嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

あらたなるスペシャリテ 満願寺とうがらしのポタージュ

2013-09-11 20:53:20 | 食・レシピ
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満願寺とうがらし、というのは大きめなししとう、といってあながち間違いではないです。ちょいと間延びした風味がウリの甘唐辛子。広く、くくりますと、ピーマンのカテゴリーにはいってくる緑黄色野菜。

この時期に売り場に出向きますと、さまざまなサイズと色で売られる、このグループののなかではもっとも高額で売られる部類だといって間違いではない。いうまでもなく、いまや実体のない「京野菜(爆)」のカテゴリーに分類されるからでございます。

同様なカテゴリーに「京漬け物」というさらに大顰蹙を買うカテゴリーがあるのですが、これにつきましては後日詳述いたします。
全く笑止千万!長野県でいいますと「一連の」カルイザワがこれに非常に近いのですが、実体のないイメージだけのものに群がって、名前を名乗るだけで付加価値をもっているかのように見せかける、いわゆる似非ブランドの代表格だぁ~’(ここ半沢直樹調)。

と、いきなり不愉快な話題で申し訳ございません。その不遇をかこっておられる満願寺とうがらしは、実は絶妙の食材。
ピーマンでもなく、ししとうでもなくの、微妙なピンポイントをついてくださる、その良さをいかに美味しく演出するかで苦心惨憺したあげくにたどり着いた一品が、このポタージュスープでございます。

冷製でも温製でもよし。どちらかといえば冷やしたほうが、原材料の微妙な味わいと風味を感じることができるように思いますが、とにかく上品。前菜に生クリームを使うのももはやアレですから、牛乳とフォンドヴォライユと岩塩のみで仕立ててみました!

ご予約は 0267-62-0251 おいまつえんまでどうぞ!

oldpine@seagreen.ocn.ne.jp




 





JOHN LOBB 2013!

2013-09-10 16:20:16 | 履き道楽
Luffield

そろそろ情報が漏洩してくるか、と期待しておりましたら、やっぱり(爆)。某所から、今年のjohn lobb のイヤーモデルは外羽根のダービーである、との確定情報が回って参りますた!発表は来月の25日。

画像はプレステージラインの外羽根モデルの代表、luffieldさま。イヤーモデルのお姿を見極めてから動く予定ですが、そろそろこのタイプも欲しいぞ、と(いってるだけです)。
イヤーモデルもおそらくこのような細身のシャープなラインでくるでしょうから、良い比較対象か。独特な各パーツのカッティングに#8000のロングノーズ+スクエアトゥがフシギなほどの相性を見せる傑作。

歴代各イヤーモデルのお値付けでゆきますと、限りなく25万円に近い24万円台だと思われますが、イヤーモデルとして納得できるディテールがどの程度のものなのか。その辺り非常に楽しみ。色使いなどは特にそうです。

今シーズンはブーツでもいってみたいものですのう(といっておく)!





大分 九重界隈でリュクスヴィラの価格破壊が起きているらしい

2013-09-10 08:51:34 | 今日の逸品
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1週間にもおよんだ台風がらみの南風+秋雨前線による、大雨+湿気だったのですが、今日になって一転。秋風がサワヤカーに吹いて、秋晴れの一日となりました。

それにしても長い夏でございますた!考えてみれば5月の上旬からこの湿気を孕んだ南方由来の重ったるい空気はカラダに効いた!いい加減慣れそうなものですが、そうもゆかず、その都度、気分転換などいたしながら、なんとかしのいで参りますた。

こちら長野県中部で冷房の設置がデフォルトとなったのなんて、ここ3年の出来事でございます(爆)。
たしか、去年の夏に、ホテル旅館組合の集まりで、あまりの暑さにクーラーを装備しようとしたら品薄だといわれてしまい、完成が秋になる、という笑い話がでた記憶があるのですが、その程度(爆)。そもそも標高が700m弱もあるこのエリアで冷房などないのが普通だったのです。

そんななか、そろそろ秋の旅行にでも出かけてやるか、と考えはしたのですが、どうやらお客様途切れず(うれし涙)。なんと11月の上旬までは無休の見込みだぁ~。

全くうれしい限りでございますが、テキトーに気分転換もしつつ、なんとかもたせると致しましょう。

去年のブルータスをひっくり返しておりましたら、九州の阿蘇界隈で、豪華な設えの温泉宿が激安価格で提供されているらしい、という記事を読んだのを思い出して、引っ張りだしてみますた。

