市政をひらく安中市民の会・市民オンブズマン群馬

1995年に群馬県安中市で起きた51億円詐欺横領事件に敢然と取組む市民団体と保守王国群馬県のオンブズマン組織の活動記録

大同有毒スラグを斬る!…不法投棄実行犯を刑事告発せよ!「追及第10弾」敷砂利を下層路盤と呼ぶ県ノー政

2015-04-28 23:29:00 | スラグ不法投棄問題
■市民オンブズマン群馬は、東吾妻町萩生地区で、サンパイの有害スラグが混入され無許可処理された偽装再生砕石が敷砂利として使われていることを住民監査請求で指摘しました。吾妻農業事務所は「下層路盤工として使用した」と苦し紛れに説明していますが、監査委員から「路面敷砂利として積算しているので、農村整備課及び吾妻農業事務所の説明は一貫性の低いものである」と指摘されており、当会では「敷砂利」ということで間違いはないと考えています。

 この有害スラグ敷砂利に蓋をする目的で、舗装工事が平成26年6月に吾妻農業事務所で入札にかけられました。ところが、この有害スラグは、平成26年6月11日の入札時点で、既に産業廃棄物であるとして、排出者である大同特殊鋼自身が認めていた代物だったのです。

 当会が、平成26年6月14日にこのことを指摘しておいたにもかかわらず、吾妻農業事務所は舗装工事を強行してしまいました。

■吾妻農業事務所は、有害スラグが施工された道路について、舗装を急いだ理由を、最後には「いわれなき風評被害を防ぐ」と言い放っています。詳しくはこちらを参照ください↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1569.html

 平成26年2月19日の第186回国会予算委員会の場で、地元選出の衆議院議員が質問し、さらに、国土交通省の「半田その4改良」現場において平成26年3月の分析調査で有害物質が検出され騒ぎになっていたのですから、吾妻農政事務所は、農政の重要な柱のひとつである「食の安全」に配慮して、大同特殊鋼の負担で有害スラグ敷砂利を撤去すればよかったのです。

 ところが、何を血迷ったのか、群馬県農村整備課と吾妻農業事務所は、当会の指摘を無視して舗装を強行してしまいました。そのため「風評被害」の発生は、吾妻農業事務所による無思慮が原因で起きてしまうのです。

 あまりにも無知なお役人様の本末転倒な説明にこれ以上係るのはバカバカしいので、今回は敷砂利と下層路盤工はどう違うのか、勉強して行きましょう。群馬県の関係者の皆さんも、ノートと鉛筆の用意はよろしいでしょうか?

■当会が住民監査請求をした際に参考とした図面を、縦長にして見やすくしたので、早速見ていきましょう。ちなみに、元資料はこちらを参照ください↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1535.html#readmore

敷砂利について図解した「道路工」をご覧ください。↓


(図1 道路工

 「敷砂利」とは何なのでしょうか?上の図解にある表を見るとよくわかります。

 まず、「掘削」という文字がどこにも見当たりません。そこに並んでいる言葉は「不陸整正」「路面転圧」「敷砂利」「RC-40 t=10cm」「敷均し」となっています。これらの用語について、吟味をしてみます。

*「不陸整正」:これは、「地面を平に整地すること」だそうです。(注)1.を読むと「路床は~~」と書いてあり、「道の床となる部分を平に整地すること」と読みとれます。

*「路面転圧」:これは、「平に整地した路床を一定の値がでるまで固めること」を意味するそうです。(注)1.を読むと「路床は、~測定値160以上に転圧すること。」となっています。

*「敷砂利」「RC40 t=10cm」「敷均し」:これらの言葉は、「再生砕石RC40を厚み10㎝で、敷き均すこと」を意味しているのだそうです。中でも「敷均し」とはダンプトラックで納入した砕石を、文字通り、重機を使い、道に均一に敷くこと」を意味します。そこでは「転圧」、つまり「重機で踏んで圧力をかけて締め固めること」は想定されていません。

■上の図解を見ると、路床を平らに整地し、重機で転圧し、そこから盛り上がるように再生砕石を10㎝の厚さで敷均す様子が描かれています。路床は転圧しますが、砕石は転圧しないのです。

 簡単に説明すれば、地面を平らにしたままでは、雨が降るとぬかってしまい、農耕車が走行できないので、砕石を敷いておくのが「敷砂利」なのだそうです。いわば舗装をする予算がないので、簡易的に道を整地するのが敷砂利です。仮設なので、舗装をする場合は、敷砂利部分を下の土と一緒に掘削撤去してから舗装を行います。

 「敷砂利」の場合、転圧を行わないので、砕石の試験表は、砕石のサイズを示す「ふるい分け試験」のみで足りるということだそうです。完成検査においては、「敷砂利」については、姿確認のみを行う、ということです。

