市政をひらく安中市民の会・市民オンブズマン群馬

1995年に群馬県安中市で起きた51億円詐欺横領事件に敢然と取組む市民団体と保守王国群馬県のオンブズマン組織の活動記録

雨中の選挙戦となった安中市議会選挙の初日

2015-04-19 22:43:00 | 政治とカネ
■統一地方選挙前半戦の県議選(安中市区)に引き続き、後半戦の安中市議選が4月19日に告示され、午前9時ごろから早くも市内各所で、立候補の挨拶とお願いに回る候補者の選挙カーが繰り出しました。前市長と現市長のお膝元の北野殿地区の掲示板には、田中伸一候補と吉岡完司候補のポスターが早くも貼られていました。

北野殿西組の掲示板。午前10時8分撮影。

 その後、天候は次第に雨模様となり、午後3時から本格的に降り始めましたが、各候補とも元気な声で遊説に回っている様子が、野殿の山の上のほうにも聞こえていました。

午後0時26分撮影。

 土砂降りになったため、早めに野良仕事を終えて家路に就く際に、掲示板を見ると、13番だけまだポスターが貼ってありませんでしたが、どうやら全部で25名の立候補者があったようです。

午後5時撮影。

■ポスターを見る限り、当会が1月21日に予測していた候補者のかたがたは、殆ど立候補された模様です。13番が誰なのか、安中市の選管に問い合わせようとしましたが、既に時間が遅くなったため、翌日の報道で確認することにします。
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1513.html

 最後まで注目された北野殿出身の前市長の牧草小屋兼選挙事務所は、告示日の朝もひっそりと静まり返っていました。どうやら、地元支援者の親族であるC氏や、同じく前市長と親戚関係にある現職市議の奥原賢一候補が出馬に踏み切ったことから、票割れを避けるために、出馬を断念した可能性が伺えます。

 このように、立候補者数が25となり、定数22の席をめぐり、激しい選挙戦が繰り広げられることになりました。一旦当選してしまえば、あとは有権者のことなど忘れがちな議員が多いのですが、選挙期間中ばかりは、「届かぬ声を届けます」だとか「皆さんのご支援なくしては私の今はありえません」などと、平身低頭、有権者・市民に懇願する姿を見られる一週間ですので、この機会だけはじっくり候補者を吟味することにしましょう。

 また、立候補者の皆さんにおかれましては、政治資金規正法や公職選挙法で相当やばいことをしでかしてもお咎めが無いことを、地元選出の国会議員の事例からも勉強されていると思います。

 しかし、立候補者を対象にした説明会で、安中署の刑事課長から「違反の摘発にむけて、留置所を開けておく」などと一応説明があったかもしれませんので、留置所に宿泊することのないように、最低限のルールは一応頭に入れておいた方がよろしいかもしれません。

【ひらく会情報部】

【4月20日追記】
**********上毛新聞2015年4月20日P5市議選より
【安中】
民主・社民支持取り込みが鍵
 定数が2減の22となった今回、25人が立候補した。内訳は現職15人、元職1人、新人9人。新人の乱立により票の行方が流動的になっている。1200票を安定ラインと見る陣営が多い。
 目立った争点はなく、各候補は子育て支援や高齢者福祉の拡充、観光資源開発などを掲げている。
 現職が全員が引退して後継が出馬しなかった、民主・社民系会派の支持層の取り込みが鍵となりそうだ。

**********上毛新聞2015年4月20日P7市議選より
左上から届け出順
敬称略。公=公明、共=共産。丸数字は当選回数(合併自治体は在任特例期間を1期とした)
20150420candidateforannakacitycouncilmember.pdf
**********

※参考:4月19日告示のその他の市議選の候補者は次のとおり。
●高崎市
20150420candidatesoftakasakicity.pdf
●桐生市
20150420candidatesofkiryucity.pdf
●太田市
20150420candidatesofotacity.pdf
●沼田市
20150420candidatesofnumatacity.pdf
●藤岡市
20150420candidatesoffujiokacity.pdf
●富岡市
20150420candidatesoftomiokacity.pdf
●みどり市
20150420candidatesofmidoricity.pdf
コメント
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