ゆく春や 浮草なれど 花しのぶ
散るはなやぎの 香りとどめむ
年々、年をとると1年が速くなっている。時が速く過ぎ去っていくのだ。
それに反比例して、自分の歩く速さが遅くなっている。かつては(遅れまいとして)急ぎ足の達人だったのに。
こんなはずではないと自問し、苦笑し、諦念する。
世界では様々なことが起こっている。
新型コロナウィルスによるパンデミックのあとには、ロシアによるウクライナ侵攻、イスラエル・パレスチナの戦乱、地球温暖化に伴う異常気象……
地球では何が起こっていて、今を生きる世界はどこへ向かっているのか。
フランスの人類学者、エマニュエル・トッドいうところの第3次世界大戦は始まっているのかもしれない。世界も、こんなはずではないと自問しているだろう。
世界は、そして個人は、自転しながら公転している。
*お節といえずも、お節料理とする
令和6(2024)年が始まった。
青空の晴れた日だ。もう日も上ったころ、変わらず一人だけの正月気分を味わうこととする。
お節料理らしさは、“鰊の昆布巻き”だけ。必備であるはずの蒲鉾が昨日(大晦日)の夜買物に行ったら、駅前のスーパー2店とも売り切れだった。田作りも今年はなしだ。
野菜類は、ほうれん草のお浸し、カボチャ煮。ゆで卵に冷やっこ。刺身はカンパチ。酒の摘まみに銀杏、焼き鳥2本。
これではお節料理とは言えず普通の料理を並べただけだが、皿だけは食器棚に飾ってあるのを取り出した特別の日用で、少しは華やかを演出する。
酒は、ここのところ正月恒例となっている“越乃寒梅”である。
この後、少しは正月気分をと雑煮を食す。
1日は初詣にも出かけず、明日(2日)に近所の白山神社にでも出かけることにしよう。
親が生きていたときは毎年、実家の佐賀で正月を迎えていた。そのときは、大晦日の夜から正月の朝にかけて、近くの寺の西福寺に行って、除夜の鐘を叩いて(来た人には寺で鐘を叩かせてくれた)新年を迎えていた。
そんな新年も懐かしい。
迎える新年も、年々変わる。自転しながら公転している。
散るはなやぎの 香りとどめむ
年々、年をとると1年が速くなっている。時が速く過ぎ去っていくのだ。
それに反比例して、自分の歩く速さが遅くなっている。かつては(遅れまいとして)急ぎ足の達人だったのに。
こんなはずではないと自問し、苦笑し、諦念する。
世界では様々なことが起こっている。
新型コロナウィルスによるパンデミックのあとには、ロシアによるウクライナ侵攻、イスラエル・パレスチナの戦乱、地球温暖化に伴う異常気象……
地球では何が起こっていて、今を生きる世界はどこへ向かっているのか。
フランスの人類学者、エマニュエル・トッドいうところの第3次世界大戦は始まっているのかもしれない。世界も、こんなはずではないと自問しているだろう。
世界は、そして個人は、自転しながら公転している。
*お節といえずも、お節料理とする
令和6(2024)年が始まった。
青空の晴れた日だ。もう日も上ったころ、変わらず一人だけの正月気分を味わうこととする。
お節料理らしさは、“鰊の昆布巻き”だけ。必備であるはずの蒲鉾が昨日(大晦日)の夜買物に行ったら、駅前のスーパー2店とも売り切れだった。田作りも今年はなしだ。
野菜類は、ほうれん草のお浸し、カボチャ煮。ゆで卵に冷やっこ。刺身はカンパチ。酒の摘まみに銀杏、焼き鳥2本。
これではお節料理とは言えず普通の料理を並べただけだが、皿だけは食器棚に飾ってあるのを取り出した特別の日用で、少しは華やかを演出する。
酒は、ここのところ正月恒例となっている“越乃寒梅”である。
この後、少しは正月気分をと雑煮を食す。
1日は初詣にも出かけず、明日(2日)に近所の白山神社にでも出かけることにしよう。
親が生きていたときは毎年、実家の佐賀で正月を迎えていた。そのときは、大晦日の夜から正月の朝にかけて、近くの寺の西福寺に行って、除夜の鐘を叩いて(来た人には寺で鐘を叩かせてくれた)新年を迎えていた。
そんな新年も懐かしい。
迎える新年も、年々変わる。自転しながら公転している。
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