「アベンジャーズ」シリーズをはじめとするマーベル・シネマティック・ユニバースに連なる一作で、テレビドラマ「SHERLOCK シャーロック」などでおなじみのイギリスの人気俳優ベネディクト・カンバーバッチが、魔術を操る異色のヒーロー、ドクター・ストレンジに扮したアクション。天才的な技術を誇るが傲慢な性格だけが欠点の神経外科医スティーブン・ストレンジは、不慮の事故で両手の機能を失い、築いてきたキャリアの全てが崩壊する。手の治療と失われた人生を取り戻すため、あらゆる手段を模索するストレンジは、やがて神秘に満ちた魔術の力へとたどり着く。魔術の修行に励むストレンジは、強大な敵との戦いに巻き込まれていき、医師として相手を傷つけることに苦悩し、外科医に戻るか最強の魔術師として戦う道に進むかの選択を迫られる。(映画.comより)
あはは!アホな設定だけどおもしろかった。全然深刻じゃなくて、疲れてるときでも見れます。私は今回、日本語吹き替え・3Dでの鑑賞でした。バッチさんの渋いお声を聞けなかったのは残念ですが、上映時間の都合上、仕方がありませんでした。
さて、広く紹介されているように、バッチさんは傲慢な天才外科医。ものすごく態度がでかくて毒舌、でも知識と判断力、手術の技は誰もが黙るほどの天才。そんな彼は、ある日、なにがしの学会に行こうとおしゃれして高級車で出かけるのですが、過信に満ちた運転ゆえ、大事故を起こしてしまいます。一命は取り留めたものの、両手は再起不能なほどの大けが。彼のプライドは粉々になってしまいます。
もちろん、皆精一杯のことはしてくれますが、やはり元通りにはなりません。それでも諦めきれない彼は、とうとうネパールはカトマンズの秘境(?)までたどり着くことに。彼が半信半疑でここを訪ねるきっかけとなる男にベンジャミン・ブラッド。おぉ!久しぶり!ちょっと感激しました(笑)。
そこで師とあがめられているエンシェント・ワンにティルダ・スウィントン。彼女は昔から本当に中性的で、大好きです。(その昔「オルランド」という映画を劇場で見たときも、その違和感のなさに驚いたものでした。主人公オルランドは、何百年も生きて、その人生の中ほどで性を変えるのです。不思議な映画でした。)
そして、半信半疑だったバッチさんも、エンンシェント・ワンに不思議な現象を見せられたり体験させられたりしているうちに、修行に励むようになり、いろんなことがわかってきます。実はエンシェント・ワンは、その一番弟子と袂を分かっていることや、不思議な図書室があること、人間にはわからないけれど、世界には3つのサンクタムという時空間のゲートがあることなど。
いろんな魔法・魔術を結構な早さで身につけてゆくバッチさん。余程に才能があったのでしょうね。「インセプション」そのものの彼らの戦いは、「真の敵は時間だ」とか超常的なせりふに終始し、なんだかよく理解できないのですが、とにかく画面は凝ってます。IMAXで見たら、いかばかりかと思うほど。話に関係はないのですが(笑)。
スタン・リーもちゃっかりカメオ出演してます。すごいですねぇ、もう90歳も回っているというのに、あの元気さ。大したものです。
娯楽作品としては一級品だと思いますね。とにかく楽しむことです。そうそう、オマケシーンが2回あるので、最後まで絶対に立たないでくださいね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます