市政をひらく安中市民の会・市民オンブズマン群馬

1995年に群馬県安中市で起きた51億円詐欺横領事件に敢然と取組む市民団体と保守王国群馬県のオンブズマン組織の活動記録

世界は今・・・地球温暖化の象徴とされた島国ツバルからのレポート(2)

2009-08-28 23:54:00 | 国内外からのトピックス
■「ツバル」の国名の由来ですが、現地語で「Tu(立つ)」と「Valu(八つ)」からきていて、8つの島(もともと定住者がいなかった一番南のニウラキタ島をのぞく、北からナヌメア、ニウタオ、ナヌマンガ、ヌイ、バイツブ、ヌクフェタウ、フナフチ、ヌクラエラエの八島。なお、現在は、ニウラキタにも50人ほど住んでいる)のコミュニティが協力し、国を作っていこうとの決意が込められた意味であり、平和で極小な国の一つとして、国連で分類されています。


ツバル全島図。
■ツバルはサンゴから形成されている2つの珊瑚島と、7つの環礁島からなり、首都のあるフナフチ環礁などは幅数十メートルから数百メートルの島が輪状に連なって構成されています。フナフチ以外に、空港はなく、ツバル国内の離島間の移動は船に頼るしかありません。しかも、便数が少なく、スケジュールも間近にならないと確定しないため、旅行者には不便ですが、島民はおおらかに対応します。また、フナフチ(フォンガファレ)以外の島には、ホテルやゲストハウスはありません。


ツバルで唯一のホテルのバイアク・ラギ・ホテルは、政府総合庁舎のすぐ隣にある2階建ての建物。エアコン付きだが、お湯は出ない。テレビも電話もない。食堂のメニューはいつも3種類。1泊105豪州ドル。

 1978年の独立時に採用された国旗は、左上に英国のユニオンジャック、右側に9つの金色の星を配しています。下地の青は太平洋を、ユニオンジャックは英連邦に加盟していることを、9つの星は、ツバルを構成する9つの島を表しています。

 ところが、1995年10月から12月までの間は星を1つ取り除いたデザインを、その後の1996年1月から1997年4月にかけてはユニオンジャックを取り除き、国家の紋章を入れた国旗を採用したことがあります。しかし、いずれも不評だったので、1997年4月11日から、独立時に採用した元の国旗に戻されました。しかし、ほんのわずかですが、元の国旗にアレンジが加えられています。自由に国旗のデザインを変えることができるなんて、日本では考えられませんね。


政府総合庁舎前で風にはためくツバル国旗。

【この項「その3」へ続く】


コメント
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