嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

履き道楽2015 今シーズンの冬靴を調達しておく

2015-09-03 19:43:02 | 履き道楽

ながねんお世話になっているLL BeanのBean Boots。抜群の防水性能と保温性能でもって、アメリカ文化圏で評価は盤石の超ロングセラー。

ほどよい安物感もあって、手を出しやすいあたりがソール部分の消耗に伴う買い替えに寄与していて、売れまくり。

だいたい毎年、シーズン前の11月ごろには、クルシミマス需要とも重なってか、各モデル軒並み欠品になってしまい、入荷見込みは年を越した2月ごろ、というくらいな売れ行きです。

モデルチェンジの必要を感じない、デザイン性がほぼない、道具感にあふれた外観と、計算し尽くされたベース部分の成形でもって、商品性の見本。

大切に使って、エイジング、というのとはちょいと違う、まあもって3年がせいぜい、の目に見えない「寿命」をもたせたあたりが、じつはこのブーツのキモではないかな、と考えつつ、ことしもお世話になることになりますた。

展開されているバリエーションのなかでも、結構な価格差があって、迷いそうになるのですが、ここまでほぼすべてを味わいつくしている私といたしましては、どれもキホン同じものです(爆)。

ただし、上の画像の左側の一足だけは未体験でしたので、今回注文してみました。

さよう、ブーツではなく、モカシンタイプ。

ベースのソール部分のみでホールドを行えるのか、というわけですがこれはムリでした。

歩行のたびにかかと部分はわずかに持ち上がってしまいますから、歩行目的、というよりも、防水、保温性能を重視した室内履き、ととらえればオッケイ。雨の日に滑ったりして危ない、とかソファなどに座っていて寒い、などというときにうってつけ。

ブーツのもつ保温性能までは必要ない、という場合に好適なわけです。すべりにくいので、ドライビングにも向くと思いますが、アメ製なだけに、アクセルはラフになるでしょうなあ(爆)。

今回私は、これを通常注文するMedium D から、Narrow Bに切り替えてみたのですが、理想のフィットでございました。

が、それでもかかとは浮きます。

そういうコンセプトなのでしょう、きっと。

というわけで、塩尻のI君に協賛していただき、今シーズンの冬靴ラインナップ決定。3年ぶりに最上級モデルのゴアテックス内張バージョンを注文いたしました。ただし、ナローBワイズを選択。

多分フィットすると思いますが、1日に5kmを歩行する私の使用に合うのかどうなのか。非常に楽しみっす。

画像右は退役決定の、3年目ですが、リペアするのか捨てるのか、レートによっては悩みどころです。こんかいの8インチ丈レザー装備のゴアテックス内装バージョンですと、国内定価ですと31000円もしてしまうのですが、ドットコムでは関税を支払ったうえに送料込みでその7割ほどの値付けです。

ドル円が140超えたら手持ちの個体をリペアして後生大事に使う、の可能性もあるんですけど、そこまで大切にできるレベルのブーツなのか、と言われるとまことにビミョー。使い捨てである、と割り切れているうちはドットコム経由のほうが賢い印象か。

あっ、もちろん大切に履いてはいるんですけどね。

使われているレザー自体は「使い捨て」レベルだと個人的には思うので、ドットコム、ドットJPともに、そのあたりをきっちり意識したビミョーな値付けをしていると思います。このあたりがLL Beanのヒジョーにうまいところだと思われます。作り込み過ぎない、というかね。ダメぢゃないが、新品への履き替えもスムーズにできる、と。

 


加齢なる遠足 これでも夏休みなんですよ(涙)知多半島まで

2015-09-03 15:32:38 | 987ボクスター・ドライビングマニュアル

さて、5月以降、ほぼ全開でやってまいりますたこの私。ここらで一息入れてやるか、ということになりまして、1日だけ遠征(狂喜乱舞)。

先日仕上がったばかりのボクスターに乗って、知多半島までイッキに往復してまいりました。距離およそ600km。ただしお天気はおりからの秋雨前線+南風にのった豪雨(涙)。

せっかくのお休みなんですから、もうちょいマシなお天気の日にすれば、と考えはするんですけど、そんなのムリ。ヒマなようでいて、案外そうでもないんすよ。

朝から晩まで仕事のことを忘れて自由になるお休みなんて実は1日もないのが私の人生。経営者の日常(えらそう)。

トクイチのクルマでは、シャーシ全体が水に濡れるような天候下では、特別なことが起きます。

どういうメカニズムなのかはご想像に任せるとして、クルマ全体がしっとりと落ち着き払って、恐ろしいほどの安定感が供給される関係で、それこそある程度までの雨量でしたら、晴天時よりも快適なのは、顧客のあいだでは常識です。

が、今日のお供はボクスター。

ホロをあげたままのロードスターほど窮屈なものはございません。

ごぞんじの通り、ほんらい屋根あきで走ることが想定されているロードスターでは、屋根を閉めた状態ではNVHのレベルガタ落ち。

屋根あきではよくしなって、いなしが効いていると感じられるボディも、屋根の骨格が足かせとなってビシビシ振動を伝えてきてしまい、路面からの外乱を逃がし切れていないのがすぐにわかります。

ううむ、うっとうしい上に、つまらねえ~、といって不機嫌だったのですが、この日はながいこと南岸に停滞していた秋雨前線が、徐々に北上を始めている日で、中央道を南下するうちにどうやらすれ違ったらしく、県境のトンネルを抜けますと、なんと快晴に恵まれました。

こりゃいいわ、というのでさっそく屋根を開け放って、おなじ速度で走りますと、非常にヨイ。

乗り心地が圧倒的にマイルドに感じられた他に、それまでは気になっていた背後からのエンジン音(これはむしろ心地よいのですが)や、バリエーション豊富なハーシュネスなどなどが雲散霧消。非常に快適なライドが提供されるのでした。

戻りの立科界隈では、いつものワインディングを上機嫌で楽しんでいたのですが、山を越えて、ここからが超得意科目の下り、という段になって、なーんと白バイに遭遇!!

3で抜ける高速コーナーを抜けた短いストレートの先を走行中なのが見えたので、反射的に(悲しいサガ)渾身のフルブレーキングで難を逃れましたが(爆)、こいつがすごかった!!ブワーンという音と剛性感ばっちりのペダルフィールを伴って、強烈な減速Gが発生。最後の最後に一瞬ABSが作動しましたが、姿勢も乱さずに、その3倍から制限速度までイッキに減速できたのにはたまげました。レーシングパッドダテぢゃない!

その後は立科の美味しいなんてえもんぢゃない下りのワインディングを「きっちり」40kmhで30分。丁重に「先導」していただきながら、安全運転の大切さをかみしめさせられたことでございました(爆涙)。

こんなんで、私の夏休みは一瞬でおしまい(号泣)。9月、10月にはさらなるラッシュがやって来る模様でございます。よおし、がんばるぞ~!と。