■これに対して、「下層路盤工」とは、舗装工事において下層・上層・表層と施工する計画の場合に、下層路盤工という呼び名が登場するそうです。次に示す「舗装工標準図」を見ていきましょう。こちらです。↓


(図2 舗装工標準図

 上図を見ると、当初の地面(計画面)から掘削を行い、下層路盤工・上層路盤工・表層工となっているのが理解できると思います。掘削をせずに路床を固め、盛り上げるように砕石を敷き均す「敷砂利」とは対照的です。

 (注)2をみると「下層路盤工は再生砕石RC40(修正CBR≧30PI≦6)とし、1層仕上厚さは20cm以下とする。」と、敷砂利とは異なり、事細かく指定されているのが見て取れます。

 「修正CBR」という言葉の定義を工事関係者に尋ねると、「どの位の密度で締め固まっているのかを示す数字で、砕石にも転圧をかけて締め固めることを指す」のだそうです。この点、敷均すだけの敷砂利と比べると、こちらも対照的な違いを見せています。

 したがって、砕石の試験表は「ふるい分け試験」というものだけでは足りず、「修正CBR試験」「PI試験」他が必要になるそうです。この点、敷砂利だろうが、下層路盤工だろうが、同じ試験表を提出するのが一般的だそうですが、完成検査については敷砂利とは異なり、砕石の転圧がキチンとなされているかどうかデータが示されていなければならない、ということです。

 また、敷砂利道の場合でも、道の取り付け部は舗装をかけることがあり「取付舗装」と呼ばれるそうです。念のため、こちらも勉強しておきましょう。「取付舗装工」の図解はこちらをご覧ください。↓


図3 取付舗装工

 上図を見ると、地面(計画面)を掘削して下げておいて、路盤工に砕石を施工して、その上に表層工を施工する図が示されています。

 また、下の表にはアスファルト舗装とコンクリート舗装、それぞれの場合の砕石の厚みや「土工」のやり方が示されています。「土工」とは、地面を掘削して土をダンプカーに積み込み、他の場所に運搬することを指しているのだそうです。

 「取付舗装工」の場合でも掘削を伴い、路床を転圧し、更に砕石も転圧してから舗装を施工するのだそうです。

■吾妻農業事務所は「下層路盤工として使用した」と苦し紛れに説明していますが、「敷砂利」と「下層路盤工」は全く異なる工事種類です。例えば、完成工事検査がどの様に行われているのかを見ても、「敷砂利」と「下層路盤工」は全く異なるはずです。

 この点を心配したのか、いつもは極めて県職員寄りの監査委員でさえもが「路面敷砂利として積算しているので、農村整備課及び吾妻農業事務所の説明は一貫性の低いものである」と指摘せざるを得ない始末です。監査委員も、さすがに、土木施工の基本中の基本については、県職員のウソの言い訳を追認するわけにはいかなかったのでしょう。県議出身者2名はともかく、会計士と会計士から構成される学識経験者2名の監査委員としては、この点は捻じ曲げて解釈したら自分たちの沽券を下げてしまうと思ったのでしょう。

 吾妻農業事務所は、有害スラグ生一本状態の6路線について、当会の制止を振り切って、急遽舗装を強行してしまいました。もし、有害スラグを「敷砂利」として施工しているのであれば、舗装を施す場合、取付舗装工と同じように土工が指定され、有害スラグ敷砂利と地面を一緒に掘削し、トラックに積み込み、運び出してから、路面転圧・砕石転圧・表層工と続かなければなりません。

■吾妻農業事務所は、舗装について、かなり知識に乏しく、かなりいい加減な技術しかもっていないと考えられます。もしかしたら、「下層路盤工」と言い張るために、後出しジャンケン的に、完成検査資料の作り変えを業者に指示したりすることがお得意なのかもしれません。

 水資源機構・群馬用水のように有害スラグを大同特殊鋼に撤去させていれば、吾妻農業事務所の説明にあるような「いわれなき風評被害」などは起きません。また、敷砂利を「下層路盤工」と言い張り、監査委員に指摘されることもなかったのです。

 群馬県行政による、「食の安全」に対する配慮は地に堕ちた観があります。もともと、ホコリがたつ敷砂利に、コンクリートやアスファルトをリサイクルした再生砕石RC材を平気で使用するのは、いかがなものでしょう?循環型社会であっても、「食の安全」に配慮し、敷砂利には天然石を指定するような筋の通った県行政であって欲しいものです。

 しかし現実には、「食の安全」を憂える良識ある県民の声より、佐藤建設工業と組んで、有害スラグを田畑に不法投棄しまくった“ブラック”建設業者の声しか届かないのかもしれません。

