今日は連休中日。名古屋方面からいらした空冷ポルシェのカホリを楽しませていただきましたので、リポート。
ううむ、なんといってもこの顔が~、連綿と続いた911顔の最後のやつ、といいたいところですが、現行の991もその前の997もきっちり911の顔をしてしまっている(爆)。
そういう意味では、うちのボクスターももろに911顔でございますがなにか(脱力)。
この993で空冷ポルシェがおしまいになって、エンジンも水冷化、それも3.4lにスケールダウン。顔も涙目ライトの996になって、いよいよ911はオワター、といってみんな涙したものです。
同時に993の中古市場価格は暴騰!終末期にリリースされた993RSはいまだに1000万円の大台に乗ったままで、異様な高値を維持しているのが、シリーズの特徴といえばそうか。
ボディ全長はそれなりですが、ボディ幅には時代を感じます。アンダーにしつけるためにリアトレッドがフロントに比べて大幅に拡げられているのがボディに近寄るだけで実感できるのに驚きます。
直前の964には、なんとこいつと一緒の3.6リットルエンジンが積まれていたのですが、リアサスペンションがそのためにトレーリングアームだったのが、この993からはマルチリンクに変更されて、旋回性能が段違いに向上している、といわれています。
964では、同心円状に膨らんでいたリアフェンダーがブリスターーフェンダーに変わったあたりがこのボディのハイライト。
透視図で詳細に観察いたしますと、ものすごい剛性を持つのが容易に理解できる。
インテリアも最後の空冷にふさわしく、例の5連メーターがニラミをきかせておられます。
ヘタこいてみろ、(金銭的に)痛い目みせてやるからな(爆)、といわれているようで、イヤになるほど経験済みの私といたしましては、座るとまことに落ち着かない(うそ)空間なわけですが、メーター配置はもちろん、チルト+テレスコピックなど論外の(装着はこのモデルの10年後でした)ステアリング角度や、キホンボクスターでも変わらないシート(レカロのOEMです)、さらにシフトノブの位置関係などなど、試しに目をつぶっていぢってみましたが、きっちりカラダが覚えているぜ(感涙にむせぶ)。外観からは想像ができないほど高い天井にも驚きます。
内装のブルーとボディのホワイトのコンビネーションはまことにオサレ!いやあ、Tさま、ありがとうございました。
また拝ませてくださいね(ぺこり)。
最後は、連綿と最新型まで受け継がれているリアクォーターウインドウ。ここだけ眺めておりますと、50年間の意地のようなものを感じるひととき。やっぱええわ~(爆)。