嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

イタ車はこんなもんですよ第39話 ほんとうにあったコワいはなし

2005-01-03 18:05:06 | 某イタ車レストア計画
今回は先程、新年のご挨拶に見えたAさんから直接伺った話をそのまま記事にしてみる。あまりにもコワいので、今夜は眠れそうにない(´・ω・`)

痔元の某整備工場。くるまにあに掲載されて以降、ギャラリー○バルトの展示車は入るは、予約制だわ、カンバン出さないわで、そりゃあ汁ひとぞ汁、のガレージである。ふと見上げればそこには166インテルの2リットル12気筒ミントコンディションがリフトアップされてたりもする、それはそれはすごいガレージなのだ。

先日Aさんが出向けばそこにはF355(´・ω・`)。エンジン下ろされて、なにやら大整備らしいぞ。
なにがおきたかといえばエグゾーストマニュフォールド交換だという…溶けて穴があいたんだそうだ…さっすがフェラーリ、あれくらいのパワアになると数マソキロで穴があくらしい…「こりゃ355の欠陥なんやわ、交換せなしゃあないって」って、疑りぶかいAさんのことである、早速各方面へと(一部謎)手を回して実情を聞いてみたらやはり同様の事例がディーラ車(完全意味明瞭)を中心に発生しているらしい。このステンレスマニュフォールド、左右で交換して、エンジン下ろしたついでになんだかんだで発生する費用は220マソを超えるという…

うう、Fってそんなにコワいのかい?ってそうぢゃありません。これはエンジン調整のレベルからくる、燃焼不良が原因なのだ。異常燃焼には異常な高温がつきまとう。ギンザ流してみても、首都高で吠えてみても、萌えるべきところで萌え切ってない、これを繰り返すうち、マニュフォールド内にはカーボンが付着する。そいつがエンジン回転をあげたときにイッキに発火するのだ。そいつの熱でステンレスどろどろ(´・ω・`)溶けて穴があく…シカーモ2年後にまた同じ事が起きる。なんつっても整備するお方がその原因に気がついておられない。イタ車はこんなものですよ、ってかい(・_・)

いかがっすか、みなさん、新春早々コワい話っしょ…(´・ω・`)


イタ車はこんなものですよ第36話 事態進展!!

2004-12-25 19:31:02 | 某イタ車レストア計画
いよいよパアツが名古屋港に入港なさった模様。…ところがである。受取人がトクイチオートになっていた関係で日本通運が商取引扱いで通関するといってきた。こうなると各パアツの用途の説明を求められる。180キロものパアツの説明…冗談ぢゃねえ。そんなことされたら苦労してマニイくんに動いてもらった労苦が水泡に帰する(´・ω・`)こんなにスムーズにイタ車のパアツが届くなんつうのは例外的なのである。

どうすれば良いのか…あ、そうだ、じつわわたすの弟、物流会社で通関のプロなんだった(爆)…早速インボイスを新たに作成(爆)である。受け取り人Aさん、送り主マニイくんのギフト、現地立て通貨払い。これでカンペキである。すぐさま通関オッケイ。で、今日の午前中にはトクイチオートに運びこまれた模様。まずは第1段階クリアーである。ずいぶんデカイギフトもあったもんである(超爆)

脚回り、ブレーキ、クラッチ…いわゆる消耗パアツなんだが、みなさん、自動車部品には関税は課せられないのに、これらのパアツに付随するワッシャーやブッシュなどをインボイスに記入するとそれらにはソク関税が課せられる、ってご存知でしたか?

さあて、これから面白くなってきまっせ。一筋縄では…いかんでしょうねえ(完全意味明瞭)




イタ車はこんなものですよ第33話マニイ君来日

2004-12-08 22:08:12 | 某イタ車レストア計画
DSC0425マニイ君来日である。外見とは裏腹にエグゼクチブさまであるから、ファーストで飛んでのちグリイン車、のちおいまつえんであるからギャップは禿げしいはずである、が、そんなのおくびにも出さないところにマニイ君のポテンシャルが伺える(違

イタ車パアツにはやなまされたそうである。ミラノのディーラさんに窓口を設けたようだが、ご想像通りミラノはおカネもちが多い、のでレア車のパアツの優先順位も高いご様子。
スムーズにコトがはこんだようである(´・ω・`)

マニイ君、ワインマニヤでもあるから現地のグランバン事情についても訊いてみるが、なもの非現実過ぎて把握していないとのこと(´・ω・`)やはり現地のマニヤともなればひたすら普段飲みのよさげグレード、つまりはブルジョワ、あるいはちょいとがんばって3級くらいがせいぜいのご様子。

年末のヴァカンスにはヴォージュへと赴かれるとのことである。うらやますい限りである(´・ω・`)


イタ車はこんなもんですよ…第20話 お仕立て直し?