 群馬県は、行政への信頼回復のためにも、一刻も早く佐藤建設工業を刑事告発し、この悪質な不法投棄事件の全容を解明しなければなりません。

【市民オンブズマン群馬・大同有毒スラグ不法投棄特別調査チーム・この項続く】
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【速報】トカゲ尻尾切りで不起訴…小渕優子・前経産相の政治資金問題を幕引く東京地検特捜部

2015-04-28 17:07:00 | 政治とカネ
■さきほどから、「小渕優子、不起訴。元秘書、在宅起訴」のニュース報道が駆け回っています。当会にもマスコミから数社コンタクトがありましたが、昨年10月20日の東京地検への告発の時に較べると、実に静かです。

 この動きは、きのうからマスコミ報道でわかりましたが、案の定、シナリオ通りに本日、正式な動きとして表面化しました。時系列的に報道内容を検証してみました。

**********読売新聞 4月28日(火)3時4分配信
小渕氏の元秘書、在宅起訴へ…収入操作し穴埋め
 小渕優子・前経済産業相(41)の関連政治団体による「観劇会」を巡る政治資金規正法違反事件で、元秘書の折田謙一郎・前群馬県中之条町長(66)が東京地検特捜部の事情聴取に対し、「各団体の簿外支出を穴埋めするため、観劇会の収支を操作するなどして虚偽記入した」と供述していることが関係者の話で分かった。
 特捜部は近く、同法違反で折田氏を在宅起訴する見通し。小渕氏は不起訴になるとみられる。
 関係者によると、小渕氏の関連各団体では、父親の小渕恵三・元首相の代から、選挙の陣中見舞いなどを簿外で支出。会計処理を担当した折田氏は2009~13年、簿外支出で生じた収支のずれを解消するため、資金管理団体「未来産業研究会」が、「小渕優子後援会」と「自民党群馬県第5選挙区支部」の両団体に寄付したように装ったという。

**********TBS News 2015年4月28日15時23分
収支報告書虚偽記載 小渕氏は不起訴、元秘書は在宅起訴へ
 小渕優子前経済産業大臣の政治資金をめぐる事件で、小渕氏の政治団体が飲食などの簿外支出を穴埋めするために、「観劇会」などの収入を収支報告書に少なく記載した疑いがあることがわかりました。東京地検特捜部は近く、元秘書を在宅起訴する方針で、小渕氏は不起訴となる見通しです。
 小渕氏が関連する複数の政治団体をめぐっては、収支報告書で支援者らが参加した「観劇会」の収支が大幅に食い違うなどの不自然な記載が明らかになっています。
 こうした会計処理は、小渕氏の元秘書で群馬県中之条町の折田謙一郎前町長が主導したとみられていますが、関係者の話で「観劇会」の収入を少なく記載して、飲食などの簿外支出を穴埋めしていた疑いがあることが新たにわかりました。
 簿外支出は小渕氏の父親の恵三氏の時代から行われていたとみられ、特捜部は近く、政治資金規正法違反の疑いで折田前町長を在宅起訴する方針です。
 一方、小渕氏は任意の事情聴取に、「こうした資金処理は把握していない」などと関与を否定していて、不起訴となる見通しです。(28日11:28)

**********NHK NEWS Web 4月28日 15時23分
小渕氏元秘書2人在宅起訴 本人は不起訴
 小渕前経済産業大臣の政治資金を巡る事件で東京地検特捜部は、小渕氏の元秘書で群馬県中之条町の折田謙一郎前町長ら元秘書2人が収支報告書にうその記載をしたなどとして政治資金規正法違反の罪で在宅起訴しました。一方、小渕氏本人については関与が認められないとして嫌疑不十分で不起訴にしました。
 在宅起訴されたのは、小渕氏の元秘書で群馬県中之条町の前町長、折田謙一郎被告(66)と小渕氏の資金管理団体「未来産業研究会」の会計責任者を務めていた元政策秘書の加邉守喜被告(62)の2人です。
 東京地検特捜部の調べによりますと、折田前町長は加邉元秘書と共謀するなどして、小渕氏の資金管理団体が、実際には小渕優子後援会などに寄付をしていないのに、収支報告書に平成21年から25年までの間に5600万円余りを寄付したとうその記載をしたとして政治資金規正法違反の罪に問われています。
 また、折田前町長は、小渕優子後援会などが開催した「観劇会」などを巡り、後援会など3つの政治団体で収入を少なく記載したり、架空の寄付を収入として記載したりしたなどとしています。一方、小渕氏本人については関与は認められないとして嫌疑不十分で不起訴にしました。

