リュック・ベッソンが製作・脚本を手がける人気カーアクションシリーズ第5弾。最高のドライビングテクニックを持ちながら、問題だらけの警官マロはパリ警察から地方都市マルセイユへ左遷されてしまう。赴任先のマルセイユ警察は、フェラーリなどの高級車を使ったイタリアの宝石強盗団に頭を悩ませていた。強盗団に対抗するため、時速300キロ超えの伝説のタクシー・プジョー407を手に入れようとするマロは、タクシーの持ち主ダニエルの甥で、間抜けなタクシー運転手エディとタッグを組むはめに。そんな中、世界最大級のダイヤモンド「カシオペア」が5日後に到着するという知らせが入る。強盗団は用意周到な完璧な作戦でダイヤモンドを盗み出そうとしていた……。「TAXi(4)」までのキャストを刷新し、マロ役のフランク・ガスタンビドとエディ役のマリク・ベンタルハが新コンビとして登場。2人が企画、製作も担当し、ガスタンビドがメガホンを取った。(映画.comより)
見てしまった・・・。自分でも「くだらない」とわかっていたのに、つい「5」が田舎で上映されていることに感動して足を運んでしまった(笑)。しかし、この作品、素直に「taxi5」なのね。よろしい(笑)。自分は「4」を飛ばしてしまっていることに今回初めて気が付きました(って「3」まで見てるのか!)。「3」だったと思うのですが、「忍者」という言葉にいちいち反応してエンジンがかかったり止まったりする車が登場したことや「日本に留学していたことがある(前に勤務でいたのだったかも)だけでカンフーまで使う女刑事が出てきたり、「アホすぎる!」と呆れたのを覚えています。でも、言葉にするとおもしろいみたいで、その話に家族は大ウケしていました。今となっては「4」がどういうお話だったのか、気になりますね。
さて、今回は主演コンビも刷新されています。どうしても往年のプジョーを登場させたかったのでしょう、主演の一人はダニエルの甥という古臭い設定が使われます。で、もう一人は警察のメンバーなんですが、とびきりの運転技術を持つスキンヘッドの兄さん、ということになってます。ごつい体に白くない肌、しかも惚れる相手は技術は確かだが男並みに強い褐色肌の姐さんです。もうここまで来ると、誰を意識しているかは一目瞭然ですね。ウケ狙いもやり過ぎです(笑)。
しかもついこないだまで警察署長だった(はず)のおじさんが、今回は調子に乗り過ぎの市長に。ややこしい。私、「あれ?トランスポーターかなにかと混同してるかな?」と錯覚しかけました。
と、ここまで結構ボロクソに書きましたが、それも愛あればこそ(ホンマか!)。いつものテーマ曲が流れたとたん、「出たっ!」と胸躍ったことは確かです、「ロッキー」並みに。単純な私。
まぁさほど期待していないシリーズ、疲れているときでも、寝不足なときでも、どんなシチュエイションだろうと見てしまえる気軽さ。映画館での正規の料金は不当だと思いますが、ぜひDVDでどうぞ。
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