嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

ロレックス エクスプローラーモデルチェンジってなんだよ!

2021-04-09 15:31:13 | 今日の逸品

どかーん、しばらく前から、ロレックスのホームページに4月7日にちょっと発表があるから、楽しみにしときな、というメッセージがあったのでその通りにしておりましたら、タイトルのようなニュースが全世界に流れますた。

もうね、まさか、と!

ここまで39mmの中型サイズでやってきたエクスプローラー1(以下EX1)にモデルチェンジが施されて、なんと36mmに小型化したのを売ります、というわけ!いろいろやりましたけど、40年間やってきた原点サイズに戻させていただきます、と。

こりゃスゲー。トケイ業界では、ケースサイズの大型化一本やりの流れのなか、ロレックスの原点、というか代表モデルのケースサイズをいじるのは大事件。しかも3mmものケースサイズダウンはこの世界でわインパクト絶大です。

1年間、これで語り明かせちゃう(ばか)レベルの激震が走ったといえるのではないでしょうか。このブランドでは、ここの文字のフォントがどうの、とか文字の位置がほんの数mmズレただけで世界中が大騒ぎになるのです(まじ)。

それが事もあろうに代表モデルのケースサイズの変更、しかも意表をついた3mmもの縮小ときちゃった。このインパクトは日を追って大きくなるばかりw。

あらためてEX1の文字盤を文字盤を眺めますと、その機能性に驚きます。最新スペックの夜光入りの3、6、9インデックスをはじめ、全てが限界までデカイ。いうまでもなく視認性を追求した結果です。一瞬で判別可能。デジタルの方が早いかもしれませんけれど、そういうモンダイでもございませんw。

私は、旧モデルがどうしても欲しくて、Aさんに無理をいって、三越の「お帳場」に発注をお願いしたのがたしか去年の今頃でしたから、そろそろ届くのか、と期待していた矢先にこの発表ですよ。

他のロレックス各モデルの展開も研究するなか、個人的には次のモデルチェンジがあれば、41mmへサイズアップするだろう、と踏んでいたので、このサイズダウンにわまったくたまげました。

さらにステンレスモデルでは値下げも行われたり、ロレゾールという黄金使いのバリエーション(俗称ブツダン)がなぜか追加。いずれも大方の予測を完全にくつがえす、小さいけれど、話題性たっぷりでインパクト絶大なモデルチェンジです。

もうね、1年も待ったあげく、41mmに大型化されたら、EX1は即刻キャンセルしてDATE JUST 36(36mmケースです)に鞍替えするつもりでいたので、今回のサイズダウンは私的にはドンズバの方向性です。さすがの私も今回はグラグラw。実弾さえあれば、2本買いしたいくらいなもんですw。

このデイトジャスト36も、現状ではブラックダイヤルのみの生産となっており、まだまだ落ち着いていない状況。定番中の定番なのになにかがおかしいです。おそらく工場の生産が追いついていないのだ、と思われます。

レーセイになって考えてみますと、#214270と呼ばれるつい昨日までの現行型EX1の生産はマイナーチェンジ後の実質4年、最後の1年はコロナ禍で製造ライン停止という始末でしたから、歴史あるEX1の中でも非常な短命モデルです。将来、ものすごい希少モデルに化けるのでわないでしょうか?

ううむ、1年待った私の手元には果たして、最新型が来るのか、39mmの絶版が来るのか?こちらも楽しみは尽きないことでw。どっちでもいいのかよ?というギモンも湧きますが、このEX1に関してだけは両方アリなんです(きつぱり)。

EX1はあらためてたどりますと、本当に地道な進化を重ねてきており、エクスプローラーの文法ともいえる基本は押さえつつも、細部の機能的な部分の改良は目まぐるしいくらい。

その辺りがまたスキモノにはたまらないわけで、そういう改良というか変更が行われるたびにマニヤの間で賛否両論が渦巻く、というわけですw。完成形と思われたものに、さらにブラッシュアップが施されて市場に出てきて、それがまた話題を呼ぶ。ピンポイント操作でもってブランドイメージをも磨く戦略です。

私もそんなブランドから目を離せない取り巻きの一人ですが、先代モデル214270で、3、6、9の数字に夜光表示が入り、その後、その夜光塗料にクロマライトというブルーの長時間発光素材が採用されたあたりから購入を決めておりました。つまり4年前。

この進化を見て、完成形がリリースされた、と感じたわけです。ケースサイズ的にも39mmは完成形にふさわしい、と考えておりました。当時の空気でわね。

折りあしく、中華の爆買いによる並行物の在庫枯渇の影響が中古並行ものの価格を上げました。その影響が去らないうちにコロナ禍での本国生産工場閉鎖がきて、相場はうなぎのぼり。それまでは定価近辺(68万円程度)だったものが100万円弱まで上昇いたしました。異常事態です。

1年のスタンバイの後、今回の衝撃的モデルチェンジを迎えてしまった、というわけですよ。まさに絶妙なタイミングww。ううむ、ハラハラしながら入荷待ちをしていた者としては、まったく楽しい展開ですw。

こんなの、まさに不要不急ですから(爆)。

画像は、すでに売却済みのデイトジャスト2。これの後継機がデイトジャスト41と呼ばれるモデルで、現在のブランドの中核。腕周りのぶっといアメリカ人向けに41mmケースを装備して、大型化への流れをつくりました。

41に先立って、実験的にリリースされたかに見えるデイトジャスト2は現在では超レアモデルとなりました。文字盤にはグリーンのクロマライトが塗布されています。購入した金額で引き取られてゆきましたとさ。EX1を体験してみたい、と考え始めたきっかけとなった、私にとってのロレックスの王道モデルです。

ビミョーにスポーティで、ほどよい。太めのインデックスが個性的で、こいつが39mmケースだったらおそらく一生持っていたことでしょうw。いかがです?たった2mmの差でもこのようにお別れしてしまうケースもあるのがトケイの世界。今回の3mmのサイズダウンのインパクトがお分かりでしょう?

また、どうしてEX1とdate justとの間に互換性が生じるのか、というのはロレックスのモデル展開の歴史を紐解いてゆくと理解できるのですが、このあたり、語り始めると長くなるので、また今度(いいって)。

ちなみに各店舗のEX1中古物件、特に直前型は軒並み「売約済み」と「商談中」。こんかいのニュースリリースからほんの2日で在庫あり、で並んでいる個体はメジャーな店では皆無となりました。

ざっと、100万円弱で売られている個体たちが、今まさに買われて行くところです。仕舞い込まれちゃうのかなあと思いきや、最新型が流通する頃に、120〜30万円近辺のお値段で流通してくると思われます。

EX1は、一見地味なモデルですが、まさにロレックスの中核をになう根幹モデル。生産工場へのコロナ禍の影響次第ですけれど、なんとか今年中に手元に来ないかな、とそんなところですw。現在の注目は、EX1の新型の実勢店頭価格。入荷数にもよるのでしょうが、おそらく80〜90をいきなりつけて、

定価で買える正規店舗マラソン(小売店ではプレミアムがつきまくってしまい、定価で買えないので正規店舗をめぐって定価で買えるブツを探し回るのを揶揄してマラソンと呼びますw)がま〜たはやることでしょう。マラソン組に行き渡るのには、きっと10年くらいかかるのかw。

 

 


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