嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

JOHN LOBB MOORGATE 

2023-03-10 08:23:33 | 履き道楽

JOHN LOBBのラスト(木型)7000番は、不朽の名作(きつぱり)。ひとことでいって、バランスの極致であるというのが個人的な感想です。

美しいイタリアやフランスの靴にも通じるエレガンスもあれば、英国靴に特有のゆるぎないマナーも備える万能選手。

上の画像はジョンロブのCIty 2、レッドミュージアムカーフ、バイリクエストものですけれど、7000番の特徴がうまく出ていると思います。色はともかく、このカタチをご覧くださいませw。

City2は、この7000ラストに載せられるようになってから2にバージョンアップ。それ以前の8695から数えるとすでに30年オーバーにわたり作られ続けているロングセラー。

このモデルに関しては、ロングセラーに甘んじることなく毎年のように素材づかいを中心に新型がリリースされているのがまたすごい。

この内ばねの一文字飾り靴w、通称Captoe Oxfordはスーツスタイルの永世定番。ともすればこれ一足だけで用が足りちゃう、それくらいなスタンダードスタイルと言えるでしょう。

ロンドンのジャーミンストリートにあるJOHN LOBB LONDON の店員はまず間違いなく履いているしw、たまたま店内で出会った顧客と話していると必ずcityの話になって、訊いてみればcityだけで5、6足持ってるだなんてえのがフツー。それくらいのスタンダードですよ。

みなさまがそうそうプレステージラインのPHILIP閣下に手を出さないのは、端的にいってコスパが悪いからっす(爆)。はっきりいって、閣下は趣味の領域におられますw。バランスの観点からもある意味Cityの完成度が高すぎるんですね。まじ。

ラスト7000に載せられたキャップトゥオクスフォード、というスペックが揃った時点でcity2のファミリーに組み入れられるわけです。

そこへ

最新作、MOOREGATE様、ご降臨でございます。プレステージの最高峰、PHILIP閣下のさらに上位に位置づけられるというからタダゴトでわございませんw。

みれば、トゥと甲部分の切り替えにエラストマー(伸縮ラバー)が仕込んであって、スタイルを保ったまま履き心地を改善したというウルトラCぶりだ〜w。もちろんラスト7000。

しかも、ヒールカップはプレステージ特有のシームレス仕立てなので、ハイテクとクラシックの融合を図っている模様。cityともphilipとも違うけど、同じ血統です。

プレステージと呼ぶ高級ラインにこのような冒険的な試みを落とし込むのは英国ブランドとしてはなかなか珍しいことです。が、もっとすごいのはこのモデルのリリースでベーシックと呼ばれるCity2がさらに光っちゃってること(!)。

キャップトゥは本当に奥が深いっす。

相変わらず攻めてるジョンロブ。今後も進化から目が離せやせんw。ここにもとらやの「おもかげ」がw。

 


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