2004-09-23 08:07:30 | 某イタ車レストア計画
…911のいいところってのはこちらでドライバーにとことん合わせてあげられる、というところなんですよ。
2、3日お預けになってくださいな。寸法直しですよ…

というわけで買ったばかりのカレラ4はお預けしないといけないらしい…だが、そんなこといわれても早く乗りたい。ガマンでけへん(´・ω・`)。だってそうでしょ。あの華麗4にその気になれば毎日、いや一日3回でも4回でも乗れるんですからぁ~(ばか)。乗っていなくともタイヘンなものである。うちの中になんかいやしない(爆)ガレージに行ってミガキ倒しだ。ザイモールのコンクールでボディをナデナデするこの至福のひととき(フェチモード全開)。嗚呼、タマランチ会長(意味不明)

仕立て直しはひとまず先送りとして東北方面へとドライブに出かける。東北自動車道と磐梯周辺のワインディングがお目当てである。
乗り込もうとしてクルマに近づく…独特の車体色、エレガントな内装、独特の車高、まあこれはどの911にも共通なものであろうが、この911からはオーラが立ち上っている。それがはっきりわかる、なんか凛としているのだ。…え、そりゃ新オーナさんの贔屓目ですよ、あーあ、舞い上がっちゃって…ってまったくその通りである(爆)

うう、それにしてもうれしいぞ(・_・)。なんか新幹線乗る前のキブンにすごくよく似てる(爆)…わかります?新幹線ってものすごく安楽、というか安心して身をゆだねられるじゃないですか…事故率がズバ抜けて低いという実績があるというのも効いているのだが、忙しいビジネスマンが新幹線に乗ったらソッコー眠る、みたいなことができるのは信用できるからに他ならない。で、このカレ4からは信頼してよいオーラが立ち上っている、というわけである。こりゃエエ…

東北自動車道…気持ちよいの一言。たたん、ったたん…とひたすら直進してゆく様子はまさに東北新幹線である。磐梯を目指すのが面倒になり、そのまま仙台まで走ってしまった、といったらそのカイカンが伝わるでしょうか(おおばか)。しかもさらに重大なことに、このクルマ、ひっちゃきになって踏む気にはなぜかならない。動いてるだけでカイカンなのだ。…そりゃ踏めば速い、5速のレッドまであっけないほどのイキオイで吹けてゆく(´・ω・`)。なんと言うか、そんなことをしなくても気持ちが良いのである。大人の乗りものですな、まあ。青森までいかないように注意しながら(爆)仙台へとクルマを進めた私でありました。
んが、オーナの知らないところでまたしてもトラブルの火種がくすぶっていようとはこのとき誰が予想したであろうか…
(以下第21話へ続く)


イタ車はこんなものですよ…第8話 苦悶の日々

2004-09-04 13:48:18 | 某イタ車レストア計画
DSC0045固定トルクスプリットの4WD、当時で30年以上、一貫して作られてきた定評ある高剛性ボディ。ダテに100キロ重くて200マソ円高くはなかった(´・ω・`)…ああ、ありゃ内装スペシャルだから400たけえのか(T_T)。…久々のショックだった。新しい発見の嵐だった。

964の本流は実はカレラ4なのでは、とも思えた(これは事実。当初ポルシェAGでは4の生産のみ考えており、2は比較モデルとしての存在はあったが、生産の予定はなかった、と公言している。その後の市場からの要求でカレラ2市販が決定したのだ)どうがんばってもあのカプセルみたいなボディは手にはいんないし、剛性のカタマリみたいな4WDシステムもカレラ4だけのものだ。カブリオレボディだってそこらのセダンぢゃかなわない剛性はあるんだが250度以上でのあの安定感は望むべくもない。や、カブはそもそもそんなキャラでもない。そこがいいんだ(といってみる)。

