ながねんお世話になっているLL BeanのBean Boots。抜群の防水性能と保温性能でもって、アメリカ文化圏で評価は盤石の超ロングセラー。
ほどよい安物感もあって、手を出しやすいあたりがソール部分の消耗に伴う買い替えに寄与していて、売れまくり。
だいたい毎年、シーズン前の11月ごろには、クルシミマス需要とも重なってか、各モデル軒並み欠品になってしまい、入荷見込みは年を越した2月ごろ、というくらいな売れ行きです。
モデルチェンジの必要を感じない、デザイン性がほぼない、道具感にあふれた外観と、計算し尽くされたベース部分の成形でもって、商品性の見本。
大切に使って、エイジング、というのとはちょいと違う、まあもって3年がせいぜい、の目に見えない「寿命」をもたせたあたりが、じつはこのブーツのキモではないかな、と考えつつ、ことしもお世話になることになりますた。
展開されているバリエーションのなかでも、結構な価格差があって、迷いそうになるのですが、ここまでほぼすべてを味わいつくしている私といたしましては、どれもキホン同じものです(爆)。
ただし、上の画像の左側の一足だけは未体験でしたので、今回注文してみました。
さよう、ブーツではなく、モカシンタイプ。
ベースのソール部分のみでホールドを行えるのか、というわけですがこれはムリでした。
歩行のたびにかかと部分はわずかに持ち上がってしまいますから、歩行目的、というよりも、防水、保温性能を重視した室内履き、ととらえればオッケイ。雨の日に滑ったりして危ない、とかソファなどに座っていて寒い、などというときにうってつけ。
ブーツのもつ保温性能までは必要ない、という場合に好適なわけです。すべりにくいので、ドライビングにも向くと思いますが、アメ製なだけに、アクセルはラフになるでしょうなあ(爆)。
今回私は、これを通常注文するMedium D から、Narrow Bに切り替えてみたのですが、理想のフィットでございました。
が、それでもかかとは浮きます。
そういうコンセプトなのでしょう、きっと。
というわけで、塩尻のI君に協賛していただき、今シーズンの冬靴ラインナップ決定。3年ぶりに最上級モデルのゴアテックス内張バージョンを注文いたしました。ただし、ナローBワイズを選択。
多分フィットすると思いますが、1日に5kmを歩行する私の使用に合うのかどうなのか。非常に楽しみっす。
画像右は退役決定の、3年目ですが、リペアするのか捨てるのか、レートによっては悩みどころです。こんかいの8インチ丈レザー装備のゴアテックス内装バージョンですと、国内定価ですと31000円もしてしまうのですが、ドットコムでは関税を支払ったうえに送料込みでその7割ほどの値付けです。
ドル円が140超えたら手持ちの個体をリペアして後生大事に使う、の可能性もあるんですけど、そこまで大切にできるレベルのブーツなのか、と言われるとまことにビミョー。使い捨てである、と割り切れているうちはドットコム経由のほうが賢い印象か。
あっ、もちろん大切に履いてはいるんですけどね。
使われているレザー自体は「使い捨て」レベルだと個人的には思うので、ドットコム、ドットJPともに、そのあたりをきっちり意識したビミョーな値付けをしていると思います。このあたりがLL Beanのヒジョーにうまいところだと思われます。作り込み過ぎない、というかね。ダメぢゃないが、新品への履き替えもスムーズにできる、と。