**********日経2015/4/28 15:23
小渕氏の元秘書を在宅起訴、小渕氏は不起訴
 小渕優子・前経済産業相(41)の関連政治団体を巡る政治資金規正法違反事件で、東京地検特捜部は28日、支援者向けの観劇会の収支などをめぐり政治資金収支報告書に虚偽の記載をしたなどとして、元秘書で群馬県中之条町の折田謙一郎前町長(66)ら2人を同法違反(政治資金収支報告書の虚偽記入)の罪で在宅起訴した。
 小渕氏は嫌疑不十分で不起訴処分とした

**********読売2015年04月28日 15時34分
規正法違反、元秘書ら在宅起訴…小渕氏は不起訴
 小渕優子・前経済産業相(41)の関連政治団体による「観劇会」を巡る政治資金規正法違反事件で、東京地検特捜部は28日、関連政治団体の事務を統括していた元秘書の前群馬県中之条町長・折田謙一郎(66)、小渕氏の資金管理団体「未来産業研究会」の会計責任者だった加辺(かべ)守喜(62)両容疑者を政治資金規正法違反(虚偽記入)で東京地裁に在宅起訴した。
 同法違反で告発されていた小渕氏については、不起訴(嫌疑不十分)とした。

**********毎日新聞 2015年4月28日(火)15時45分配信
<小渕優子前経産相>元秘書の前中之条町長ら2人を在宅起訴
 小渕優子前経済産業相(41)の関連政治団体を巡る政治資金規正法違反事件で、東京地検特捜部は28日、小渕氏の元秘書の折田謙一郎・前群馬県中之条町長(66)と、資金管理団体の加辺守喜・元会計責任者(62)の2人を政治資金規正法違反(虚偽記載)で在宅起訴した。小渕氏本人は不起訴処分とした。

**********朝日新聞デジタル 4月28日(火)15時54分配信
小渕優子氏の元秘書2人を在宅起訴 東京地検特捜部

 小渕優子・前経済産業相の政治団体をめぐる不明朗な資金処理事件で、東京地検特捜部は28日、群馬県中之条町の折田謙一郎・前町長(66)ら小渕氏の元秘書2人を政治資金規正法違反(虚偽記載)の罪で在宅起訴し、発表した。小渕氏は不起訴処分(嫌疑不十分)とした。
 在宅起訴されたのは、折田前町長と、小渕氏の資金管理団体「未来産業研究会」の加辺守喜・元会計責任者(62)の2人。
 発表によると、折田前町長らは2009年以降の未来研など小渕氏の四つの関連政治団体の収支報告書において、実際にはなかった政治団体間の寄付を、あったかのように装って記載したとされる。また、支援者が群馬から東京・明治座を大型バスで訪れる観劇会の収支においても、虚偽の記載をしたとされる。

**********産経新聞 4月28日(火)16時2分配信
小渕氏元秘書2人を在宅起訴 小渕氏本人は不起訴 政治資金問題で東京地検特捜部
↑衆院本会議を終え、記者に囲まれる小渕優子前経済産業相=28日午後、国会(酒巻俊介撮影)(写真:産経新聞)↑
 小渕優子前経済産業相(41)の関連政治団体をめぐる政治資金規正法違反事件で、問題となった政治資金収支報告書の実質的作成者で小渕氏の元秘書、折田謙一郎・前群馬県中之条町長(66)について、東京地検特捜部は28日、別の元秘書の男性とともに同法違反(虚偽記載)罪で在宅起訴した。同罪で告発されていた小渕氏については、嫌疑不十分で不起訴処分とした。
 在宅起訴されたのは折田氏のほか、小渕氏の資金管理団体「未来産業研究会」の元会計責任者、加辺守喜元秘書(62)=千葉県柏市。起訴状によると、折田被告らは未来産業研究会など4団体の平成21~25年分の政治資金収支報告書について、実際には資金移動のない架空の寄付金を団体間で計上したり、関連団体が開いた「観劇会」の収入を少なく申告したりして、虚偽の記載をしたとしている。
 小渕氏をめぐっては群馬県の市民団体が昨年10月、同法違反罪などで小渕氏らを東京地検に刑事告発。特捜部が折田氏の自宅などを家宅捜索して調べていた。 ←(当会注:東京地検特捜部では、当会の告発状は未だに受理しておらず、「預かり」という扱いのままです)

**********フジテレビ系(FNN)最終更新:4月28日(火)16時17分
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20150428-00000277-fnn-soci
小渕前経産相政治資金問題 小渕氏不起訴処分、元秘書ら在宅起訴
 小渕優子前経済産業相の政治資金問題で、東京地検特捜部は28日午後、小渕前経産相について立件を見送る不起訴処分とし、元秘書ら2人を在宅起訴した。
 この問題は、小渕前経産相の政治団体が、地元の有権者を招いて開催した「観劇会」について、政治資金収支報告書の収支が大きく食い違うなどしていたもの。
 特捜部は28日午後、小渕前経産相について嫌疑不十分の不起訴処分とし、問題の収支報告書作を作成した折田 謙一郎元秘書と、資金管理団体の会計責任者だった加辺守喜氏について在宅起訴した。
 特捜部はこれまで、折田元秘書から事情を聴いていて、27日までに、小渕前経産相本人からも複数回事情聴取をしているが、小渕前経産相は自身の関与を否定したとみられる。
**********