Aさんのメッセージが聞こえてくるようだ…だいぶチカラはいっちゃってるみたいだけど、ちょっと頭冷やしたらどう?
こんな世界もあるわけだからぁ~(Aさん調…ご存知の方は爆笑できるでしょう)

そっか比べちゃダメなんだよ。あったり前田のクラッカー(苦笑)。こっちだって幌開けりゃあすぐ後ろからフラット6の咆哮がこれでもかと入ってくるんでい!キモチいいんでい!!忘れよう、カレラ4のことはなかったことにしよう。ありゃ夢だ、夢だったんだぁ~(´・ω・`)

とまあ、なんとか自分に言い聞かせて再びカレラ2にのる。が、しかしやはりカラダは忘れていない。なんつうかプルプルしてないのだ。イパーン的にいうダンピングがきいてない。ブッシュ総とっかえ、サスペンションOHでよみがえるのはわかってはいるんだが、そうやってさらに100近く突っ込んでみても、4WDのあの安定感は手に入らない。回頭性だけは目覚しいし、トラクションだって1輪あたりで考えたら4割増のはずなんだが、あの洗練はない、当たり前だ、カレラ2と4のキャラクターはそこまで対照的なものであった。ポルシェのクルマ作りは巧妙だった。どちらにも濃いキャラがある。しかも似ても似つかない別のクルマのようだった。

運転の楽しさで言ったらもちろんカレラ2だろう。ましてやこれ以上ないカイカンのカブリオレボディ。薄紫色に見える上品なブルーのメタリックに紺色の幌なんて今思い出してもタメイキもんだ。オマケに内装は紺のレザーレットと来た(負けてる)。が、当時の私にはあの4の洗練はぢわぢわ効いた。日を追うにしたがって効いてきた^^;
なにかが変わり始めていた。もしかしてトシをとったのか(爆)

あれこれ悩んでいても始まらん。私の前にあるのはこのカレラ2なんだから!!
「ちょっと日本海までいってくるよ」言い残してその午後、関越自動車道へとまばゆいばかりのダイアモンドブルーのカブリオレを乗り入れた私に更なる試練が待ちうけていようとはいったい誰が予測したであろうか…チャラーン
(以下第9話につづく…)


イタ車はこんなもんですよ…第7話 モンゼツのカレラ4(´・ω・`)

2004-09-02 22:30:49 | 某イタ車レストア計画
そんなこんなで苦労しておった日々。ふと高校時代の先輩、Aさんからお座敷がかかった。トクイチオートから整備済みの964カレラ4を引取ってこなければならない、が、時間がないので、代わりにいってもらえないか?との打診。…ふうん、まあイイでしょう。うちの個体との比較もできるし…くらいのあまーい気持ちでカレラ4に乗りこんだのであった。

キイひねる。シュボーンとエンジンかかる。ここでもうヤラレタ(´・ω・`)。…あんだよ、ゼンゼン違う音ぢゃんかよ。なんでアイドリングこんなに静かなんだよ(´・ω・`)クラッチつなげる、すすすすす~、ってなんだよこのトルクは?まだアクセル踏んでねえんだよ(´・ω・`)
すぼぼぼぼ~…ってなんだよこの加速はあぁぁぁ~、というわけで3000まででそのあまりの違いにあわてて降りてエンジンルームを眺めてしまったほど、このカレラ4は凄かった。…エンジンルーム開けても自分のとなんにも変わらない。あったりまえだ。フルノーマルもいいところ。ホイールだって16インチのアレだ(´・ω・`)マフラー…なんだよ、真っ白ぢゃんかよ。そのまま中央道に乗る。もう目がついていかない加速、いやそれよりも旋回スピードが思考が途切れてしまうくらいな物凄さだ。スゴイ。なんでこんなにちがうんだ。
250(度)からでも指1本ステアリングに添えるだけでフルブレーキングできちゃう(´・ω・`)

だいいちこのボディ剛性はどうだ。ドア閉めた瞬間からマサーニ金庫!!コイーン、なんて残響音まで聞こえてるし…がっちりと鉄の板に守られてるのがわかる。クルマの隅々にまで意識が届く感じ。足回りもスゴイ。しなやかなんだけど、どこまでも路面をつかんで離さない感じ。ダンパなんてプルプルしちゃってる。…きけばサスペンションOHにイッキに170マソつぎこんだばかりのようだ。

