「スパイダーマン ホームカミング」「スパイダーマン ファー・フロム・ホーム」に続く、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に属する「スパイダーマン」シリーズの第3弾。MCU作品の「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」「アベンジャーズ エンドゲーム」でもスパイダーマンと共闘した、ベネディクト・カンバーバッチ演じるドクター・ストレンジが登場する。前作でホログラム技術を武器に操るミステリオを倒したピーターだったが、ミステリオが残した映像をタブロイド紙の「デイリー・ビューグル」が世界に公開したことでミステリオ殺害の容疑がかけられてしまったうえ、正体も暴かれてしまう。マスコミに騒ぎ立てられ、ピーターの生活は一変。身近な大切な人にも危険が及ぶことを恐れたピーターは、共にサノスと闘ったドクター・ストレンジに助力を求め、魔術の力で自分がスパイダーマンだと知られていない世界にしてほしいと頼むが……。サム・ライミ監督版「スパイダーマン」シリーズに登場したグリーン・ゴブリンやドック・オク、マーク・ウェブ監督版「アメイジング・スパイダーマン」シリーズのエレクトロなど、過去のシリーズ作品から悪役たちが時空を超えて登場。それぞれウィレム・デフォー、アルフレッド・モリーナ、ジェイミー・フォックスら当時のキャストが再登板した。(映画.comより)
<2022年1月9日 劇場鑑賞>
うわ~楽しかった!実は、こういう展開になると知らずに行きました。予告編は何度も見たので、旧作からアルフレッド・モリーナやジェイミー・フォックスが出演するとは知ってましたが、こうなるとは・・・。いや、いままでの作品を見なおしてから行くべきでした。もっとも、何作もあるから時間的にしんどいでしょうけど。
充分に楽しかったのですが、突っ込みどころもあって。まぁそれがドクター・ストレンジの性格と言ってしまえばそれまでなのですが、予告でもある通り、ピーター・パーカーに頼まれてある魔法を使います。が、その途中でピーターが追加の希望をどんどん言うので、ドクターも大混乱。それが原因でユニバースが混乱するのですが、そんな大きな魔法を使うのなら、試行する前に「本当にこれでいいのか」とか、依頼を確認しておくべきではなかったですか?「これだから子供は・・・」というセリフがありますが、相手が子供だとわかっているのなら、なおのこと。物事は確認してから施行するべきです。魔法が始まっているのなら、もう言い分は無視するとかね。もちろん、後からいろいろ言うピーターも悪いのですが。
もう一つ。オマケのシーンが多すぎる。それでなくても映画は広告も入れて2時間40分の長丁場。一度オマケシーンが出たら、それだけかと思ってトイレに立ってしまう人もいるだろうに、少し性格悪いかも。水分制限して参加しなければいけませんね。
<ここからネタバレ>
個人的には、ウィレム・デフォーを見れたのがうれしかったです。ジェームズ・フランコもちょっと期待したのですが、残念!過去の登場人物が、CGで若返って当時の姿で出て来るので、トビー・マクガイアなんかは「サイダーハウス・ルール」を想起してしまい、ヒロインの話が出た時はシャーリーズ・セロンが頭に出て来て、イメージ混乱しまくりました(笑)。いや、私がアホなだけです。
今は何でも「ポリティカル・コレクトネス」がはやりですが、この映画に関しても、話自体がすこし”いい子”過ぎるのでは、という気もしました。もちろん、どんな人物(?)であろうと、やり直しの機会を与えることは大事でしょうが、ちょっと「非白人たちを劣っていると決めつけ、白人化することが本当に善行だと思っていた昔の白人たち」、言ってみれば「裸足の1500マイル」みたいに見えたのは私だけでしょうか。ピーターたちが上から目線で行動しているように見えた私でした。性格悪くてすみません。
でも、映画は本当に楽しめました。ぜ~んぶを見ていないとわからないのが難点ですが、マーベル好きにはおススメです。
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