■既に今年の1月15日の時点で、この動きを予測していたマスコミもありました。

**********日刊ゲンダイ2015年1月15日
渡辺氏も松島氏も不起訴…安倍政権に屈した東京地検特捜部
 昨年あれだけ世間を騒がせた「政治とカネ」の問題は、結局、渡辺喜美氏も松島みどり氏もおとがめナシだ。東京地検特捜部は14日、告発されていた2人をいずれも不起訴処分とした。8億円のウラ金を受け取ってもOKなら、もう日本に特捜部はいらないのではないか。
 渡辺喜美・みんなの党元代表は、化粧品会社ディーエイチシーの会長から借りた合計8億円を収支報告書に記載していなかった問題で、市民団体から政治資金規正法違反(虚偽記入)などの疑いで刑事告発されていた。これについて特捜部は、「起訴するに足りる証拠はない」として、嫌疑不十分で不起訴にした。
 特捜部はこの告発容疑とは別に、喜美氏が代表を務める政治団体「渡辺美智雄政治経済研究所」の関連口座から借り入れた1億7000万円についても捜査。収支報告書に記載されていなかったことについて、この団体の経理担当者の男性を起訴猶予としたが、喜美氏については捜査対象ではないとして処分の判断を見送った。
 松島みどり前法相については、選挙区内でうちわを配り、公選法違反容疑で告発されていたが、特捜部はうちわの配布は寄付行為に当たるとしながらも、選挙に関連して配布されたとは言えないとして、同法違反には問えないとした。
●小渕優子前経産相も不問の方針
 この特捜部の判断について、喜美氏を告発していた市民団体の共同代表でもある神戸学院大大学院の上脇博之教授はこう憤る。
「代理人弁護士によれば、私どもの告発は本日受理され、本日不起訴処分が出されたそうです。告発は何カ月間も放置された形。で、本日不起訴ですよ。通知書が届いたら検察審査会に申し立てるかどうか検討します。検察が独自に調べた1億7000万円の借り入れの件で渡辺さんを処分対象にしなかったことについても納得できません。政治団体のお金であるとして不記載罪が成立するから、経理担当者を『起訴猶予』にしたわけでしょう。渡辺さんの意向を聞かずに担当者が政治団体のお金を勝手に動かせるはずありません。渡辺さんは共犯の可能性があるのになぜ処分対象にしないのか。担当者同様に起訴猶予か起訴すべきですよ。検察は政治家に厳しくあるべきなのに腰が引けています」
 喜美氏は安倍首相に近く、松島氏は事実上の安倍派だ。検察は安倍政権に“配慮”して甘い判断をしたんじゃないのか。
 この2人が不起訴じゃ、望月環境相や江渡前防衛相らの疑惑も不問にされるのは確実だ。電動ドリルでPCを破壊する仰天の“証拠隠滅”まで図った小渕前経産相の捜査も肩すかしに終わる可能性が高い。これでは政治家はやりたい放題だ。
 最近の特捜部についてジャーナリストの溝口敦氏は本紙コラムで<地検特捜部は小沢一郎と村木厚子に懲りて、政界を手掛けず、今や「特捜など要らない」と廃止論まで出ている>と書いていた。
「政治とカネの問題がクローズアップされ、検察の厳しい捜査に期待していた国民も多かったと思います。しかし、1人起訴すれば、ドミノ倒しで他の政治家にも波及しかねない。安倍政権の力が強いだけに行政も司法もできるだけ波風を立てないように動く。そんな政治の流れになっているように感じます」(政治評論家・山口朝雄氏)
 司法まで腰砕けじゃ、安倍政権はますます増長するばかりだ。
**********

■現在、マスコミ陣は、中之条町の元秘書らに取材を試みるべく、群馬県に向かっており、今晩のニュースでは、一斉にその状況を報じる事でしょう。しかし、すでにシナリオ通りに事は動いており、今回の事件の真相が解明されることは期待できないと思われます。

【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】

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八ッ場ダム建設工事の事業認定に関する意見書を群馬県に提出