91からはブッシュのコンプライアンスが大きめ、とかいってヒョーロンカたちがいってたが、なものはじめからセッティングがズレた借り物を3時間程度ハコネで転がした挙句の「印象」にすぎない!!そのブッシュがまた良い。というかそれぞれがビシっとしつけられてるのが感じられる。アンダでない(´・ω・`)。おっかなびっくりやったくらいでは徹底してオンザレール。ええいままよ~、っと飛び込んでみてもアクセルオフと同時にノーズは内側を向いてくる(@_@)・・・これは困ったぞ。964ってスゴイぢゃねえか。

さらにインテリア特注のフルレザーそのうえスペシャルカラーだ!!本国オーダでざっと180マソ(´・ω・`)。エレガントのひとこと。踏めばなんともいえないリニアな加速。もう無敵っすよ。ほんと。床まで踏んで中央道の急な下り坂超高速コーナをラクラククリアーしてしまうま。
音もシャンシャンいってて5000からはミャーンというロータリーみたいなフシギなうなり音がきこえてくる。スーパーチャージャー(爆)?
でもさっき眺めたときにはそんなもんついてなかったし(´・ω・`)
993からのオンデマンド4WDとはちがって、この964カレラ4はなんと固定トルクスプリット。31:69のレシオを徹底して守り抜くいわばアンダーカレ4と呼ばれたモデルだ。ところがそのアンダーはどこへやら、アクセルコントロールをとことん受けつける柔軟なセッティングはなんだ?どうしたってんだ?しかもその固定トルクスプリットから来る車体全体の安定感が物凄い。踏んでる限りオンザレール。ビミョーなアクセルオフで軌跡が内側に寄ってくる。…これがアクセルコントロールっつー物か(´・ω・`)。うう、なんか知らないことばっかりぢゃん。こまった。イヤーなものに乗ってしまった気がするぅ~~(´・ω・`)

さよう、このカレラ4こそ、トクイチさんの言うバランスの産物だったのである。アシ、エンジン、ブレーキ、タイア、車体、すべてがカンペキにバランスしたときにクルマはピューマに変わる。まさにその実物を私は体験してしまったのであった(´・ω・`)おもえばこれはAさんの陰謀だったのでは、と後になって気がつくのだが、すでに後の祭。どうしてくれよう、このやるせなさ…このクルマってAさんに返さなきゃならねえんだよなあ・・・第8話につづく。



イタ車はこんなものですよ…第6話バランスっつってもなあ…

2004-09-02 08:25:56 | 某イタ車レストア計画
…イタ車のレストア計画ぢゃねえのかよ、と思いつつも楽しみにしてくださっているそこのあなた^^;、スマソ(´・ω・`)。イタ車編の前に「バランスのビミョーさ」を語りたくて911レストア編となってしまいました。深くお詫びします。イタ車につきましてはまだまだこのあとにしっかり登場いたしますので、お楽しみにお待ちくださいね!

さて、意気消沈しながら眠れない夜を過ごし、再び岐阜へと運ばれたわが愛車。エンジンは確かにスゴイ!でもこのままぢゃ踏めない。踏んだらブレーキ、そのブレーキがエンジンに対してのバランスを欠いている。許せない!許せるわけがないぢゃないか、ご同輩!!

だいたい911乗りが真っ先にジマンするのがこのブレーキシステムなのだ。RRレイアウト一番の武器は実はこのブレーキ。次がトラクション。通常のフロントエンジン車には有り得ない制動フォームでクルマ全体が沈み込むような姿勢をとりながらものすごいストッピングパワーを生み出す。ので、リアブレーキも964が発表されてしばらくの間にフロントとまったく同じものが装着された。発売当初はカレラ4以外にはなかった装備だ。リアの重量あってこその改良だ。エボやインプもこれにならって前後同サイズのブレーキを装着する例が最近になっていぱーん化したが、スペックのみ追求した結果に過ぎない。リアに重量物を持たないのにそのような装備が意味を持つというのか?
単にスペックのみ喜ぶユーザの責任でもあるが、そんな子供だましをヘーキでリリースするメーカさんもたいしたもんだ。結局はブレーキ圧でバランスをとっているだけのまさにコスプレ装備に思える。

