カトリーヌ・アルレー原作 バジル・ディアデン監督 ジーナ・ロロブリジーダ ショーン・コネリー ラルフ・リチャードソン ジョニー・セッカ 1964年英
今、もっともセクシーな女優は誰かといえば、アンジェリーナ・ジョリーだろうか。さらにスペイン女のペネロペ・クルス。セクシーとは違うけど美女のイギリス女キーラ・ナイトレイ。少し遡ってイタリア女のモニカ・ベルッチ、アメリカ女のシャロン・ストーン。
さらに遡れば、イタリア女のC・Cことクラウディア・カルディナーレ、フランス女のB・Bことブリジット・バルドー、そしてアメリカ女のM・Mことマリリン・モンローなどに行き着く。
それに、キム・ノヴァクやジャンヌ・モローなどの成熟した女、正統派美女のカトリーヌ・ドヌーブやドミニク・サンダ、はたまたジーン・セバーグやジャクリーヌ・ササールなどの美少女イメージを付け加える人がいるかもしれない。
忘れてならないのは、50年代から60年代と長い間ヨーロッパではこの人がセクシーの代名詞だった時代があった。それは、イタリア女のジーナ・ロロブリジーダ。
伝説の美男子ジェラール・フィリップと共演した「花咲ける騎士道」、「夜ごとの美女」で名声を不動とするや、その後はそのグラマラスな肉体で男どもを虜にした。
セクシーな男優といえば、ブラッド・ピッド、キアヌ・リーブス、ヒュー・ジャックマンetc.etc.
しかし今は髪も薄くなりすっかり渋くなったが、やはり「007」の初代ジェームス・ボンド役で一世を風靡したショーン・コネリーをあげなければならない。この人には、アラン・ドロンにはないゼントゥルマン、紳士の雰囲気があった。
セクシーな女とセクシーな男である、この二人が共演した映画が「わらの女」である。
内容は、大金持ちの初老の実業家である男(ラルフ・リチャードソン)は車椅子の生活だが、まだ第一線で指揮をとっていて、意気軒昂で女性への強い関心もある。
その甥である男(ショーン・コネリー)は、子供がいない叔父の仕事を受け継いでいるのだが、遺産はわずかしかもらえず、叔父が死んだらその大半は慈善事業に寄付すると遺書にあるのが不満である。
その叔父のところに、お抱え看護師として美女(ジーナ・ロロブリジーダ)がやってきた。甥は看護師に叔父に取り入れられるようにし向ける。叔父は一目で看護師を気に入り、やがて結婚するに到る。そして、妻に遺産を譲るように遺書を書き替える。
そして、叔父である男と今は妻になった看護師と甥の三人は、船で海に出かける。そこで、叔父の男が突然死ぬ。
男は病死なのか殺害なのか、もし殺されたとしたら誰がどうやってというミステリー仕立ての映画である。
「わらの女」、変わったタイトルだと思っていた。
かつて高校時代に、このようなタイトルの映画を見たのだが、もっと地味な暗い映画だったように思った。それに、ロロブリジーダのような魅力的な女性が出てきたという印象はない。
だとすると、「わらの女」ではなく「わらの男」(ピエトロ・ジェルミ監督)だったのだろう。
映画の原作は、「Woman of straw」。もともとカトリーヌ・アルレーの原作は、フランス語で「La femme de paille」。直訳通り、わら、つまり藁の女である。
もともと、わらの男は、取るに足らない人間を言ったようである。それに操り人形、傀儡を意味したようだ。
それは、この映画の主題を意味しているのだが、男と女、どちらが藁なのか分からないというのが人間の本質のようである。
今、もっともセクシーな女優は誰かといえば、アンジェリーナ・ジョリーだろうか。さらにスペイン女のペネロペ・クルス。セクシーとは違うけど美女のイギリス女キーラ・ナイトレイ。少し遡ってイタリア女のモニカ・ベルッチ、アメリカ女のシャロン・ストーン。
さらに遡れば、イタリア女のC・Cことクラウディア・カルディナーレ、フランス女のB・Bことブリジット・バルドー、そしてアメリカ女のM・Mことマリリン・モンローなどに行き着く。
それに、キム・ノヴァクやジャンヌ・モローなどの成熟した女、正統派美女のカトリーヌ・ドヌーブやドミニク・サンダ、はたまたジーン・セバーグやジャクリーヌ・ササールなどの美少女イメージを付け加える人がいるかもしれない。
忘れてならないのは、50年代から60年代と長い間ヨーロッパではこの人がセクシーの代名詞だった時代があった。それは、イタリア女のジーナ・ロロブリジーダ。
伝説の美男子ジェラール・フィリップと共演した「花咲ける騎士道」、「夜ごとの美女」で名声を不動とするや、その後はそのグラマラスな肉体で男どもを虜にした。
セクシーな男優といえば、ブラッド・ピッド、キアヌ・リーブス、ヒュー・ジャックマンetc.etc.
しかし今は髪も薄くなりすっかり渋くなったが、やはり「007」の初代ジェームス・ボンド役で一世を風靡したショーン・コネリーをあげなければならない。この人には、アラン・ドロンにはないゼントゥルマン、紳士の雰囲気があった。
セクシーな女とセクシーな男である、この二人が共演した映画が「わらの女」である。
内容は、大金持ちの初老の実業家である男(ラルフ・リチャードソン)は車椅子の生活だが、まだ第一線で指揮をとっていて、意気軒昂で女性への強い関心もある。
その甥である男(ショーン・コネリー)は、子供がいない叔父の仕事を受け継いでいるのだが、遺産はわずかしかもらえず、叔父が死んだらその大半は慈善事業に寄付すると遺書にあるのが不満である。
その叔父のところに、お抱え看護師として美女(ジーナ・ロロブリジーダ)がやってきた。甥は看護師に叔父に取り入れられるようにし向ける。叔父は一目で看護師を気に入り、やがて結婚するに到る。そして、妻に遺産を譲るように遺書を書き替える。
そして、叔父である男と今は妻になった看護師と甥の三人は、船で海に出かける。そこで、叔父の男が突然死ぬ。
男は病死なのか殺害なのか、もし殺されたとしたら誰がどうやってというミステリー仕立ての映画である。
「わらの女」、変わったタイトルだと思っていた。
かつて高校時代に、このようなタイトルの映画を見たのだが、もっと地味な暗い映画だったように思った。それに、ロロブリジーダのような魅力的な女性が出てきたという印象はない。
だとすると、「わらの女」ではなく「わらの男」(ピエトロ・ジェルミ監督)だったのだろう。
映画の原作は、「Woman of straw」。もともとカトリーヌ・アルレーの原作は、フランス語で「La femme de paille」。直訳通り、わら、つまり藁の女である。
もともと、わらの男は、取るに足らない人間を言ったようである。それに操り人形、傀儡を意味したようだ。
それは、この映画の主題を意味しているのだが、男と女、どちらが藁なのか分からないというのが人間の本質のようである。