TRIALという福岡に本拠を置く激安系スーパーが出資。運営を湯布院の有名どころに投げて、そのノウハウを生かしつつ、価格のみ量販スーパー並(爆)という、誠にありがたい施設でございます。
もちろん、大浴場+露天風呂にはこのエリアの名物、あの温泉がわきまくり。文字通りの源泉滝落しでございます。

お値段もきいて驚け、の1980円(会員価格)より!客室面積がずいぶんと広い棟でも3500円、さらに同じ敷地内にあるロフト構造つきのリビング、寝室、テラスつき専用露天風呂装備のヴィラが7900円より、ときている(料金は平日の2名宿泊ベースの一人分、週末には数千円の割増あり)。

施設改修、特に温泉を通す、配管工事に安くて数千万。高いと億単位の金がかかる、といわれる温泉宿で、この改修を行うことで、収支が一瞬で悪化するのが温泉宿の宿命でございますが、その辺りどうなっているんだろう。
これはぜひとも出向いて検証してみなければなるまい、というわけで、さっそくTRIAL会員証をゲットしてしまいました(爆)。
実現は11月上旬の見込み。一年に一度くらいはボクスターで出向いてみようかな、と画策中。











秋もニク(爆) Tボーンステーキ

2013-09-07 21:18:31 | 食・レシピ
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ニク好き、特にステーキマニアの方々には、おなじみのTボーンステーキでございます。夏バテの解消に、とお見えになったお客様に振る舞わせていただきました。食堂でいえば、カツ丼と天ぷらそばを一緒に注文するようなものでしょうか(全然違)。

ご存知のように、T型の骨に向かって、サーロインとフィレが左右に分離するようにカットしてあって、一皿で2種類のニクを楽しめる有名な部位。ステーキハウスでは、間違いなくスター扱いでございます。メニューの一番上か、もしくはNYあたりですと、ポーターハウスと呼ぶ、フィレの部位がサーロインと同等の面積を有する切り分け方のTボーンスステーキのみを供するレストランも珍しくありません。

通常の仕入れでは、ニクってのは重量でいきますから、非常に重い骨を含むこの部位は割高となって、採算が合わないのですが(爆)、せっかくいらしていただくお客様に喜んでいただくのには、なんのこれしき(涙)。

というわけで、

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本わさびとディジョンマスタード、さらにレモンを搾って召し上がっていただきます。厚みが5cmにもおよぶか、というカットですが、お得意のダッチオーブンを使うと難なく、このように美しい仕上がり。ディジョンマスタードにクレソン、それからケチャップをドバドバかけた(カラダに悪いから)フレンチフライがピタピタでございます!

ご予約は

0267-62-0251 おいまつえん までどうぞ。秋はまだまだこれから。茸類などふんだんに取り揃えてお待ちしております。

oldpine@seagreen.ocn.ne.jp




デジカメの機種変更に備えておく 番外編 Leica X2 Edition Paul Smith インプレッション

2013-09-07 15:18:44 | デジタル・インターネット
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ドカーン!!初公開、X2 Edition Paul Smithさま、ご来臨!

なんといっても、この色使いが印象的。一度みたらまあ、忘れない。

蛍光ではないのですが、いい具合に調合された視野に焼き付くオレンジにブリティッシュレーシンググリーン、さらにコーポレートカラーのライムグリーンという、どうにも整合性に欠ける配色なのですが、まさかのLeica X2に塗られて、ポールスミスの仕事である、といわれると納得してしまう、そんなところでしょうか(爆)。

また

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デザイナー直筆である、といわれるフラッシュのフタに描かれたライトのイラストや、メッセージつきのボックス。さらにトープと呼ばれる色合いのカメラプロテクターなどなどがあいまって、カメラというよりもオサレな小物感がタマランチ会長!

シャッターを切ったときの音はM3からのサンプリングで、ボリューム調整つきとキタ(爆)。当然、音無し、も可能なのですが、この辺りも白々しくてよい。

肝心の操作感はさすがに練られたLeicaのそれなのですが、どこまでいってもフィルムカメラのそれなのが印象的。
デジタルカメラとしてみた場合には、まあ10年前のモデルといえば近いか。

背後のディスプレイを通して各種設定を行うのですが、いまどきの10000円前後のデジカメの機能の半分程度しか有していないくせに、慣れないと時間がかかってしまい、アップルのユーザーインターフェイスで甘やかされてしまった自分にはなんともいえない違和感があります。
有機ELのタッチパネルのレスポンスをカラダで覚えている限り、ただの化石か、それくらいの感じ(爆)。本能的に操れる、まで練られているのがデジタルプロダクツのキホンですが、そうではなくある程度の知識と経験をきっちり要求してくるあたりがLeicaらしさなのかな?