何キロ出してようが止まれる自信さえあればアクセルも踏める、ってもんだ。最高速からのブレーキングがカイカンなクルマなんてそうはないでしょう?…そのブレーキがああ~(´・ω・`)というわけで今度は見積もりも取らずに整備依頼。待つこと2週間。…請求金額37マソヱン(T_T)。…うう…しかたねえか、世界一のブレーキだもんなあ。マスターシリンダ7マソだと(´・ω・`)。うう、ブレーキ系すべて一新してもうた(´・ω・`)

それにしてもなあ、往復交通費その他考えると100の大代ぢゃん。なにやってんだ、オレ…まあここまで来たら後にはひけんだろう。
もう意地のカタマリであった。誰がみてもトチ狂ってるとしか思えん。でもまあ、これでしばらくはトバせるぞ(爆)と考えてしまうほど当時の私は911にはまっていた。目指せニッポンイチだった(爆)。そんなことできたのは思えばシアワセなことなのであった。帰りの中央高速をまたしても床まで踏みながらソレナリに満足していた私であった(とほひ目)。

…と思ったのもつかの間、私の前には更なる試練が待ちうけていたのであったぁぁ~(´・ω・`)…以下第7話へつづく…



イタ車はこんなものですよ…第5話 蓼科にて

2004-09-01 08:29:04 | 某イタ車レストア計画
さって、60マソに及ぶツケをすべてエンジンと電気系につぎこんだわが愛車。ものすごいトルクとパワーで中央道は夢心地であった。もちろんフルオープン状態でミリ単位のアクセルワークにエンジンが即応するのを楽しむ。クォーン、とも、コーンとも聞えてくる6000から上の音がたまらん^^;Fもかくや…楽し過ぎてつい3速で走ったりしてしまうま^^;燃料どんどんなくなる(´・ω・`)
こういうときにはもったいなくて5などに入れる気がしない(爆)。5は220(油音)からだ(更爆)!!

…あっちゅー間に諏訪インタ。降りてからは大門街道を進むが、待てよ、今日はガスも出てないし、いっちょ蓼科山をかすめるルートを取るか!!キネンだ、キネン!!ぎゃはは~、もうこれ以上ないくらいのドライビングハイ状態。天にも上る心地と言うのはあれのことだったかもしれない^^;というわけでより交通量の少ない、しかし急なワインディングへとクルマを進める。ジッサイ天まで上った^^;
標高は1800まで上がる。でも勝手知ったる道だ。300回はきてる(ウソ)。
2→3、3→2が1時間あまりも続く。油音上がる、けどエンジンたれない、トルク…すさまじい、1に落として回っていたコーナも2のボトムエンドでラクラク回っちゃう(@_@)スゲー。ブレーキ…あれ?なんかキイキイいってないかい?鳥か(爆)?…うう、だんだん音大きくなってきた(T_T)、対向車ふりかえったし(汗)。で止まる、…みてもわからん。クールダウンの後発進、音でない、ほっ…

相対的に「突出」してしまったパワーに負けて最初に音をあげたのはブレーキであった。原因はキャリパーの戻り不良。いままではそれなりにヤレつつも^^;釣り合いの取れていたビミョーなバランスが崩れたのだ。足回りからはじめておけば、と後悔してもあとのまつり。こうなりゃ仕上げたる、意地だ。ニッポンイチの911カレラ2カブリオレへの道ぢゃあ~~

翌日同じ道を取って返したのは言うまでもありまへん(´・ω・`)、今度はそう~~、っとね(爆)…以下第6話に続く




イタ車はこんなものですよ…第4話クルマのリセット?

