6月12日の、一面のトップに、ページの半分を使い、朗報が飾りました。喜びの見出しを、そのまま転記します。
「ロケ地いすみ、喜びに沸く。」「カンヌ最高賞 万引き家族」「役所に横断幕、興行にも協力。」「大原海水浴場での、映画撮影風景。」「大原海水浴場で、撮影されたシーン。」
映画のシーンが、三枚の写真で紹介されています。記事は、勝浦支局の廣田記者が、署名入りで書いています。
「第71回カンヌ国際映画祭で、最高賞に輝いた邦画、[万引き家族] (是枝裕和監督)の、」「海水浴シーンが撮影された、いすみ市が、」「受賞の喜びに沸いている。」
「同市は、二年半前から、ロケ誘致を進めてきたが、」「世界的映画賞の撮影地となるのは、初めて。」「劇中、海水浴場は、万引きで糊口をしのぐ仮面家族の、」「偽りの幸せを象徴する、シーンとなっている。」
「同市は早速、役所に横断幕を掲げるなど、興行成功に協力。」「担当者は、受賞を弾みに、」「今後も、ロケ地に選ばれるように、取り組みたいと、」「声を弾ませた。」
新聞記事の一部ですが、これ以上転記する気力がありません。私の意見を述べる前に、「BBの覚醒記録」というブログから、管理人さんの意見を引用いたします。長くなりますが、千葉日報社やいすみ市の関係者は、はしゃぎ回る前に、こうした意見もあるという事実を知るべきでしょう。
「映画的意図を込めてのことでもあるのは、解かるのですが、」「故意に、日本の底辺の、汚い風景ばかりを写し、」「それがあたかも、日本という国の印象となって、海外の観客の脳裏には、印象付けられるのでしょう。」
「清潔な町並み、日本人の美点、文化など、片鱗も映画には存在しません。」「それが映画で狙った世界表現なら、それもよしとしましょう。」「しかしながら、ここまで敢えて汚くする必要があるのか? と思われたのは、」「相変わらず食事シーンです。何というお行儀の悪さ、ちゃぶ台の上の小汚さ。一家の醜い佇まい。」
「映画で唯一現れる、日本の「先進文化」は、遠くにそれとなく見える、スカイツリーだけですが、」「となればエリアは、荒川区(町家~日暮里~三河島)江東区(枝川など「パッチギ」の舞台となったところ)、足立区(千住)など、要するに朝鮮人が多く占めているエリアです。」
「これをもって、何かを断言するほどの確証は持ちませんが・・・・しかし、率直に言えば、食事シーンで、」「(あ、これ韓国)ととっさに思ったのでした。」「付記 もっと率直に言えば、これ朝鮮人の家族じゃないの? と。」
「ただしB級ではない、とそこはフェアに、お伝えしておきます。」「物語の運びも描写も、退屈はさせません。」「しかし、全体にうんざりしながら、見終わったのでした。」「何しろ、描写が、食べ方一つ、せりふ一つ「汚い」のです。」
「挙句の果て、欧米では放屁より下品だとされているゲップを、ヒロインにさせる始末。しかも子供の前でわざわざ。」「食事の時の立膝といい、この監督の生活倫理みたいなものが変です。」
「監督の主張がどこにあるのか、あるいは、」「家族制度そのものの否定、ではないかとも、勘ぐれるのです。」「是枝監督の政治的発言と併せて、アベノミクスの成れの果ての犠牲者たちが、彼らだ、と言わんばかり。」「勘ぐり過ぎかもしれませんが、その発言からそう思われても仕方ないでしょう。」「(フィガロ紙の論調はそうです。「政府への強烈な批評」と記述しています。」「あたかも、万引きも人殺しも、政府が悪いからよ、と言わんばかりに)」
「疑似家族の男は工事現場で、女はクリーニング工場で、娘役は風俗で働いているので、」「一家を支えるには、何も万引きなどしなくても、暮らしは成り立つし、」「祖母役の年金にたからなくても、普通に暮らせるはずの家族です。」「その設定じたいの不自然さが、最後まで気になりました。」
「声高に、何かを主張しているわけでもないのですが、それだけに、じわじわと、」「日本人のみならず、とりわけ海外の人たちの脳裏に、」「日本の負の部分を、過剰に拡大して、刻みつけることになるでしょう。」
次に、是枝氏の受賞を報道した、朝鮮中央日報の記事を、紹介いたします。
神本氏が国会で、林文科大臣にこの件で質問し、大臣は是枝氏に祝意を伝えると、答弁しました。大臣の意向を知ると、是枝氏は「自分は、公権力とは潔く、距離を保つ」と言って、これを断りました。
おかしな話です。もともとカンヌ映画祭は、フランス政府が始めたものです。現在も映画祭の予算の半分を、フランスの文化省などの、公金でまかなっています。是枝氏が、公権力とは潔く距離を保つ、と言うなら映画賞も辞退するのが筋というものです。氏は、文部科学省の中にある文化庁から、助成金を2000万円もらっているのですから、事情を知る者に、恥知らずの嘘つきと言われても仕方がありません。
日本政府から助成金を黙って貰い、管轄の大臣の祝意は拒絶するが、フランス政府からの映画賞は、嬉々として受け取る。氏を見ていますと、私には、あの反日・左翼の大江健三郎氏の姿が重なります。
大江氏は、スウェーデン王立科学アカデミーが授与する、ノーベル賞は笑顔で受け取りましたが、日本政府からの文化勲章は、辞退しました。
しかも是枝監督は、「放送倫理・番組向上機構」(BPO)の中にある、「放送倫理検証委員会」の委員を務めています。偏向マスコミのお目付役、という唄い文句の委員会ですが、実態は「偏向番組護衛委員会」です。
今は交代していますが、平成27年には、精神科医香山リカ氏が名前を連ねていました。私に言わせれば、香山氏も、大江氏も、是枝氏も、日本に害をなす、「獅子身中の虫」でしかありません。
それだけに私は、6月12日の千葉日報の記事を見て、呆れ果てました。外国の有名な賞なら、貰えばなんでも素晴らしいと、バカ丸出しの報道です。廣田記者だけを批判する気は、ありません。こんな能天気な記事を、一面トップで扱った、編集委員の常識を疑っています。
千葉のことなら、目出度いことは何でも特別記事にするというのでは、あまりに単純で、田舎者丸出しの振る舞いではありませんか。千葉には、伊能忠敬をはじめとし、立派な人物が沢山いるのですから、まずそこから勉強し直してもらいたい。
こんなことばかりしていると、千葉日報を読むのは、私のようなバカばかりとなり、賢い読者から見放されます。そうなっては、私の読む新聞が、日本から無くなりますので、困ります。