2015-04-28 00:44:00 | 八ッ場ダム問題
■有害スラグが大量に不法投棄された現場を多数擁する八ッ場ダム建設現場ですが、国土交通省関東地方整備局は八ッ場ダム建設工事に関する事業認定申請を4月10日に発表しました。この申請を国土交通大臣が認定し、事業認定の告示が行われると、八ッ場ダムの水没予定地などの事業用地の強制収用が可能になります。ほぼ全戸が水没する川原湯地区と川原畑地区からは多くの住民が転出していきましたが、今もふるさとを離れられない、代替地がみつからないなどの理由で住み暮らし続ける人々がいます。事業認定の手続きは、こうした人々をダム事業の「公共性」を掲げてふるさとから追い出し、ダム建設を計画通りに進めるためのものです。
※土地収用法における事業認定の申請に伴う諸手続について↓
http://www.mlit.go.jp/common/000148715.pdf

 八ッ場ダムの建設中止を求めて来た市民オンブズマン群馬では、ほかの市民団体とともに、この事業認定に関する意見書を、本日4月27日(月)に群馬県の県土整備部監理課用地対策室用地指導係の川原担当宛(電話 027-226-3552、FAX 027-224-3339、Eメール kanrika@pref.gunma.lg.jp)宛に提出しました。内容は次のとおりです。

*********
                    2015年4月27日
群馬県知事 殿
                   住所 群馬県前橋市文京町1-5-10
                   市民オンブズマン群馬
                    代  表  小川 賢
                    事務局長  鈴木 庸
                    電話 090-5302-8312(代表小川)
                       027-224-8567(事務局鈴木)
    八ッ場ダム建設工事の事業認定申請に関する意見書の提出
          起業者の名称 国土交通大臣
          事業の種類  一級河川利根川水系八ッ場ダム建設工事 
一級河川利根川水系八ッ場ダム建設工事の事業認定申請に関する意見書を別紙のとおり、提出します。

(別紙)
我々市民オンブズマン群馬の意見の要旨は次のとおりです。

(1)有毒物質を含む有害スラグが大量に八ッ場ダムの現場に不法投棄されており、これを放置したままダム建設をすることは到底許されません。即時中止願います。
(2)地元の方の土地を強制収用することは許されません。直ちにやめて下さい。
(3)名勝・吾妻渓谷をこれ以上破壊するダム事業は、許されません。すぐに中止してください。
(4)ダム予定地のかけがえのない土地を未来に残すために、ダム建設を速やかに中止してください。
(5)将来世代への負の遺産となり、税金を無駄に使うダム建設工事は、即刻やめるべきです。
(6)貴重な動植物の棲家である自然の宝庫をダムに沈めるという暴挙は許されません。すぐにやめてください。
(7)有害スラグや地盤不安定化など代替地の安全性が確認されていない状態で、強制収用を盾に、住民を水没予定地から追い出すのは、住民の方々への人権蹂躙と財産権侵害であり、許されることではありません。強制収容手続きを速やかに撤回してください。
(8)治水、利水の両面でメリットの見いだせない八ッ場ダムに公共性はありません。すぐに事業を中止してください。
(9)ダム湛水による地すべり等が心配です。地質調査を実施しているとのことですが、調査結果や対応策を公表しないまま、ダム本体工事を進めるのは、行政への不信感を助長する結果となります。行政への信頼回復のために、ダム本体工事を即時中止すべきです。
(10)国土交通省が説明する八ッ場ダムの必要性には、科学的な裏付けがありません。初めに、国民が十分納得できるまで説明をすることが先決です。それが無い限り、事業の進捗は許されません。
(11)縄文時代から江戸時代まで、たくさんの遺跡があるダム予定地を沈めることは、貴重な文化遺産をないがしろにするものです。失われた文化遺産は二度とよみがえりません。直ちに、ダム事業を見直してください。
(12)八ッ場ダム事業については、公表されていない情報が多く、国民はダム事業についてよく知ることができません。情報開示の徹底を実現しない限り、ダム事業を進める資格はありません。
(13)事業認定申請書などの書類や意見提出の宛先、意見受付期間など重要な情報はインターネット上に公開し、国民誰もが見られるようにしなければなりません。それができなければ、行政への信頼醸成は不可能です。

続いて、我々の意見の詳しい理由は次のとおりです。

1 八ッ場ダムは稀代の巨大な税金の無駄遣いプロジェクトである
 八ッ場ダムは利水面においても治水面においても必要性がなくなっており、且つ、かけがえのない自然を壊し、災害誘発の危険性をつくり出すダムです。八ッ場ダムは私たちの子孫にとって巨大な負の遺産となるダムですので、中止すべきです。
 このような公益性のない八ッ場ダム事業について、住民を無理やり追い出す土地の強制収用を可能にする事業認定を行うことに反対します。

