ナス科クコ属の落葉低木。ナス科であるということは、その花を見ると茄子の花に似ているように思う。海岸に近いところに生えていることが多いようだ。画像のものも、いすみ市の太東崎の海浜植物群落内に生えていたもの。古くから不老長寿の薬効があるというので、若葉をクコ茶やクコ飯にしたり、実をクコ酒としたりして利用している。しかし、その薬効成分についてははっきりしていないのだそうだ。7月29日、いすみ市内で撮影。
シジミチョウ科ヤマトシジミ属の蝶。幼虫の食草がカタバミであるので、カタバミさえあればどこにでもミヤコシジミは居る。そして、カタバミはまたいたるところに生えているので、勢いミヤコシジミもいたたる所に居るということになる。7月25日、千葉市内で撮影。
シジミチョウ科ツバメシジミ属の蝶。後翅に小さな尾状突起があるのでツバメという呼び名になったのか?日の当たる草地に多く、低く飛んで花に集まる。幼虫はマメ科の植物を食する。ミヤコシジミよりも二回りほど大きい。7月25日、千葉市内で撮影。
ハチ目細腰亜目ベッコウバチ科の蜂。幼虫はクモを食する。このため親ハチはクモを捉えて巣穴へ入れて、そこへ卵を産み付けるということだろうか。卵からかえった幼虫は仮死状態のクモを食して成長するという寸法だろう。7月25日、千葉市内で撮影。
タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科ウラナミジャノメ属の蝶。資料によれば「金環の付いた、ひときわ目立つ蛇の目紋を翅に乗せる、茶色の小さなチョウ。この蛇の目紋は後翅裏に5つあるが、まれに6つから8つほど持つ個体もある」そうだ。私自身はそのような個体はまだ見たことがない。7月25日、千葉市内で撮影。
イネ科イネ属。そして、資料によれば「結実後も親株が枯れず株が生き続ける多年生型と枯れて毎年種子で繁殖する一年生型があるが、2型の変位は連続的で中間型集団も多く存在する」という。稲の花が咲いて風が吹いて、その風下にいると、なんとも香ばしく良い香りがして幸せな気持ちにさせてくれる。この香りが私は大好きである。7月25日、千葉市内で撮影。
チョウ目シジミチョウ科ルリシジミ属の蝶。翅の裏側が瑠璃色だという和名だが、瑠璃色というよりは青い空の色に近いと思う。ヤマトシジミよりは一回り大きいだろうか、その飛び方もひらひらとした感じでややおおらかな感じがする。春先から秋遅くまで見られる。7月18日、千葉市内で撮影。
スズメ目モズ科モズ属の留鳥。3月にもモズ雄を載せているので4ヶ月ぶりなのだが3月にこの辺りでモズを見るのは、いわば当たり前のことだ。しかし、7月にモズを見るということは今まで全く無かったことだ。まあ、私だけが見たことがなかったというだけで一般的には見ること間々あるのだろうが。8月に八ヶ岳で見たことはある。暑い夏を優雅に高地で過ごしているのだろうと思ったものだ。しかし、平地の千葉市内で、盛夏の7月に見るということは若干は普通では無いのかもしれない。7月18日、千葉市内で撮影。
シジミチョウ科ベニシジミ属の蝶。年3~5回発生するという。冬は幼虫で越冬するそうだ。春のシジミチョウは紅色があざやかなものが多いが、夏に発生するものは黒い部分が太くやや地味な印象だ。ベニシジミはいつでもどこかで見られるので、撮ることは少ないが、それでも1年に数回は撮ることになる。7月18日、千葉市内で撮影。