ライカのカメラ、としてとらえるのではなく、単にデジタルカメラとしてみた場合には、ただの時代遅れ。それもクラシックと呼ぶには遠い、ただの発展途上なそれで、期待はずれな部分です。

承知の上で買った、マクロ撮影不可能、固定焦点ですが、このあたり「記録」目的で使う場合には非常に不便でございます。そのぶん、自分で動いて、作画の工夫をすることを忘れているデジカメユーザーにはキツい(まさに私のことですね)。

いやいや、これは記録デバイスなどではなく、作品を撮るカメラなのだ、と自分に言い聞かせてほぼひと月の間、使ってみたのですが、普通のコンデジと違って、あくまでもカメラの形をしたこいつは、ポケットに放り込んで、ぶらりとというわけにはもちろんゆかず、コンパクトとはいえ意外にかさばります。
カメラ、ってのはこうだったよな、と思い出させてくださる存在。

以下次号。





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加齢なる遠足 残暑のなかちょいとドライブに出かけてみる-2

2013-09-01 15:22:41 | 加齢なる遠足(爆)
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さあて、戻りのお楽しみはコレ(爆)!!今回は往路にとんでもないメに遭っておりますからして、戻りは慎重に、とビクビクしながらの運転でございましたが、なにこんなのに乗ったら誰でも横柄になりますって(うそうそ)。

それにしてもキモチ良い。以前運転させていただいたキヲクでは、法定速度近辺では物足りない、というか快適ゾーンがもっと上のほうにあるのかなという印象だったのが、今回は全然違う。
発進直後から全域でキモチ良くなっている、といいたいところですが、とんでもない!

そもそもこのクルマのエンジンを全域で味わう、だなんてニッポンの路上ではまずムリ!

タコメーターで3000rpmを超える頃から押し寄せてくるトルクの嵐には普通の神経ではまず耐えられない!

そこまではドロドロ~といっていたエンジン音が、ドバドバ~(爆)に変わるのでそれと知れるのですが、そのまま調子こいてるとあっという間に速度が大台に乗ってしまいます。
また、ここまでのトルクの嵐を後ろ2輪で路面に叩き付けなければならない関係で、アライメントその他を最適化されていない個体に関してはESPその他の安全デバイスの介入があって、そもそもまともに加速すらできない状態に陥ります。
折からのゲリラ豪雨のなかでしたが、クルマの本当の姿を味わうのにはじつは非常に良い条件が揃っておりますた。
ドライ路面でしたらとんでもない速度でないと味わえない姿を通常+の速度域で味わえるのです。

ちなみにワイパー最速の大雨のなか、アウディのS8だか6の速いやつだか、判別ができなかったのですが、自信ありげな、でっかいアウディが追いすがってこられたのですが、よくぞおいでくださった(歓迎もうど全開)!
執拗に車間を詰めてくださるので、まあ張り合っても良いのですが、大人げない。ジマンの4WDに、重量級の車体で、安定感には自信があるのでしょう。

一応お譲りしておいて、トランクにRSの文字がないのを確認したところで(爆)フルスロットル(しっかり張り合ってるし)。ほんの数秒の並走ののち、いよいよ5.5リットルが雄叫びをあげます!シャバダバダバー、とな(爆)。
このかんパネルにESPマークがこの日最長の5秒ほど点灯しておりました。

この場合のポイントはタイアのコンディションのただ一点。パワーやトルク云々いってみても、路面にそいつをきっちり伝えられるかどうかが勝負の分かれ目でございます。

アウディが止まっているみたいに見えたのはただの錯覚でしょうか?数秒ののちにミラーの点にして差し上げましたのちに、お待ちしていたのですが、2度と近寄っては来られませんですた(いつまでやっているんだ)。

さすがに70kgmもトルクがあると、時として理論通りにはゆかないものです(爆)。クルマってのは総合バランス。そのバランスを圧倒的に磨いてある、このE55がホンキ出したら、まあこんなものでしょう(って借り物でしょうが~)。