2 八ッ場ダム工事現場内外で莫大な量の有毒スラグが不法投棄されたままである
 貴県土整備部の現・部長の倉嶋貴明が、同部監理課建設政策室長当時に、監第647-003-1号平成22年10月15 日付で、県土整備部内所属長・土木事務所長様・関係機関の長あて「砕石骨材(クラッシャラン:C-40及びC-100)にクラッシャラン鉄鋼スラグ(CS-40) をブレンドした骨材の取扱いについて( 通知)」と題する文書で、“産業廃棄物の有害スラグを混入した土木資材をリサイクル製品と同等に扱うとする”というとんでもない通知を出しました。このことにより、有毒物質(フッ素、六価クロムなど)が八ッ場ダム工事現場にまき散らされてしまいました。
 しかし、未だに群馬県は、この偽装CS-40を安全だとして、倉嶋敬明を庇っています。これでは、八ッ場ダムやその周辺、下流に住む多数の県民、住民の安全は担保できません。一刻も早く、八ッ場ダムをサンパイ不法投棄場所とした張本人に責任をとらせなければなりません。

3 首都圏の水需要の縮小で八ッ場ダムの水源開発の必要性は皆無になっている
 首都圏の水道の給水量は最近20年間、ほぼ減少の一途を辿っており、最近20年間の減少量は八ッ場ダムの開発水量の1.5倍以上になっています。首都圏の工業用水も減り続けています。一方で、ダム等の水源開発が次々と完成してきたことにより、首都圏では水余りが年々進行しています。
 八ッ場ダムの最大の利水参画者である東京都の水道給水量も、最近20年間に八ッ場ダムの開発水量に匹敵する水量が減っています。ところが、東京都は給水量が現状の1.3倍まで急増していくという架空予測を行って、八ッ場ダムの水源が必要だという虚構をつくり上げています。八ッ場ダムの利水事業に参画する他県(埼玉県、千葉県、茨城県、群馬県)も同様です。
 これからは首都圏の人口も減少傾向になりますので、水道用水が縮小の一途を辿っていくことは必至であり、水余りがますます顕著になっていきます。このように水余りが一層進む時代において八ッ場ダムによる水源開発が不要であることは明白です。

4 利根川の河川改修の進捗で治水対策として八ッ場ダムは無意味になっている
 八ッ場ダムの構想の始まりは1947年のカスリーン台風洪水にありますが、利根川はカスリーン台風後に河川改修がどんどん進められ、今は十分な流下能力があります。河川改修の進捗により、利根川では洪水時の越流がなくなり、大きな洪水が来ても、堤防よりはるかに下の方を流れるようになっています。
 八ッ場ダムの治水効果は利根川では最も効果がある場合でも十数cmの水位低下しかありませんので、利根川の治水対策として八ッ場ダムは何の意味もありません。
 さらに、カスリーン台風時にたとえ八ッ場ダムがあっても、ダム集水域は雨量が少なかったので、その効果がゼロであったことも国土交通省のデータにより明らかになっています。
 国の財政事情が悪化している現在、無意味な八ッ場ダムに巨額の河川予算を投じている場合ではありません。利根川の流域住民の安全を確保するために、その予算を利根川の喫緊の治水対策である内水氾濫対策や脆弱な堤防の強化対策に回すべきです。

5 八ッ場ダム予定地は地質が脆弱であるので、地すべり等災害を誘発する危険性が高い
 八ッ場ダム貯水池予定地は、上流域に活火山である浅間山と草津白根山がある火山地帯であるので、その影響で脆弱な地層が広く分布しています。そのため、ダム完成後に貯水して水位を上下させると、地すべりを誘発する危険性が十分にあります。
 国交省の10年以上前の調査でもダム貯水池予定地で地すべりの可能性があるところが22か所に及んでいます。しかし、八ッ場ダムの地すべり対策費は、現在は、たった6億円しかなく、国交省は安全性を犠牲にしてダム建設にまい進しています。
 水没予定地住民の移転代替地は八ッ場ダム貯水池の周りに造成されており、地すべりなどの災害はこれまでダム事業の犠牲になってきた住民の生活を脅かすことになります。
 試験湛水による水位の上下で地すべりが誘発された場合は地すべり対策工事に追われ、大滝ダム(奈良県)や滝沢ダム(埼玉県)のように、八ッ場ダムの完成が5~10年延びることが予想されます。

