ロバート・デ・ニーロ、トミー・リー・ジョーンズ、モーガン・フリーマンとオスカー受賞の名優たちが顔をそろえたコメディ。1970年代のハリウッド。B級映画プロデューサーのマックスは、ギャングのレジーからの借金返済に頭を悩ませていた。そんなマックスが苦し紛れに思いついたのが、危険なスタント撮影での死亡事故で保険金を手にするというとんでもないトリックだった。マックスは往年のスターであるデュークを老人ホームから担ぎ出し、西部劇の撮影をスタートさせる。撮影の本当の目的は映画を絶対に完成させずに、撮影中にデュークに死んでもらうこと。しかし、マックスの目論見ははずれ、デュークが思いのほかしぶとかったために撮影は順調に進んでしまう。マックス役をデ・ニーロ、デューク役をジョーンズ、レジー役をフリーマンがそれぞれ演じる。監督はデ・ニーロ主演のコメディ「ミッドナイト・ラン」で脚本を手がけたジョージ・ギャロ。(映画.comより)
<2021年6月6日 劇場鑑賞>
最近の年輩役者はとても元気ですね。却って若者が目立たないほど。私がそう思うだけかもしれないけれど。この映画も上の通り3人の名優が共演するわけですが、何と言っても出ずっぱりなのがロバート・デ・ニーロ。もちろん、三人三様の魅力と見せ場があるわけですが、口八丁手八丁、口から生まれてきたかと思うほどのハッタリ男の映画プロデューサーを演じて出色です。こんな名優を捕まえて出色も何もないわけですが、あまりの不謹慎さに気分が悪くなるほど。近くにこんな奴がいたら避けるかも。いや、なんの得もない私なんかに近づかないか。デ・ニーロ、うますぎ。
話は上にある通りで、それ以上のことはないので、ここは作品で印象に残った若手俳優を見てみたいと思います。エミール・ハーシュ、彼は割とキャストとして名を書かれているようですが、完全にデ・ニーロに喰われています。よく見ていないと彼だと気づかないほど。そして、常にデ・ニーロと一緒にいる甥がザック・ブラフ。ぼちぼちと映画には出ていたみたいですが、私は記憶になかったです。でも、賢くないけれど人のいい甥を演じて存在感がありました。あと、個人的に印象に残っているのが、理想に燃える映画監督を演じたケイト・カッツマン。彼女も知らなかったですが、美人でした。「男くさい映画を撮るんだから」とデ・ニーロと甥は反対していたのに、トミー・リー・ジョーンズがごり押ししたのです。きっと美人だからでしょう(笑)。でも、トミーととても相性がよくて、ラッキーな展開になってました。
まぁばかばかしい映画なので、DVDでも大丈夫かと思います。短くて見やすいし。トミー・リー・ジョーンズはくたびれてましたが、モーガン・フリーマンはなかなかキマってました。
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