1日目とはうってかわって、晴天に恵まれたコッパデコウミ2日目。エントラントでもないくせに、朝からそわそわして、どのタイミングで乗り込むか考えておりましたが、日程表によれば、どうやらメインは午前中だけの模様。
このミーティングではエントリーリストに載っているクルマのほかに、集まってくるギャラリーないしは付き添いの方々が乗り付けてくるクルマにも見どころがありますので、そちらのチェックも欠かせない、というものです。
年々スポンサーも減って、規模もだいぶ縮小されてしまい、以前のような、1日かけてでかけ、どっぷりつかる、というノリともちょいと違いますが、それでも名前と画像だけはクルマザッシで呼んだことがある、程度しか知らない雲上カーがアクセル床まで踏みつけられて全開で坂を登って行くのをほんの2 mのところで他人時として眺めて いられる、なんてのは早々あることぢゃない。
早速、お客さまのVWパサート・ヴァリアントに同乗させていただき、40分ほどのドライブを愉しみます。
このパサート、価格表でみますとMBのCと同等のレンジあたりが妥当なはずなのですが、どっこいモノは当時のMB124系、つまりはEクラス(きつぱり)と同等かむしろ上。
莫大である、というウワサのMB124系の維持費を考えますとCPという点では比較にもならない、というものでしょう。クルマが提供してくる世界は当然、またそれぞれで、MBにはMBのVWにも独自の物があるわけですが、MBのようにある種のフィルターがかからない(一部意味明瞭)ぶん、気が楽か。
今を去ること8年前に事故で手放すハメになったゴルフ2にはじまり、同年代のポロを11万キロにわたって所有しております私といたしましては、ふっかりとしたフルレザーシートにくつろいでおりますと、いやがおうにも当時 の総帥フェルディナント・ピエヒの入れ込みようを感じないわけにはいかないというものです。こんなことまでできたんだ、と(爆)。
この時代のVWではなんとうちのポロですらクロームめっきパーツがふんだんに使われているのが印象的ですが、このパサートではルーフ上のレールまでクローム仕上げときた(抜腰)。プラス、一部パーツにはウッド貼りでヲヤジをくすぐる仕掛けも忘れていないほかに、なんといってもボディ、シャーシ、ミッション、エンジンその他のバランスがすばらしい。うへえ、さすがパサート!となるところなのですが、このあとに4リットルW8エンジン搭載の「やりすぎ」モデルまで出しちゃうあたりはさすがにピエヒだ、となります(爆)。ちなみにこちらのW8では日本の道路環境ですと熱的に非常に苦しく、使い方によっては厄介なことにもなるそうです。
色合わせの難しそうな(爆)、このアーバングレーにクロームでふちどりされた良心のカタマリのようなウインドウグラフィックを眺めておりますと、2ヶ月ほどのバカンスを頂戴して南フランスへでも、と有り得ない妄想が・・・って、ここはニッポンなのですた(爆)。
以下痔号。
なお、このVW パサートにつきましては当ホテルのHP内Motoritiesにてさらに解説中。みなさまクリックをどうぞ!