6 国の名勝・吾妻渓谷が台無しになり、水没予定地のかけがえのない自然が失われる
 名勝・吾妻渓谷は奇岩怪岩が立ち並ぶ3.5kmの渓谷で、その美しさから“関東の耶馬溪”とも称され、大勢の観光客が訪れてきました。
 その上流部1/4がダム本体工事の予定地であって、現在進行中の工事で渓谷の様相が大きく変わりつつあります。
 ダムができれば、破壊から免れる吾妻渓谷の中下流部も今の美しさを維持することができません。この渓谷の魅力は屹立する岩壁の美しさにあります。それは時折来る洪水が岩肌の表面を洗い流してくれるからですが、ダムが洪水を貯留するようになれば、その機会が激減し、岩肌をコケが覆い、草が生い茂って魅力が乏しい渓谷に変ってしまいます。
 利根川水系の下久保ダムの直下にある三波石峡はかつては大勢の観光客が訪れる渓谷でしたが、下久保ダム完成後は渓谷の自然美が失われ、観光客が大幅に減ってしまいました。吾妻渓谷も同じ運命を辿ることになります。
 吾妻渓谷だけではありません。ダム予定地は国の天然記念物・川原湯岩脈をはじめとする類まれな景観に恵まれた地域であり、鳥類の生態系の頂点に位置するクマタカをはじめとして、絶滅が危惧される貴重な動植物が数多く棲息していますが、これらの動植物を育んできた自然も、ダムができれば失われてしまいます。

7 水没予定地のかけがえのない歴史遺産が失われる
 八ッ場ダム予定地は、縄文時代・草創期から江戸時代・天明期に至る遺跡の宝庫です。豊かな自然と湧き水に恵まれたダム予定地には、古来から人々が集落をつくって住み、暮らしてきました。江戸天明三年の浅間山大噴火で流化した泥流は、吾妻川沿いの集落を覆い、その結果、集落全体がタイムカプセルのような良好な状態で現在に蘇ることになりました。地域振興の核になりうるこれらの遺跡群も、ダムができれば失われてしまいます。

8 八ッ場ダム湖は水質の悪化が必至で、観光資源にはなり得ない
 国交省は「八ッ場ダムができれば、満々と水をたたえるダム湖が眼前に広がるから、それが観光資源になる」と宣伝していますが、八ッ場ダム湖はそのようなダム湖にはなりません。
 利根川水系の既設ダムは上流部または最上流部にあるのに対して、八ッ場ダムは吾妻川の中流部に位置するため、その上流には大勢の人が住み、また、草津温泉など、観光地がいくつもあるため、大勢の観光客が訪れます。さらに、北軽井沢では酪農が営まれているため、沢山の栄養物がダム湖に流れ込んできます。そのような水を貯めれば、植物プランクトンの異常増殖が進行し、水質がひどく悪化することは必至です。
 このダムは、洪水調節容量が大きいため、洪水を貯留できるように観光シーズンの夏季に水位を大きく下げるダムです。
 そのため、八ッ場ダム湖は底の方に溜まった水が植物プランクトンの異常増殖で、異様な色を呈する湖になることは必至です。とうてい観光資源にはならず、地元にも恩恵をもたらしません。

9 八ッ場ダム湖は計画より遥かに堆砂が早く進行して機能が低下してゆく
 八ッ場ダムの上流域は地層が新しいので、土砂の流出が多く、計画よりはるかに早くダム湖は土砂で埋まり、八ッ場ダムの治水利水機能が早く低下していき、約50年で夏期の利水容量が半減します。八ッ場ダムは無理して造っても未来永劫使えるものではありません。
 さらに、ダム湖上流側の堆砂の進行は、流入する吾妻川の河床を上昇させ、ダム湖予定地上流に位置する長野原町中心部で、氾濫が起きる危険性を生じさせます。

10 ダム事業費の大幅増額は必至で、流域住民、国民の負担が増すばかりである
 八ッ場ダムは今後、事業費の大幅増額が避けられません。2011年度に国交省が行った八ッ場ダムの検証でも事業費の増額が必要であることが示されました。追加的な地すべり対策などで、合わせて183億円です。
 実際にはそれだけでは済みません。地形条件の悪い中で代替地を無理してつくっているので、その整備費用がきわめて高額になっており、その大半が事業費に上乗せされます。
 東京電力への減電補償もあります。現在、東京電力㈱の水力発電所が吾妻川の水の大半を取水しているので、八ッ場ダムで貯水するためには発電所への送水量を大幅に減らさざるを得ず、その発電量の減少に対して東電への減電補償が必要になります。
 そして、試験湛水中に地すべりが起きれば、大滝ダムのように地すべり対策費が膨張することも予想されます。
 これらの要因も合わせると、500億円以上の増額になることが予想されます。
 必要性が皆無で、様々な災いをもたらす八ッ場ダムのために流域住民と国民の負担がますます増えていくことは到底許されないことです。八ッ場ダム事業は直ちに中止すべきです。
 水没予定地の川原畑地区から川原湯地区を望む。強制収用を可能とする八ッ場ダムの事業認定は、全水没予定のこの二地区を最初に対象とすることになりました。事業認定手続きを不服として、公聴会開催を求める声、意見を提出する動きが地元からも上がっています。
                   以 上
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【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】

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