたのだが、本州ではやはり高山に咲いていると言うことなのだろう。ここでは群生しており、見事なものだった。
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キバナノコマノツメ「黄花の駒の爪」

2007年08月26日 06時12分08秒 | 野草
図鑑によれば「和名にスミレと付かない唯一のスミレで葉の形がウマの蹄に似ているから」名付けられたとあった。
黄色いスミレというのは中々見られず、スミレ好きのわたしにとっては見られて大変うれしかったことだった。カール内では結構分布が広く所々に見られた。
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アオノツガザクラ「青の栂桜」

2007年08月25日 06時21分28秒 | 樹木
木曽駒ヶ岳千畳敷カールで撮った花の写真をいくつか載せていきたい。まとめていたらアイウエオ順になっていたのでその通りに載せる。
これはいわゆる木本で常緑の小灌木だという。灌木とは広辞苑によれば「枝が群がり生える樹木」とある。まあ、その通りで、これは木だなとわたしのような素人でも区別が付く姿をしている。花がやや緑色を帯びるので「青のツガザクラ」と言うらしい。群生していて結構カール内の色々なところで見られた。
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木曽駒ヶ岳千畳敷カール「中央アルプス」

2007年08月24日 06時35分21秒 | Weblog
木曽駒ヶ岳千畳敷カールは、氷河によってU字型に削られたもの。木曽山脈は中央アルプスともいわれ全山花崗岩でできており、花崗岩によってできている山脈としては日本最大だという。太平洋プレートの造山運動で急激に盛り上がった山脈で日本の山脈の中ではもっとも新しい山脈だという。このためまだ浸食も進んでなく荒々しい急峻な景観となっている。
訪れたときにはまだ雪渓も残っており、標高2612mのロープウエイ頂上駅に降り立つと、カールの全容が見渡され、胸の高鳴る思いがした。全山高山植物の宝庫で、この日も32種類の植物を撮っていた。
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マルバダケブキ「丸葉岳蕗」

2007年08月23日 06時39分08秒 | 野草
葉が写ってないが、丸くて大きく確かに蕗に似ている。高さ1m以上になる大形の多年草とのこと。どうりで下までファインダーに入らなかったわけだ。
キク科メタカラコウ属で、車山ではいわゆる草原にはあまり咲いて居らず、やや崖地とか斜面などの湿り気のあるようなところに咲いていた。
花がもう終わりに近いのか、ぐたっとしており、その様がなにか良い雰囲気を作っていて、中々味わいのある花だと思う。
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ヨツバヒヨドリ「四葉鵯」

2007年08月22日 06時36分24秒 | 野草
キク科フジバカマ属の花には似たものが多くあり、同定には苦労する。まあ、しかし、葉が3~4枚輪生しているのでこれはヨツバヒヨドリに間違いないだろう。
ヒヨドリという名の由来は広辞苑によれば「ヒヨドリの鳴く頃に咲くから」だという。
高さが1m程もあるので、結構弱い風でも揺れており、数枚撮った中のぶれていない1枚。それでもわずかにぶれているかも知れない。
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