さて、気がつけば5月も半ば。忙しさのピークもあと半月ほどか、という昨今でございます。
先週末は、マセラーティ軍団を率いてお見えになったお客様からのご要望で、B子さんにのって近所のワインディングへとご案内することになりました。
ごくフツーな出来事なのですが、実はこのお客さま、現役の自動車教習所教官なのです(爆)!
その教官をとなりに乗せて、あろうことか山道を運転せよ、と。
ううむ、乗り込むところから採点される、例のアレですよ~(爆)。こりゃあ、フツーどころでわありません。教習所時代に経験した数々の悪夢がよみがえってまいります(とほひめ)。みなさまもヲボヘがあるでせう(爆)?
ミラーも調整して、「ほな、いこか~」となるのですが、な~んか落ち着かないぜ。しかも普段やりたい放題の(爆)近所のワインディングに行けってんですから、難易度高い、なんてえもんぢゃない。
しかも後席には、教習生仲間、というわけで(爆)、マセラーティのツインターボ、しかもスパイダーを転がすお方が同乗なさるってさ。このてのやりにくさももろに「卒検」そのものぢゃないっすか(汗)。
案の定、信号一発目で、無意識に踏んだ左足ブレーキに、「減点はせんけど、注意やね(にやり)」、との指摘が飛んで参ります。あうーん、いぢわる~(爆)。
ううむ、こいつあ、ヤッカイなことになった、といって一瞬、悩みそうになったのですが、どっこいワインディングに突入してしまえば減点対象などございません(大間違)。
Sレンジの2でのコーナーからの立ち上がりで、床まで踏んでもタイアが鳴きやしない安定感にも助けられて(アンダーパワーという意味です)、恐ろしい勢いで制限速度以上に速度も上昇するのですが、なぜかお咎めなし(爆)。こりゃええわ~、などと言って喜んでおられるわけで、教官のくせに予想外の反応をなさっておられます。どこまで踏んで良いものやら(完全意味明瞭)まったく対処に困るのですが、山を降りてくる頃には、おふたりとも満面の笑みを浮かべておられます(爆)。
おまけにドイツのエコカーってこんなに楽しいもんやったんや、などと呟いておられます。
ああ、よかった~。どうやら満足してもらえたみたい。
帰着後、教官に「でわ、採点お願いいたします」とお願いしましたら、「まあ、30点やね」と(号泣)。卒検ゴーカクの印鑑はいただけませんでしたとさ(涙)。まあね、おおむね予想どおりですが、3人乗車でもB子さんはとことん卒ない。難易度の高い山道を持ち前のトルクで平然とやっつけてしまいます。1.2リットルなんですよ、といったらふたりとものけぞっておられましたとさ。