ちなみにこの5.5リットル+スーパーチャージドエンジンは、ドロドロ~のあとにはドビャ~ン、さらにウガ~ン(爆)という得もいわれぬ雄叫びをあげて綺麗に吹け上がります。各神経がもてばの話ですがね(完全意味明瞭)。


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画像は、AMG名物のダイナミックスポーツシートのコントローラー。こいつを使うと横Gに応じてシートのサイドサポートが瞬時に座面、背面ともに変形を行い(驚愕)、理想的な形状を作り出して(!)横Gで上半身をもってゆかれるのが皆無となる結果、クルマとの一体感が生まれる仕組み。
かつてポルシェが、自分とこのシートを、世界一の座り心地である、と豪語しておりましたが、そんなの古い、と思わざるを得ないハイテクの極みでございました!ううむ、カネのチカラか~(違)。




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加齢なる遠足 残暑のなかちょいとドライブに出かけてみる

2013-09-01 14:40:00 | 加齢なる遠足(爆)
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秋雨前線+台風+南からの湿風というもはや恒例となったかのようなイヤーな空気のなか、Aさんのお使いで、ゴルフ5を300kmほど、トクイチオートまで陸送して参りますた。

走行4万km時にサスペンションOHを済ませてある、この個体は2リットルのFSIエンジンのGT。
少数出回った、フルレザーパッケージの羨ましいスペック。
SACHSのスポーツダンパーを装備したこいつはなんだか粘っこい乗り味で、切れる!アイシンの6速ATは希代の傑作で、特にデンキとアブラが吟味されているこの個体だと、なんだか降りたくなくなるほど。特に1速と2速の回転感覚がキモチ良くてたまげます。シリーズはこのあとDSGに移行してしまいましたが、ご多分に漏れずリコール騒ぎなどなどが出て、意味がないと陰口を叩かれたものです。
トルコンのミッションでここまでのキモチ良さを演出されてしまうと、実績の少ない新型などではなく、熟成されたメカニズムの有り難みを感じるひととき(爆)。
さいわい、私もDSGの最初期モデルに7年も乗ったのですが、トラブルはいっさいなし。新車整備の必要性を感じるわけでございます。

8月も最後の週末だ、というわけで蓼科界隈は結構なにぎわいでしたが、昼下がりの道路はクルマもまばらで、女神湖から白樺湖のあいだのワインディングが貸し切り状態だ(狂喜乱舞)!キュリともいわないタイアに驚きながらも、非常に扱いやすいのにたまげているとあっという間に前車に近づいてしまいます。

んが、今日はハプニングに見舞われてしまいますた(涙)。画像でわかるように、恵那山トンネルを抜けたあたりで、気がつけばパネルにバッテリーマーク点灯!
エアコンが死んだ、と思ったらしばらくして、ファンそのものも不動となりますた(恐怖)。

すわ、バッテリー突然死がやってくるのか?と最悪のシナリオが頭をよぎりましたが、クルマそのものは平穏。加減速を行っても、別段異常なし?という印象でしたので、そのまま目的地を目指したのですが、トクイチオートまであと5分、というところで警告灯がジャーンと点いて、スローダウン。

クルマは3速固定のセーフモードにはいってしまい、デンキ制御のパーツはすべてお亡くなりになっておりました。
ボンネットを開けてみますと、オルタネーターにかかっているはずのベルトがちぎれてフロアにころがっているでわありませんか(涙)。

トクイチオートからのレスキューで、バッテリー換装でエンジン始動。入庫ののち、調べてみますとエアコンのコンプレッサーがスティック、一瞬でベルトが切れて、充電系がストップしてしまったのだそうな(爆)。で、そのままバッテリーの電力のみで電装系をもたせながら、後半約80km程度を走ってしまった、というね。
なんらかの音や振動が出たはずなのですが、おそらくトンネル内だという条件が邪魔をしたか、という推測。

まったくもう!原因を知っていたら止まって救援を待つところですが、しりゃあしない(爆)。チャージランプが点いた時点で電装系の使用を控えたのが効いたか?

幸い、オーバーヒートにも至らず、ことなきを得たのですが、恵那山→トクイチオートまでの区間、最高気温35℃のなか、送風すらなし、というのは堪えましたともさ(爆)。中華、ひと夏のオモヒデ(爆)?