参議院の国会中継を見た。税と社会保障の一体改革のための、年金法案の説明だ。
議員が質問し、総理が答えていたが、質問も説明も聞こえないくらいの、ヤジだった。委員長が静かにするよう都度注意をするが、何の効果もない。テレビは野次る議員を映さないが、同じ声なので,同一人が騒いでいると分かる。
いつものことだが、まるで、学級崩壊の現場を見ているような思いがする。どうしてこんな議員が当選するのか、と不思議でならない。
学校と国会は違うとはいうものの、審議がこんな有様では、子供の教育にだって有害でないか。貴重な時間を使い、大切な議論をしている時、妨害する無神経さが、いつまで許されるのか。
ヤジは国会の華というが、それは寸鉄人を刺すような鋭い警句というか、選良にふさわしいひと言を指しているのであり、騒音まがいの罵声しか発せられないのでは、国会野次の失格というべきだ。むしろ、国会議事の妨害行為と言う方が正しい。
子供のいじめも、今では犯罪と呼ばれようとする時代だ。悪口雑言のヤジは、国会の華でなく、審議妨害の犯罪と呼ぶべきでないのか。