2004-08-31 19:24:53 | 某イタ車レストア計画
クルマにリセットなどとは、聞いたことがない(´・ω・`)
だいたいクルマなんてえのは、走れば走っただけヤレていくもんとちゃうんかい?なものにリセットかけてもねえ…(´・ω・`)ヤレが元に戻るとは思えん。説明をきいても納得できないまま、ランチの時間となり、まあちょいとそのへんにという話になった。移動は社長さんの奥様の88ジェッタ。走り始めるとなにかが違う…万事がスムーズなのだ。トルクもアイドリングからドコドコ出てくる感じ。運転せずとも伝わってくる。MBのCクラスかなにかに乗っているようなこの上質な乗り心地はなんだ?「????」わからん…何を施してあるのか?で、訊いてみた。「新車から正常な車というのはこういうものなのです」というわけだ。きけば走行距離すでに8マソ越えてるそうな。消耗部品の交換以外はまったく手を入れてないそうだ(@_@)要は各部分のバランス取りが徹底的になされており、結果このしなやかさが実現されている、ということのようだ。…それにしてもこれまでに乗ったゴルフ2シリーズは私だって5台くらいは経験があるが、そのどれよりもスゴイ
(´・ω・`)。洗練、という修飾語がぴったりするゴルフ2なんて知ってますか?

つまりは私のクルマにリセットを施すことではじめてトクイチさんの整備を施すベースができあがる、と言うことのようだ。対症療法的に壊れた部分のみ補修してもそれは修理でしかない。結果出ないものは最初からお受けしない、という意味のことを説明された。

これは逝くしかない、ここまできいておいて後にひいてしまったら眠れない夜が続くのは目に見えている^^;。
予算?ない(爆)。
というわけで足回りとエンジンの2期に分けてリセットをお願いすることになった。ついてはまずエンジンから。

数週間後、引取ってみて驚いた。エンジンかけてもレガシイみたいな音しかしない。排気音がむしろ目立つようになったが、走り始めて腰を抜かした。ものすごいトルクの嵐。アイドリングでクラッチつなぐのは911乗りの不文律であるが、意識せずともすすすっとクルマが前に出る。5000からの吹けはレーシングカーのようだ。しかもトルク細らず。そっか、こりが60マソの走りかい、と御満悦、となったのもつかの間、チョーシこいて蓼科山塊のワインディングにルートを取ったのが間違いだった…(以下第5話につづく)




イタ車はこんなものですよ…第3話

2004-08-31 11:13:33 | 某イタ車レストア計画
「あちこち壊れる」…こんなことがあった、私自身の経験である。200℃以上での車体とアシの動きにほんのかすかにズレを感じる。距離を見ればそろそろ7マソ。サスペンションOHには頃合いか…ついでにエンジン調整も…と考え、おそるおそる見積もりをお願いした。
それまでご厄介になっていた整備工場には満足できないものを感じ、かねてからウワサを聞いていたボッシュチューンナップの総本山、トクイチオートの門を叩いたのであった…今を去ること13年前。

分厚い封筒に入れられたそれは合計金額なんと130マソオーバー(@_@)…あんじゃこりゃぁぁ~とビクーリしてトクイチさんに駆け込む。
説明を受ける。どうやら7マソキロ分のツケを払わされるらしい…(T_T)。メンテサボった覚えもないし、地元ぢゃ有名なマイスタ(くるまにやにも載ったんだぞ!!)ぢきぢきに手を施してもらってたはずの個体に130マソ…ツケというのは表現を変えればリセットという意味らしい。
7マソ分のリセットか、やっとわかった…で、あきれて帰宅…できるはずがない。ニッポンイチだと思ってた私のクルマ(爆)に物言いがついた。
ガマンできる訳ないやん。早速、工期を2期に分けて整備をはじめてもらうことにする…思えばこれが過ちの始まりであった(T_T)
(以下第4話に続く)


イタ車はこんなもんですよ…

2004-08-28 07:57:07 | 某イタ車レストア計画
よく聞くフレーズである。ショップ、あるいはメンテ屋のメカさんが慰めるように言ってくれる。だが待て、そんなことでいいのか?命預けるクルマだぞ。200度まで油温上がることもあるかもしれないわけだし^^;…やっぱドイツか、となってしまってはいつもの展開だ。
今回は水面下でだいぶ進行してきた某イタリア車のレストア計画の一部をご紹介。

壊れる、燃える、溶ける、切れる、止まる…ちょいとまえのガイシャ、特にイタリア車にはよく聞かれた。実際そうであった。
マンマミーアで半日放置できればモンダイないが、そうならないように日頃のメンテ、ということになるわけだが、これがピンキリ。乗り手としては無限にヨサンがあるはずもない。ので壊れてる、あるいはコワれそうなところだけに手を入れてもらう。この出発点がそもそも大きな間違いかもしれない、と気がついたオーナさんがいた…(第1話ここまで^^;)